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少人数学級の議論 [議会]

今年度最後の3月議会に、6月議会以来初めて請願が出されました。請願案件が昔(20年以上前)と比べて極端に少なくなっています。全国的な傾向なのか南陽市特有の傾向なのか、ネットでも今のところ判断がつきません。いずれにしても、議会への関心(期待)が薄れていることと軌を一にしていると思われます。

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昨日文教厚生常任委員会。「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる30人学級の実現を求める意見書提出について」という「少人数学級をすすめる県民の会」の請願についてです。請願には二人以上の紹介議員が必要です。紹介議員の佐藤明議員、佐藤憲一議員も陪席して審査が行われました。

なんとなく少なければ少ないほどいいという流れの議論を聴きながら、いったい一学級何人が理想なのかと思い出しました。結局のところ、文科省と財務省の綱引きなわけです。そこには「学校教育いかにあるべきか」の視点がすっぽり抜け落ちていることに気づきました。目的の喪失です。

意見書案にもともと学校は、一人一人の子どもとじっくり向き合い、悩みに耳を傾け、個別の指導をすることが大切であり、現場からは40人学級でなく少人数学級実現の要望が強く出されております。》とありました。ここがひっかりました。本来学校は国家に役立つ人材を育てることを第一義に始まったのではなかったか。そこが戦後教育の中ですっかりないがしろにされてしまって今に至っている。(そこのところ、小学校PTAの広報委員長のときに問題にしたことがある。→「「祭り」「学問」、その本義」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2018-05-05-1)その結果としての国力低下。ここを明確に意識しなければならない時代に至っているのではないか。そうすることで生きる気力。志も湧いてくる。そういう教育が今こそ求められているのではないか。そんな思いを込めた意見を言って、意見書案から「もともと」の言葉を削除してもらいました。

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