「ステークホルダー資本主義」

前記事で動画「コロナウイルス：コロナ・コンスピラシー」を見たことを書いた。「世界フォーラム」主催の「イベント201」についての動画だった。そのあと日経を広げたら、「世界経済フォーラム」の創設者クラウス・シュワプ氏が「コロナと資本主義 私はこう見る」に、見出しが「企業は社会と生きる存在」で登場していた。キーワードが「ステークホルダー資本主義」。この日の一面の連載記事「コロナと資本主義 -4–」も「ステークホルダーと歩む」。ステークホルダーとは、国家や社会、従業員などの幅広い「利害関係者」のこと。シュワプ氏の発言、《新型コロナウイルスの感染拡大を受け、企業と社会の関わり方が改めて問われている。企業が社会を含めた幅広い利害関係者に対して責任を持つ「ステークホルダー資本主義」にシフトすべきだ。》《「（コロナ時代のステークホルダー方針は）企業は社会全体への責任を負っている、との考えを核としている」》《「企業は株主第一主義からステークホルダー主義に移行し。環境や従業員、顧客などに配慮するようにならないといけない。」》《「欧米では主に個人の利害に重きが置かれる。一方、ステークホルダー資本主義は集団にとって最善の形を追求すれば各自が満たされるという考え方だ。個人を基盤にした民主主義の原理と、個人がつながった地域社会の幸福、という双方の観点を併せ持たないといけない。」》《互いにつながり合ったグローバル経済では、今後も地球環境の破壊など様々な危険が訪れるだろう。そこで生き延びるだけの備えを持てるのは長期の成長をめざす企業だ。その意味でもステークホルダー資本主義の考え方は今、かつてないほど重要になっている」》

今更言われるまでもない。トップをよく知る南陽市内3つの企業が思い浮かんだ。（株）三幸ソーイングと（株）エヌデーソフトと（株）三陽製作所。いずれもその主な供給先は地元外。それでも地域への貢献ぶりは根っからのもので単なるパフォーマンスではない。そうして業績を伸ばしてきたし、この嵐が過ぎ去った後もなくてはならない企業として残りつづけるにちがいない。そう思いつつ、「世界フォーラム」が構想するコロナ以後の世界とは、われわれ置賜人にとってごく身近な世界なのではないのかと思った。シュワプ氏の言葉にあらためて「21世紀、置賜は世界の中心になる！」がリンクした。もっとも置賜に限らず、日本人にしてみればあたりまえのことなのだ。コロナ後、世界が日本に追随する、そんな気がした。コロナ騒ぎを通り抜けることで、あたりまえがあたりまえになる。そう思いつつ、マドモアゼル愛さんがyoutubeで話しておられるのを知った。

「正しい人は落ちぶれなさっている」https://www.youtube.com/watch?v=YYRjTa1q58w に納得。これも必見です。魚座の時代のピークが過ぎて水瓶座の時代へ。望む時代に向かっているようです。亀さんが386（2019/04/19 (Fri) 06:14:19）で、竹本忠雄著『天皇霊性の時代』の一文を紹介しておられました。

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「霊性の時代」は「女性性」の復活の現代と一致して到来したことと合わせて考えると、なおさら興味ふかい言葉です（「女性性」であって、「フェミニズム」 ではありません）。というのも、キリスト教世界の霊性は、ユングをはじめ多くの智者から予示されてきたとおり、キリスト中心の「男性性」時代からマリア中心の「女性性」時代へと移り、その大転換点は、二十世紀末から二十一世紀初めのころとされているからです。ということは、まさにわれわれの時代、ということになります。天文学上ではそれは、春分点が魚座水瓶座（アクエリアス）に移る時期を示すところから、一時期「アクエリアス時代」という言葉が世上で流行したこともありました。
「悪」の問題から考えると、霊性上のこの重心推移は、きわめて意義ふかい何かを示しています。
『天皇霊性の時代』p.75
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堺屋太一監訳の『アクエリアン革命―′80年代を変革する「透明の知性」』をワクワクしながら読んだのを思い出しました。ちょうど徳田虎雄理事長に出会った年、40年ほど昔です。《“個”が持つそれぞれの価値観を認め合い、共生や協働できる社会へのパラダイムシフトを予見した「アクエリアン革命」》と評したブログを見つけました。（「春夏秋冬いつもそよ風」）

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【追記　2.6.19】

《ESG（環境、社会、統治）主義は、企業の基本理念として、株主資本主義に代わり、世界に広まろう。》

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【追記　2.6.19】日経「大機小機」
《ESG（環境、社会、統治）主義は、企業の基本理念として、株主資本主義に代わり、世界に広まろう。》
by めい (2020-06-19 04:26)