龍口神社御神体拝観(2) [熊野大社]
御神体の御遷座ということで、午後7時、夕闇迫る中での神事だった。祝詞を録音させていただいた。蛙の声かまびすしい中でとりわけ荘重に響いている。
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御神体は現存する氏子の方々、だれも見たことがないし、見たという話を聞いたこともない。見てはならないと伝えられてきたという。今回、「御神霊をお遷ししたので御拝観されてもいい」という宮司の言葉で拝観させていただくことになった。
御神体が納まる筺は厳重にくくりつけられていた。取り出された筺の中には、木彫の神像一体、塗りがほどこされ、形の整った神像なのか仏像なのかが一体。とりあえずおそるおそるのスマホ撮影で心許ないが、見る人見ればこの写真だけでもおおよその判断は可能ではないだろうか。おわかりになる方、ぜひご教示願いたい。それから慶応三年に納められたという、「竜口大明神」という筺に入った御神璽。これは『山形県神社誌』に《文応元年高橋安房守の創建。文久二年八月再建。慶応三年六月神祇伯令備前守大江朝臣殿より神霊を奉遷する》とあった神璽。ひととおり拝観の後、元の筺に納められ、白い布で覆って熊野大社へと御奉遷なった。(つづく)
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