裏金問題→そもそも「政治は金がかかる」という発想がおかしい [舟山やすえ]
やすえちゃんが参院予算委員会で質問に立った。私は見逃してしまったが、やすえちゃん自身がFBで論点を整理してくれていてよくわかる。
裏金問題のおかしさの本質はどこにあるのかを思い続けてきたのだが、要するに「政治は金がかかる」という発想そのものがおかしいのではないか。そんな政治は本来の政治ではない。まずもって「世の中どうあるべきか」を論議することが出発点であるはずなのに、そこをないがしろにしたままで「利益誘導」を第一にするからおかしくなる。政治家自身にとっての「利益誘導」の極みが「選挙に当選すること」だ。そこから全部狂ってくる。金なんかかけなくとも選挙はできる。高畠町議選で4位当選の竹田正樹くんはその範を示してくれた。→「衝撃的！竹田正樹君の「選挙運動費用収支報告書 」」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2023-08-15-1
南陽市議会選挙は3月17日告示、24日投票。私にとっては最後の選挙のはずだ。私なりの選挙をしたい。
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１月29日、衆参両院で予算委員会の集中審議が行われました。
私は、衆議院で9人が午前中に質問した後、参議院で６番目に質問に立ったので、論点はかなり出尽くした感はありましたが、パネル等を使いながら、抜けている点、強調すべき点を中心に、16分間質問をしました。
実は、参議院予算委員会は、理事会での協議が難航し、なんと、開会が約30分遅れました。私をはじめ、何人かのパネルに「裏金」との記載があることが問題だと、自民党が騒いだとのこと。「表に出てこなかったお金＝裏金」との表現のどこが問題なのか？？この点1つとっても、自民党の問題認識の欠如が明らかになった気がします。自民党曰く「裏金問題ではない、不記載問題若しくはコンプライアンス欠如問題」なんだとか。
さて、私の論点は、「再発防止と政治への信頼回復に向けては、透明性の確保が何より重要との観点から、①事実関係の公表を求めるとともに、②政治団体や政治家に関係する資金処理に関するルールの明確化、及び法適用の厳格化」が必要であるということ。
まず①に関して。それまでの質疑で、総理からは、党として実態解明を行うべきだとの指摘に対して、「実態解明に向けた聞き取り調査を行う予定で、外部有識者も加える」との答弁がありました。現在、各派閥や個人が五月雨式に「実はこの裏金、政治団体への寄付でした」と修正していますが、本来、原因や事実関係の解明が先であるべきです。その観点から、勝手に自分に有利なように修正される前に、党として責任を持って第三者を入れての客観的な報告書を出すべきだ、と提案。しかし、総理は、「検察による捜査で法的責任が追及される、その結果に基づいて修正することは実態を把握する上でも重要」との認識しかなく、党として責任を持って解明するんだ！という気概が感じられない残念な答弁でした。
②に関して。収支報告書への記載義務があるお金を、記載せずに受け取ったと言うことは、記載義務のない個人が受領したと考えるべきだと指摘。その上で、「個人の雑収入として計上し、課税対象として税務当局はしっかりと扱うべき」と提案。にもかかわらず「個々の事実関係に基づき、法令等に照らして判断する」としか答弁しません。だから、甘くいい加減になるんです。そのときそのときの都合に合わせて、修正が許されてしまうことが、国民の不信を招いているといわざるを得ません。課税収入とする場合は、収支内訳書を義務づけるなど証拠書類の提出を強化することも併せて提案しました。
そもそも、企業から議員個人への違法献金がバレた後に、後付けで企業から政治団体への合法的な献金でした、と修正することが許されるのか？？⇒驚くべきことに、総務省はそれでも受理するのですよ！総務大臣の答弁では、その際の違法性はまた別に判断されると。じゃあ誰がどのタイミングでその違法性を判断するのか？これまた曖昧なんです。
そのほか、なぜ金額の多寡で起訴不起訴が決まるのか？記載義務の基本もわからない会計責任者を選んだ議員本人も選任・監督義務があり共犯関係にあるのではないか？などたくさん論点はあります。
今後、政治資金をめぐる改革議論が進むと思いますが、このような曖昧な点を明確化し、逃げ道を無くすような方向にしていかなければなりません。
小松 泰
正直、少ない時間での質問だったので心配していましたが問題の焦点を絞っての質問だったので非常に分かりやすかったと思います。
しかし総理の答弁にはハッキリとした意志が感じられなかったのも事実です。
なんとかしたいですね、この状況を 。
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