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GIGA構想→「書くこと」を忘れる子どもたち [メモ]

GIGA構想の反面として、「書くこと」を忘れた子どもたちが今後どうなってゆくか。私自身、「書くこと」がほんとうに億劫になっています。

*   *   *   *   *
柴田 克美さんのプロフィール写真
·

書くことです。
すでに文科省のGIGA構想で一人一台パソコンの悪い影響が出始めています。

・板書をパソコンで撮る。
・予定帳を配信する。
・日記をパソコンで書く。

人間は「書くこと」で事柄が脳に刻まれます。
先生の板書をノートに写すという作業を通して
頭の中が順序だって整理され、記憶として残ります。

それを記録もしないで、あとで黒板をパシャッと
パソコンで撮って、何の意味があるのでしょう。
もちろんノートへの記録をして単なる「写真記録」として
残すのはアリです。
しかし書きもしないで撮っただけでは本末転倒です。
大人ならまだしも子どもには「書くこと」が重要です。

予定帳を書かないでクラスの配信で済ませる教師がいます。
使い方が完全に間違っています。
子どもは明日の予定を自分で書かないので、
何を明日準備して、どんな計画でやるのか、
帰宅してパソコンを開けるまでわかりません。
自分で書いてこそ下準備ができるのです。

日記帳をアプリで共有して出させる教師がいます。
子どもたちは漢字を書かないので、テストで漢字を
書くことができなくなっています。
明らかに漢字を自分の手で書かないことの弊害です。

このようにして教師が「書くこと」の意味を忘れ
デジタルで済ませようとすることは
アホな日本人を大量生産していることなのです。
さらに悪いことには若い世代の教師は
自分がしている弊害に気づいてさえいないことです。

そしてそれを危惧している校長が
若い世代を指導もできないでいるのです。

パソコン配布自体は悪くないのです。
パソコン業者とソフト業者、それに管理業者と文科省、地方自治体が
癒着あることぐらいは現場にいましたからわかります。
誰が儲けようと金の流れがあるのはわかっていますが、
そんなことはこの際、どうでもいいのです。

そんなことよりももっと重大なことがあるのです。

それは、パソコンの正しい使い方を教師が知らないために
アナログでなければいけない部分をデジタル、パソコンでやってしまったことです。

正しい使い方、操作方法でなく何のためにパソコンを使うかという中身です。

国民は今後、馬鹿になっていくでしょう。
それはこういった無知な教育、無知無能な教師のせいです。
教育とは一国の根幹です。
教育にこそお金をかけなければ未来の豊かな心を持った
人間を育成することはできません。

私たちの学校は
文科省のGIGA構想実現のためにこんないいことを
やっていると写真をホームページに公開している学校が
ありますが、これはいいことではなくて、
「自分の学校にはこんな馬鹿な教師がいます」という
ことを宣伝しているようなものです。

教育の現場がこんなですから
未来は不安だらけです。

パソコンで指導していいのは一体どこなのか
指導してはいけないことはどこなのか
それらを教育現場は研修し周知徹底して、
無知無能な教師が増えないことを願います。


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