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管内視察(3)放課後子供教室① [議会]

みんなだいすき1.jpg今回の視察の第一目的が、宮内小学校の放課後子供教室を見せていただくことでした。→https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2020-09-21-2

いただいた視察資料の中に「みんなだいすき」と題する家庭への「お便り」が9号分入っていました。これまでに発行された全部です。一目で放課後子供教室に取り組むスタッフの意気込みが伝わってきてワクワクしました。竹田重隆先生.jpg教室全体をとりまとめるコーディネーター竹田重隆先生(元・梨郷小校長、宮内小教頭)の「文責」です。

第1号(7/9)《この度の、放課後子供教室の開設にあたり、ご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。また、魅力的な宮内の町、そこで育つ子供たちの将来が楽しみです。》で始まっているのがなんともうれしい。小学校のすぐ目の前の熊野大社の賑わいがオーバーラップして、明るい未来が見えてきます。 

第2号(7/20)《当初、平日の参加児童は、50〜60人ぐらいだろうという予測の下で準備をしていました。それがなんと倍以上の連日100人ごえです。・・・一年生から六年生までが一緒になっての活動ですから、力の差は歴然、求めるものにも差があります。ここからが知恵のだしどころ、子供たちの子供らしい発想におおいに期待するところです。》《宮内愛を発揮しながら放課後子供教室でも子供たちは大奮闘です。したがってスタッフの大人たちも毎日作戦会議です。どうしたら、限られた場所と時間の中で子供たちに満足してもらえる遊びのチャンスを提供することができるのか。子供たちの活動の様子をじっくり観察しながら、日々格闘です。》 

第3号(7/27)、「ああ!感動」が見出しです。《一週間たって、子供たちの遊びの質が変わってきました。特に上級生、6年生を中心として、下級生の面倒を見て遊ぶ姿があちらこちらに見られました。・・・その表情がいい。面倒を見ている上級生も、遊んでもらっている下級生のその顔がとても自然でいい。子供らしくていい。また、野球やサッカーでは、友達を誘っての集団遊びができてきました。これまた、学年の壁を越えて、時には衝突があっても、上級生がそれをおさめている姿がありました。・・・スタッフの先生方の表情も実にうれしそうでやわらかい。/120名で記録更新、一番混み合っているはずなのに、なぜかゆとりを感じました。》

第4号(8/5)《子供たちの純粋な日々の行動から、スタッフも必死にこの放課後子供教室の今後について模索しています。やっぱし、「おらだ、宮内のおぼごだぢは、みんな幸せになってもらわんなね。」と。そこに、私たち地域の大人たちがどのようにお節介すればいいのか。何があっても、子供たちはめんごいし、輝きを感じます。安心できる居場所、遊びの場、学びの場、創造の場、ほっと一息心を解放できる場、何かをはき出せる場、エネルギーを充電できる場、何かに気づける場、自分探しの場、人の良さに気づく場、地域の大人との関わりでの発見、将来の自分考える場などなど。何かひとつでも出会えて、自分のものにできればいいなあと思います。「人の顔色うかがって生きるよりも、自分の信念に基づいて生きる」人になれたらと思います。/とにかく日々はがゆく学びの連続です。二学期はじっくり作戦を練って挑みます。》 

第5号(8/18)《南陽高校の皆さんには大変お世話になりました。二日間にわたって11名の高校生の皆さんが活動の中心となり子供たちをしっかりまとめて、楽しく活動することができました。ほんとに頼もしい働きぶりに一同心より感謝です。》 

第6号(9/10)《自由な空間、安心安全な居場所、自由な学び、自由な遊びを求めて、子供たちは、少しずつ自分の時間の使い方を身につけてきているようです。時間いっぱい使って遊ぶ人、勉強する人。おうちの都合や自分の計画、考えでちょっぴり早く帰る人。あくまでも、子供たちの目的、考えに基づいた主体的・自主的な活動のできる場所が放課後子供教室の本来の姿です。私たちスタッフにできるのは、地域のおじちゃんおばちゃんの安心・安全の見守りと支援、ちょっぴりのおせっかいです。あくまでも、子供たちの元気とパワー、子供らしい発想とアイデアに支えられています。》 

第7号(9/29)《「子供は、学校で立派にし、家庭でも立派にし、スポ少・クラブでも立派にし、習い事で立派にし・・・いきぬき・ガスぬきをどこでしているのだろうか。」もしかしたら、この放課後子供教室でいきぬき・ガスぬきをしているのだろうか。・・・わずか1、2時間の活動の中で、あちこちで衝突が起きます。・・・時々「だれちゃんにたたかれた、けられた、悪口を言われた、おされた。とんでもない汚い言葉を吐いていた。くそじじい。」などの話が耳に入ってきます。こてんぱんにつぶすのは簡単ですが、大事なのは、自分自身の気づきです。」・・・子供たちにゆだねられた、自由な活動であるから、みんな気持ちよく学び遊ぶためにはどうしたらよいかをじっくり考えられる場だと思います。》 

第8号(10/5)《子供たちがそれぞれに考えた様々な活動を行なっています。時間も自分の目的に沿ってずいぶん上手に使えるようになってきました。もっともっとこの放課後子供教室が子どもたちの心の居場所になっていければいいなと思います。》 

みんなだいすき9.jpg第9号(10/16)《宮内小学校放課後子供教室加入者数は、218名となりました。放課後子供教室の輪は、まだまだ広がっています。3ヶ月がたち、子どもたちの成長の跡もいっぱいみつけました。「あの子が1年生に勉強を教えていた。」「1年生が6年生に遊んでもらってうれしかったことを日記に書きました。」けんかの仲裁に入ってくれる上級生。けんかをしてもすぐ仲直りできるいい友達。ちょっとの時間を見つけ大切な時間を過ごしていく人たち。何かを求めて放課後子供教室にやってきます。この中身は、学年によって、また一人一人違うのだと思います。自然とあいさつができるようになり、友達に対して優しくなれたり、自分のわがままを抑えて自分を大切にできるようになっていくのだと思います。異学年の関わりがとっても貴重な自由な遊びと学びの空間です。良い日があれば様々な問題が起こる日もあり日替わりメニューですが、本来持っている一人ひとりの子どもたちの良さを信じて、スタッフ一同、地道に日々の支援、見守りを続けていきます。》

じっくり読んでおきたくて最後までメモりながら読んでみました。ひとまずここで切ります。(つづく) 

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