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『新型コロナウイルスの真実』(岩田健太郎)を読む [本]

岩田健太郎.jpg本書は非常時モードで突貫工事で作られた本》(あとがき)ゆえ、この本によって「新コロナの真実」を知ることよりも、「新コロナにどう相対するか」がありがたかった。新コロナに対処する姿勢、私なりに感じ入ったこと3点。

①結論を決め付けない姿勢。《ゼロベースで、「自分の意見なんていつでも変わっていい」という宙ぶらりんな状態で、何が来ても右にも左にもすっと動ける武道の達人みたいな脱力状態を保つこと、意固地にならないことが大切なんです。》(はじめに)

②目的は「頑張る」ことではなくて「勝つ」こと。《(官僚の形式主義は)形さえ満たしておけば、本質は関係ない。事実は関係ない。そして、結果も関係ない。バットを振ってボールを投げていれば、それでいい。試合で勝つか負けるかは、俺たちの知ったこっちゃない、というアマチュアの発想です。》(第3章「ダイアモンド・プリンセスで起こっていたこと」)

③同調圧力→全体主義。《ダイアモンド・プリンセスでぼくに起こったことは、典型的な全体主義でした。違う意見を認めないで排除する。しかも追い出した人は、「みんな頑張っているのに和を乱すやつがおかしい。自分たちは正しいことをやったんだ。」と思ってるわけです。それが一番危うい。》(第4章「新型コロナウイルスで日本は変わる)

要するに《新型コロナウイルス対策の第一歩は、信頼できる情報を集めることです。》ということで、入門編として厚生労働省のウェブサイトを推薦。そして、《逆に、一番間違ってる可能性が高いのはテレビです。》(第4章)

◎私が今朝読んでよかった記事→新型コロナウイルスによる肺炎とは?他の肺炎と何が違うの?(医師ブログ)奥田正行さんの下記発言から「サイトカインストーム」について知りたくて見つけた記事。

*   *   *   *   *

102:奥田 正行 :2020/04/18 (Sat) 01:52:46
>>100
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症・武漢肺炎の得体の知れなさの続きです。

今回は、その第2弾として、
1.発病者の1、2週間後の重症転換は、自己免疫暴走・サイトカインストームであること、
2.全経過が長いため重症者の蓄積が医療現場に圧し掛かり、ひいては医療崩壊となること、
を以下のツイートから認識したことを報告します。

また、武漢肺炎を対象に抗IL-6受容体抗体アクテムラ(トシリズマブ)のサイトカインストーム
抑制に関する国内試験開始とのことですが、
ほとんど全ての感染症で免疫暴走により多臓器障害発生という事実があり、
免疫暴走を抑える薬の有効性はほとんど証明されていないに関わらず、
武漢肺炎に限り免疫暴走を抑える薬が著効する可能性は極めて低い、
とのことです。

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