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新・mespesadoさん講義(16)「匠の精神」が製造業復活の活路を拓く [mespesado理論]

mespesadoさん、1ヶ月半ぶりの登場で、放知技板が活況を呈しています。「匠の精神」をめぐっての議論です。→http://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=17289842

・「匠の精神」とは

《日本が戦後経済成長した理由は、もとはと言えば、日本の匠の精神が根底にあるからこそ「品質で」世界を席巻したと思う》(mespesadoさん)同じ技術でも磨き上げていくと最後に、神はディティールに宿るの領域に達します。そこに「匠の精神」がいかんなく発揮されるわけです。誰もできなかったことを実現してやろうという精神です。》(堺のおっさん)製品に魂を込める面は日本の匠の精神に近似しています。》(あそみさん)「自分が納得できるところまで妥協しない」精神・・・ひたすら作っている本人が満足できるものを追求する精神のことだと思っています。こんなの、西洋式の合理主義では説明できないけれども、やれグローバル化だ何だといっても、最後に生き残るのはこういう精神だと思うのです。日本のある製造業の経営者が「マネするならどんどんマネすればよい。我々はその先を行くから」・・・すぐ壊れる様なちゃちなものを匠は許さない。(mespesadoさん)匠の精神の起源は古の天武時代から受け継がれるもっと、奥深い精神》(堺のおっさん)ことの本質は真似されるかどうかではなくて、品質に生産者自身がこだわりを持っているかどうかなんですよ。それがインセンティブの源泉》(mespesadoさん)

・「匠の精神」を邪魔するもの

《同じ技術をいかに安くいかに大量に効率よく生産するのか、その果てにその領域での独占をいかに実現するのか、そうしたグローバリズムの本質が「匠の精神」を否定する》(堺のおっさん)《グローバル化など恐れるに足らずだと思うのです。ただ、私はむしろこれを邪魔するのは国内の緊縮財政》(mespesadoさん)《目先の利権やメンツのために人間の本来の「あるべき姿」に思いを馳せようとしない・・・「匠の精神」とは真逆の「悪だくみの精神」とでもいうような薄ら汚さ)》(mespesadoさん)

・どうなるか、どうするか

《匠の精神を発揮したメイドインジャパンを復活するには国内市場でお金のまわる市場を再建しないとどうしようもない。》(堺のおっさん)《匠の技術を注ぎ込んだ製品を奨励する財政出動政策「メイドインジャパン・プロジェクト」》(堺のおっさん)《AIの世界もやがては各国の得手不得手で内容的に分化して特化していく》(mespesadoさん)《維持管理は『祓』、改善は『禊』にあたります 故にそれが我が国の強さであり真似が出来ても続けられない》(抱き茗荷さん)これ(匠の精神)を生かす方策に日本の製造業復活の活路がある・・・日本の中小企業の大部分はグローバル企業戦略の末端を担うことしか追及してこなかった結果、たとえ技術を持っていても国内市場に生かしていくことができていない。さらに結果として、生産拠点の海外移転が加速し、地方の疲弊の一因ともなっている。だから財務省が積極財政を行っても、国内需要を喚起する政策と並立しなければその財政出動は最後にはグローバル金融に飲み込まれてしまう。・・・グローバル経済を脱却した経済とはどんなものなのか?今のところ明確な提示は皆無といえる。(堺のおっさん)

また、「置賜自給圏構想」を思いました。→「『置賜自給圏構想』を思い出した!」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2020-12-27

*   *   *   *   *

81 名前:mespesado 2021/02/08 (Mon) 07:16:45
>>76
> mespesadoさん、間違ってますでしょうか? ご支援の程お願い申し上げます。

 今年に入ってから、ずっとROMに徹していましたが、今や理屈で意外な真実を暴く話(貨幣論や教育論など)は大方出尽くしてしまっていて、近未来がどうなるかという予測が議論の中心になっている感があり、私は理屈屋ですから、未来予測は不得手なのでずっと黙っておりました(もっとも、そのおかげで今着手している数理哲学の論文はかなり捗りましたがw)。
 ところで >>74 の堺のおっさんや >>76 のあそみさんの投稿で、日本の経済の回復の話が出て来ていますが、理屈を重視する私らしくない話だろうけれども、理屈ではそのとおりかもしれないけれど、現実はどうも違うんじゃないだろうか、と思っているのです。
 というのも、日本が戦後経済成長した理由は、もとはと言えば、日本の匠の精神が根底にあるからこそ「品質で」世界を席巻したと思うのですね。だから、この日本人の性分が変わらない以上、「匠の精神」で日本がリードする状況は変わらないと思うんですね。ここでわざわざ「匠の精神」と言い、「品質」と言わなかったのは、今後の製造業は今までの機械化の時代から、ソフトウェアが中心になっていくので、今までのような加工の精緻さから来る「品質」が主導権を握るのではなく、いかに巧妙なソフトウェアを開発するかにかかっているように見えます。今のところ、GAFAのような巨大ソフト産業が世界を牛耳っているように見えますが、彼らは今回のDSの暴走とその悪事の暴露のスッタモンダでちょっと勢いがへし折れたようなところがある。他方でAIの技術に関して意外にも日本は今いい線を走っているという話もある。
 確かに生産拠点の国内回帰とか、BIに伴う人件費の圧縮とか「リクツ」的には皆さんのおっしゃるような傾向はあるかもしれないが、そういうものは根っこの不変な国民性で「どうにでもなる」話のような気がするんですね。ですから、私は、無責任かもしれませんが、今後の梅田政権(←suyapさんのパクリです。うまい表現ですね。日本でも大阪が維新によって新自由主義のメッカになっていることとも符合してますし)が日本にどういう影響を与えるかとか、中国軍がどう出て来るかというのは確かに日本に重大な影響を与えるとは思いますが、それによって日本の大きな方向性が変わることは無いような気がしているんです。


82:堺のおっさん:2021/02/08 (Mon) 08:08:02
>>81 mespesadoさん
お久!

おっしゃること、分からないではありません。
「匠の精神」と「品質」の違いの指摘は禿げ同です。
前者があって、後者が生まれるのが日本的生産精神。
この精神はあらゆる分野でかつて発揮されていました。
「匠の精神」とは言い換えると…
「余人にまねのできない技術」と言い換えることもできます。
同じ技術でも磨き上げていくと最後に
神はディティールに宿るの領域に達します。
そこに「匠の精神」がいかんなく発揮されるわけです。
誰もできなかったことを実現してやろうという精神です。
しかしながらこの精神は残念ながら、私は絶滅の危惧を抱いています。
なぜなら、グローバル経済の仕組みそのものがそれを必要としないからです。
同じ技術をいかに安くいかに大量に効率よく生産するのか、
その果てにその領域での独占をいかに実現するのか、
そうしたグローバリズムの本質が「匠の精神」を否定するのです。
誰でもできて、誰でも生産できるスキーム。
その利点も市場あってこそ。
グローバル企業がこぞって中国へなだれ込む原動力でもある。
ちっぽけな国内市場など追いかける意味もない…と。

生産拠点を国内に移すだけでは「匠の精神」は復活しません。
如何に国内市場を再建するのか。
そのカギは地方にあると思います。
今日はここまで。

84:あそみ :2021/02/08 (Mon) 15:21:52
>>81:mespesadoさん

初めまして。レス、有難うございます。  m(._.)mアリガト (^^@)/^^ オカエリ (^^)ルン♪

 >今年に入ってから、ずっとROMに徹していました・・・未来予測は不得手なのでずっと黙っておりました


 mespesadoさんは RAM でお願いします(笑)
 未来予測など誰も当たりません。経済学者がその見本です(笑)

 >日本が戦後経済成長した理由は、もとはと言えば、日本の匠の精神が根底にあるからこそ「品質で」世界を
 >席巻したと思うのですね。


 同感です。世界が欲しているのは、トヨタやソニーその他のメーカー品というより、MADE IN JAPAN です。
 これは、韓国製の Gibson のギターに何の価値もないのと同じ理屈です。世界は、米国 Gibson の職人技のギターを欲しているわけです。製品に魂を込める面は日本の匠の精神に近似しています。
 工場視察をすれば尚一層ご理解が深まるかと思いますが、製造のあらゆる工程で「入魂」が行われています。部品の下請け工場に於いても同等です。同じメーカー品でも、MADE IN JAPAN とそれ以外では完成度が違います。製造工程の大半が自動化された現在に於いても継続しています。しかし、90年代以降徐々に「入魂」作業が下降し始め、現在はかなり低下している側面は否めず、鉄鋼業に於ける検査数値合わせの問題等が露呈しています。

 >今までのような加工の精緻さから来る「品質」が主導権を握るのではなく、いかに巧妙なソフトウェアを
 >開発するかにかかっているように見えます。


 仰る通り、ソフトウェア開発如何により製品の重要度は左右されます。一方、意外に感じるかもしれませんけれど
も、実はハードウェアあってのソフトウェアです。典型はIBMです。IBMは優秀なコンピュータを製造していますが、通信機器を作る技術力がなく、通信と電子の統合業界であるIT業界の雄の座から滑り落ちました。通信機器を作る技術力があってこその通信アプリであり、世界最高峰のアプリはハード製造技術が担保しています。
 詳細は割愛します。草稿を書きましたが、恐ろしく長いのでバッツサリと削除しました(笑) 機会があればまた
投稿します。

 >他方でAIの技術に関して意外にも日本は今いい線を走っているという話もある。


 流石に良くご存じでいらっしゃいます。これも「京」あってこそのもです。2番では駄目なのです(笑)
 ただ現段階のAIは、原理的には大規模統計ソフトの集合体に過ぎず、SFの人工知能「HAL」には遠く及びません。量子コンピュータ同様、当分コケ脅しの段階が続くかと存じます。然しながら、宇宙人が出てきたら話は別です(笑)
 月着陸と帰還がやっとこさの地球人の文明を遥かに凌駕しており、何でも有りです(笑) 因みに、量子コンピュー
タも、人類待望の常温型光コンピュータは我国が抜きんでているようです。

 mespesadoさんが ROM 型ではなく RAM 型のネチズンであることは衆目の一致するところです。今回のみならず、引き続きご投稿下さることをお願い申し上げます (^∧^) オ・ネ・ガ・イ♪

 FIGHT~(^○^)//Ω\\(^○^)ドンドコドンドコ

86:mespesado :2021/02/08 (Mon) 22:05:49
>>82
>「匠の精神」とは言い換えると…
>「余人にまねのできない技術」と言い換えることもできます。
【中略】
> しかしながらこの精神は残念ながら、私は絶滅の危惧を抱いています。
> なぜなら、グローバル経済の仕組みそのものがそれを必要としないからです。

 ご懸念は十分わかります。
 しかし、私は「匠の精神」とは他人がマネできるとかできないという所に本質があるのではなく、「自分が納得できるところまで妥協しない」精神のことだと思っています。
 例えば、「店の品質」というものを「客が満足できるモノを提供すること」だと定義したとすると、店の方が客に食べ方の注文を付けて、いやなら追い出されてしまう、というソバ屋の存在が説明できない。
 真の匠の精神とは、客がどう思うかなどという「ちいさいこと」など我関せず、ひたすら作っている本人が満足できるものを追求する精神のことだと思っています。こんなの、西洋式の合理主義では説明できないけれども、やれグローバル化だ何だといっても、最後に生き残るのはこういう精神だと思うのです。日本のある製造業の経営者が「マネするならどんどんマネすればよい。我々はその先を行くから」と発言していましたけど、こういう気骨さえあれば、グローバル化など恐れるに足らずだと思うのです。ただ、私はむしろこれを邪魔するのは国内の緊縮財政の方だと思っています。貨幣が足りないのでモノが売れず、売れないから価格を下げるために品質を落とす。企業としては生き残りのためにやむを得ないのでしょうが、これじゃあ「匠の精神」も品質を欲する消費者もたまったものではない。
 で、私らしく(w)緊縮財政の話ですが、これはDSとは実はあまり関係が無く、DSの支部とも言われているIMFも最近は世界の政府に対して緊縮をやめるように勧告する始末。日本で緊縮財政を押しつけているのは何といっても財務省です。彼等とは、つまるところ、「事務遂行能力にのみ長けた秀才」なんですね。彼らはいかにして教科書に書いてあることを覚えるか。そういう競争の勝者に過ぎない。だから、物ごとの本質をじっくり考察することができない。それなのに、エリート意識が強く、日本の支配層に君臨している。日本の問題はいつもそこにある。で、彼らのエリート意識は、自分もそうだから利権に執着する人々と親和性が高く、カタストロフィーが起きない限り、自分たちの慣習を改めようとしない。日本が外圧でしか変われないといわれるのは、この不合理でも改められない利権構造を自ら変えることができない(というより、変えることのメリットが彼らには無い)というところにあると思うのです。今回の米大統領選を巡る悪事の暴露やコロナ騒ぎが「外圧」代わりの圧力を彼らにかけつつあるのは確かで、これからが正念場だと思います。

88:堺のおっさん:2021/02/09 (Tue) 09:24:20
>>86メッさん
もう少し掘り下げましょう。

>「自分が納得できるところまで妥協しない」精神のこと

という定義ですが、それは「匠の精神」の一つの側面であると思います。
匠の人たちというのは自分にも妥協しない。だからこそ匠なんですが、
その前提として、その技術を開発する目的に必ず社会的影響があるということを
前提として試行錯誤を繰り返してきたと思いますね。
その意識の一部には必ずいわゆる市場がどう反応するのかという意識が含まれる。
ものづくりとは、けっして変人の酔狂ではない。
誰にも作れないが、誰にも「これは良いものだ」と思わせるものを
匠は目標にして励んできたのだと思います。

匠の技術に、意外かもしれませんが製品の耐久性がある。
日本製品も最近はよく見ると「メイドインチャイナ」がほとんど。
そして確かによく壊れる。
この耐久性の貧弱さは匠の精神に反する代表です。
すぐ壊れる様なちゃちなものを匠は許さない
交換の簡単な周辺部品ならまだしも、中心部分が壊れてしまうのは
もはや安物買いの銭失いの典型となります。
たとえ海外部品を使っても、全体のバランスをキチンと取っている
日本製の製品は意外と故障知らずで動き続けてくれる。
最近の家電はメーカーの1年補償以外に販売店の5年補償が別料金で当たり前。
こうした「サービス」はやはり中国製がはびこって以降の現象。
つまり、日本製は初期不良以外では案外故障が少なかった。
中国製は初期不良も含めて5年以内に深刻な故障や破損を起こす率が高い。
そうした語られない事情を反映したものではないかと推測します。
だから、家電の寿命はよく10年と言われていますが、
これからはもっと短くなるものと思います。
定価販売が当たり前だったのが、今や安売り競争が当たり前になったのも、
原価の低下と製品の寿命短縮による製品サイクルの短縮化という
マーケティングの結果だと思います。
小さな故障でも、買い替えたほうが結局安いなんてこともみんな経験したこと。

中国で安く生産し世界で消費する耐久性の弱い製品が
本当に良いもの、俗に「一生もの」といわれるような製品を駆逐していく。
それが市場の持つ逆らえない巨大な力。そしてグローバル経済の原則。
だからこそ、匠の精神を発揮したメイドインジャパンを復活するには
国内市場でお金のまわる市場を再建しないとどうしようもない

IMFが世界に緊縮財政を止めるように提言した背景は
危険なほどバブッてしまった金融市場を延命させるためであると思います。
では、緊縮財政を止めてどんな積極財政を行えば
お金が市中に回り始めるのか?
緊縮財政の転換と同時に、積極財政の政策自体も
問われているのではないでしょうか。
匠の技術を注ぎ込んだ製品を奨励する財政出動政策
「メイドインジャパン・プロジェクト」なんてのもいいかもしれません。
「貿易の自由と公平性に反する」と総反発を喰らうでしょうが。

89:OB :2021/02/09 (Tue) 13:34:17
日本の匠の根源は中小企業群です。
その中小企業群がコロナ自粛で弱ってます。
後、AIやソフト関連は匠とは無関係です

90:堺のおっさん:2021/02/09 (Tue) 16:13:52
OBさん
匠の精神が中小企業にあると断定するのは狭すぎます。
下町のみが日本を支えているわけではない。
匠の精神の起源は古の天武時代から受け継がれる
もっと、奥深い精神ですよ。

93:mespesado :2021/02/09 (Tue) 17:11:57
>>88
> 匠の技術に、意外かもしれませんが製品の耐久性がある。

 これも「匠の精神」の典型例ですね。一見消費者のニーズにも適っているけれど、企業の都合だけ考えたら買換え需要の為に耐久性が長すぎない方がよいけれど、匠の精神ではそういう発想をしない。
 ところでグローバリズムが悪者扱いされてますが、日本の場合、グローバリズムそのものが悪いというよりも、「非匠系経営陣」の「頭が悪い」ことがグローバリズムとの相乗効果で日本の首を絞めているような気がするんです。その頭の悪さとは、目先の利権やメンツのために人間の本来の「あるべき姿」に思いを馳せようとしないこと。経団連のトップがいつも醜い姿を晒してるのも、財務官僚が内心はオロオロしながら開き直って緊縮を正当化するのも、経済学者や憲法学者が研究者とは正反対のような、「真理の追及」とは真逆の保身にばかり走るのも、「匠の精神」とは真逆の「悪だくみの精神」とでもいうような薄ら汚さしか感じません。だって顔に出てますもんw。

>>89
> 後、AIやソフト関連は匠とは無関係です

 これ、例えば手塚治虫「復活」プロジェクトの「いいかげん」な企画(正確な名前は忘れました)なんかを見ると、そう思えてしまいますけど、これは、いわばAIブームに便乗した「素人の学芸会」レベルの話でしかなくて、AIの精神を理解した話ではない。
 AIと言えば、日本では将棋の話が一番わかりやすいけれど、単にしらみつぶしの計算をするだけだと何の匠の話でもないけれども、確か、特定の3個の駒の配置のパターンで局面を評価する仕組みを考えたら強いソフトができた、みたいな話があって、これなんかはAIの中の「匠の精神」の一例だと思うのですよね。ただ、コンピュータソフトの世界は、まずは米国の方がスケールはデカい。そもそも汎用コンピュータ高級言語も、表計算ソフトも、インターネットも、検索ソフトも、動画再生ソフトも、汎用ボードゲーム対応ソフト(アルファ・ゼロなど)も彼らの発明であり、そういうユークリッド幾何のようなそもそも論が得意なギリシャ文明に端を発するような、そもそも論の分析を実用化したり、それを一般化するスケールのデカい話は日本人はあまり得意でないかもしれませんが、細かいとか小さいとかの世界は日本人は結構すごいですよね。私はAIの世界もやがては各国の得手不得手で内容的に分化して特化していくのではないかと思っています。

94:OB :2021/02/09 (Tue) 20:15:50
>中小企業
https://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html#:~:text=1

製造業その他    資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人

この定義なら、広すぎる位ですから、
中小企業で十分です。

95:OB :2021/02/09 (Tue) 20:24:06
>AIやソフト関連は匠とは無関係

 AIやソフトが、なぜ匠とは無関係で、真似され得るのか
 そして、どうすれば真似できるのか

 ここの掲示板のド素人達には理解できないでしょうね
 だから、ここで議論しても意味がないからROMだね

96:通りすがり :2021/02/09 (Tue) 20:24:47
巧の精神なんかでは日本没落は防げない。
悪魔崇拝のイルミナティと唯物無神論強盗団の中共相手では、盗まれない技術しか生き残ってない。
中小の熟練工の勘作業は盗まれないので生き残っている。
巧の精神なんか言ってるから、5G後進国で半導体産業全滅の日本に成り下がった。
強盗集団だらけの弱肉強食の人類社会では、狡賢いほど生き残れる。
米国・中国・ドイツ・台湾・韓国の企業は狡賢さ天下一品なので、生き残った。
勿論、それらの国家政府も狡賢さでは天下一品です。
孫正義も狡賢さでは天下一品か。
清廉潔白なんて言ってる日本人と日本政府は、全てを毟られて道端に捨てられかねない。

97:貴香 :2021/02/09 (Tue) 21:04:16
mespesadoさんいつも貴重なご意見有り難く読ませて戴いております。
事務遂行能力しか求められていない省庁内で物事の本質をじっくり考察している暇は無いのでしょうね。
そんな人生で幸福感なんて得ようとするならエリート意識をかざすしか無く、、、
人生にはもっと大切なものが有ると彼等に分かって貰えたなら、世の中の真実が彼等の見えていないところに歴然と存在していると知って貰えたなら、、、とは思いますが無理でしょうね。
新しく世界をつくりかえるには破壊しかありません。
でも実はもう既に破壊されているのに、皆が気が付いていないだけかも
綺麗事やプラス思考等というマヤカシがそれを見せていないだけだったり
破壊の後は無、0ゼロ、ムの体験から新しいものが発生して来る、産みの苦しみの最中かしら?
何が産まれて来るのか楽しみです。
今は何にも無いのだと気付いたらやがて何でもOKになって、何が起こっても慶んで良かった!って本気で思えるかも
プラス思考なんていい加減なものじゃ無い
現実を直視して悲しみも苦しみも味わいながら、それが良かった!って本気で思う強さが乗り越える術です。
自分の領域以外は他人に任せる、放っておく、ただ自分がやりたい事を、やれる事をそれだけに専念する。
やりたい事を今やれる事をする、此処の人達はそれをしていらっしゃるようですね♪
でも敢えて言うなら、他人を放っておくなら他人を責める必要も無く、叩く必要も無いですね。
人間関係の分断で得する人達を利するだけです。
そう言えばmespesadoさんがグローバリズムの脱緊縮財政に付いて触れていらっしゃいましたが、あの方達、経済のデジタル化の中で支配者側に入り込んで個人情報を得る為に政府にそれとなくベーシックインカムをお勧めしていらっしゃる?かもね。
頭の良い人は騙し方もお上手で、、、

98:contto :2021/02/09 (Tue) 21:13:46
>>96
同意しますね
ここは上位意識の方達なの底辺の自分は関わらないですが
戦後世代やな 危険すぎる これで20年消えたのに バスケの安西先生も・・・・

99:抱き茗荷 :2021/02/09 (Tue) 21:38:58
勘作業や職人技は我が国に特化されたものではないですし、全てではないですが勘そのものが既に数値化され流出しています
ただそういった匠の精神とやらの仕事はだいたい日本に戻ってくるものです
日本人に出来て外国人に出来ないこと、それは人、モノ、道具、そして手順の維持管理と改善です
これらのバラつきをいかに減らすかでありますが、それを継続する事が信用そのものとなるわけです
この維持管理は『祓』改善は『禊』にあたります
故にそれが我が国の強さであり真似が出来ても続けられないのであります
目先を見れば盗まれまくっている技術ですが、それらはやがて見つけられるものです
そんな私は今、中国がゲロした仕事に追われてます( ノД`)…

100:mespesado :2021/02/09 (Tue) 22:44:48
>>95
> AIやソフトが、なぜ匠とは無関係で、真似され得るのか

 いやね。AIだけでなく、普通の匠の技術だって真似されますよ。 今や匠の技術はロボットで再現できるようにその技をデジタル化してビット情報にしてるんですから、コピーし放題、真似し放題ですよね。ことの本質は真似されるかどうかではなくて、品質に生産者自身がこだわりを持っているかどうかなんですよ。それがインセンティブの源泉ですからね。

>>96
> 清廉潔白なんて言ってる日本人と日本政府は、全てを毟られて道端に捨
> てられかねない。

 製造業には技術屋さんが不可欠ですが、一方で経営のこともわかっている人が必要で、例えばソニーの井深さん(技術担当)と盛田さん(営業担当)はその辺を役割分担して二人三脚でソニーの黄金時代を作りましたが、技術の人は得てして専門バカなところがありますから、技術屋を経営の面から補佐する役割の人が必要なんですよね。これを日本全体で考えると、外国とのやり取りで主導権を握る官僚というのは、この補佐役としての技量が要求されている。なのに、彼らはその役割を全然理解していなくて、狡猾な外国の相手と丁々発止のやり取りをする力量は無い。ただ、TPP交渉のときのチーム甘利のときは例外的によくやったと思いますけど、官僚の中の官僚組織であるはずの財務省にこの能力が全然無いw。これは致命的です。これは文系人間の理系コンプとかいろんな事情があると思いますが、大変困ったものです。ただ、菅総理は緊縮ガチガチの主計局次長を怒鳴り散らしたそうですけど、はたして効果が出ますかね。

>>97
> 新しく世界をつくりかえるには破壊しかありません。

 そのとおりだと思うんですが、これ、小泉に始まり今や維新の呪文にすらなっている「改革」という言葉が実は「破壊」を意味していることは周知のとおりです。大切なのは、「自分が本当は正しいと思っていると思っているのに大人の事情で不可能になっているとき、その大人の事情の方を『破壊』する」のが正しい選択なのにもかかわらず、現実には、彼らは「大人の事情」の方を温存して、それに不都合な「善い」部分の方を「破壊」するんですよね。
 「改革」のうような一語によるキャッチフレーズというのは普及させやすいですが、反面、こういう誤魔化しが見えなくなってしまうのは大問題ですよね。


101:かんた :2021/02/10 (Wed) 10:06:51
かんたです
おひさしぶりですが毎日皆様のご投稿を拝見して
自分の道筋を見極めるため参考にさせていただいています

いやあひさしぶりで何から書いて良いのやらわかりませんが
メッさんのご発言に反応してしまいいました

メッさんの書かれていることはごもっともです

でも
真似される匠の技は偽物であって
真の匠の技は真似できません
だからこその匠の技です
上っ面だけ真似したってなんの意味もありません

ぼくは音楽を作る身ですが
どこかからアイデアを引っ張ってきたらすぐにバレてしまいます

技術にもさまざまな技術があり
精神的な技術もあります

亀さんにはいつもその意味を教わっています

ここベルリンは3日続けて最高気温が−10°の類稀なる大寒波
さらに暴風雪も相まって街中が混乱しています
おまけに12/6からのハードロックダウン
人々の心は疲弊しています

でもね春は来るのですよ

すみません
また板を汚しました

亀さんも堺のおっさんも皆様もどうぞお元気で

104:堺のおっさん:2021/02/10 (Wed) 10:56:03
匠の精神というキーワードでいろいろとご意見が出てます。
私はこれがなぜすたれる環境にあるのか、
そして、これを生かす方策に日本の製造業復活の活路があるとも思うので
生かし方を出していただければと思います。
世界に冠たるトヨタもある意味ではその精神が違った形で組織化されている。
でも、グローバル企業としての戦略に乗らざるを得ない。
そして結局中国市場を目指さざるを得ない。
固形リチウム電池技術も車の世界的EV化に沿って開発されたものだが
国内市場だって決して小さなものではない。
スマートシティなどと言う奇妙なものに活路を見出そうとしているが
もっとインフラ整備に投入できれば国内市場も巨大化する。
日本の中小企業の大部分はグローバル企業戦略の末端を担うことしか
追及してこなかった結果、たとえ技術を持っていても国内市場に
生かしていくことができていない。
さらに結果として、生産拠点の海外移転が加速し、
地方の疲弊の一因ともなっている。
だから財務省が積極財政を行っても、国内需要を喚起する政策と並立しなければ
その財政出動は最後にはグローバル金融に飲み込まれてしまう。
ザクッというとそんな問題意識ですね。
さて、何から手を付ければいいのか…。
トランプだってアメリカの製造業を再生すると奮闘したが
グローバル経済下では、どこまで上手くいったのか。
それほどこの問題は複雑です。
中国も一緒で一帯一路というまるで大昔の帝国主義的戦略を
打ち出さざるを得なかったことからも
中国の内需中心経済への転換は困難を極めていますね。
つまり、日本の問題でもあり、世界の問題でもある。
グローバル経済の泥沼化とでも申しておきます。
裏返せばグローバル経済を脱却した経済とはどんなものなのか?
今のところ明確な提示は皆無といえる。

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