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民意が時代を変えてゆくー米株式市場 [現状把握]

日経20210130.jpgアメリカの個人投資家たちがSNS上で団結して、ハゲタカヘッジファンドの空売りに対抗して株価を吊り上げ、ヘッジファンドを倒産寸前まで追い込んだ痛快な話。今朝へっぴりごしさんのブログで知ったのだが、アメリカでは大騒ぎになっているようで、日経にも出てるし、昼のNHKニュースでも言っていた。しかしマスコミは、さも個人投資家が悪いような取り上げ方。事の本質が伝わらない、というより捻じ曲げられている。一事が万事、大統領選もまさにその通り。早稲田大学の中林とかいう女の先生、今日はNHKで見た。トランプは悪者、もっともらしい顔でその印象づけに懸命。

日経、見出しは《米株揺さぶるSNS投稿 当局も憂慮、社会問題に》。そして書き出しが《米国の株式市場が個人投資家に揺さぶられている。》困っているのは個人投資家を食いものにしているヘッジファンド。マドモアゼル・愛さんが早速これを話題にしてくれている。→「ゲームストップ対ヘッジファンド 新たな金融経済時代の幕開け」https://www.youtube.com/watch?v=QP-DtaijMlI

《悪い時代はいつまでも続くものではない。》で始まるお話。《コロナ前とアフターコロナの時代とでは全く違う時代になります。普遍的な価値に支えられた企業は残り、そうでない企業は淘汰されてゆく。》投資の世界を変えるトランプ革命の派生ともいえる大きな出来事。証券取引所が個人投資家の買いに対して買い禁止、強制売却でヘッジファンドを救った。このことで市場の信頼を失ってしまった。ヘッジファンドに対して民意で対抗、これからは民意が残っていい会社だけを育てる。民意の力によってほんとうの社会に移ってゆく。わがもの顔でやってきたヘッジファンドが民意に負けた。ビジョンなき企業はあってはならないという劇的な出来事。春が近づいいている。》

愛さんを聴きながら、最近気になっている本ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』をふと思ってアマゾンを覗いてみたら、4,070円の本に61件の評価。「役に立った」が298人の最初のレビューに世に蔓延る何のためにあるのかわからないクソ仕事(ブルシット・ジョブ)の存在を明らかにし、ブルシット・ジョブに従事する人の苦しみや、なんでそんなものが存在するのかを論じた本。》広告業、コンサルティング業、投資銀行業が「クソ仕事」の例としてあげられているらしい。ヘッジファンドもブルシット・ジョブということか。

以下は個人投資家逆襲事件の内容。

*   *   *   *   *

【強欲ウォール街の敗北W】バイデン政権の証券取引委員会は個人が自由に株取引する権利の規制検討中
2021年01月29日(金)
【BonaFidr】記事より↓↓
バイデン政権の証券取引委員会は個人が自由に株取引する権利も規制することを検討中——GameStop(GME)株に空売りを仕掛けたヘッジファンドがネット掲示板ユーザたちの「逆襲」を受け倒産の危機に瀕したことを受けて -米国時間で1月26日(火曜)、民衆がその意思を持ってウォール街のヘッジファンド1社を倒した。この民衆たちの「逆襲」を受けて、

ウォール街やテック企業は、民衆たちから言論や集会の自由だけでなく、株式投資を行う自由まで奪う事態へと発展している。
 
■ ネット掲示板Redditユーザに標的にされたヘッジファンドMelvin Capital
ウォール街のヘッジファンドの1社、メルビン・キャピタル・マネジメント(Melvin Capital Management)は、ビデオ・ゲーム小売企業のGameStop株に対して巨額の空売りを仕掛けていた。
 
「空売り」とは、通常の株式投資とは逆の順序で「売買」を行う投資術のこと。証券会社から特定の企業の株式を借り受け、それを最初に高値で「売り」、後に株価が下がったところで「買い戻す」ことで、「安く買い、高く売る」ことを逆の順序で達成しようとする投資である。つまり、「空売り」を仕掛ける投資家は、その企業の株価が将来大きく下がることに賭けている。ウォール街には、「空売り」を専門にしている投資会社があり、時に批判の対象となってきた。
 
そして今回、ビデオ・ゲーム小売企業のGameStopを標的にしたウォール街のハゲタカ・ファンドを、大衆であるネット・ユーザたちが逆に標的にし倒産間際にまで追い込むという事態が発生した。ウォール街やワシントンDCのエスタブリッシュメントが担ぎ出したジョー・バイデンに対抗して、大衆がドナルド・トランプに大量票を投じた現象がウォール街でも起きたと言えるだろう。
 
ネット掲示板Redditのフォーラム「wallstreetbets」の約200万人以上の登録者(そのほとんどが投資の素人)が、互いに声を掛け合い、GameStopの株式やコール・オプションを大量に購入し、空売りポジションを強制的に解消させる「ショート・スクイーズ(short squeeze)」を引き起こした。彼らは、ウォール街に対して「私たちは戦争の最中にある」と投稿しており、1人の投稿者は、今週水曜、「富の再配分のための戦争だ」と投稿している。
 
空売りを仕掛けている投資家は、その予想に反して株価が上昇すると、当然、損失が発生する。一定額以上の含み損が出ると、証券会社は強制的に空売りポジションを解消し損失確定を行ったり、追証(マージン・コール)を要求する。予想に反して株価が上昇したために、このように空売りポジションを解消せざるを得なくなることを、「ショート・スクイーズ」と呼ぶ。
 
GameStopに空売りを仕掛けていたメルビン・キャピタルは、1月26日(火曜)、この「ショート・スクイーズ」に直面し、その投資ポジションを解消した。
 
メルビン・キャピタルにどれほどの投資損失が発生したかは不明であるが、この投資の失敗でメルビン・キャピタルには倒産の噂が流れる事態となっている。メルビン・キャピタルには、他の大手ヘッジファンドであるCitadelとPoint72から30億ドル近い緊急融資が行われ、倒産の危機を免れているとCNBCが報じている。
 
■ GameStopの株価は14,300%も急上昇
わずか4ヶ月前、GameStopの株価はわずか6ドルだった。しかしネット掲示板Redditのユーザが大量買いを浴びせかけたことで、その株価は14,300%も急上昇した。もしメルビン・キャピタルが4ヶ月前に1株6ドルで「売り」、その投資ポジションを持ち続けていたとすれば、この投資の含み損が投資額の14,300%にまで膨れ上がっていたことになる。
 
GameStopの株価の推移

 
■ GameStopの株高に拍車をかけた有名人たち
大衆たちのウォール街に対する「蜂起」には、テスラのイーロン・マスクCEOや、映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)」で一躍有名になったマイケル・ビュリー氏も関わっていた。ビュリー氏は、2008年の米サブプライム・ローン市場のバブル崩壊を予想し、逆張り投資していたことが映画化されて一躍有名になった投資家。この投資界のレジェンドが、たまたまGameStop株にロング投資をしていたことが判明したことも追い風となった。
 
ネット掲示板RedditでユーザたちがGameStopの株式を購入する連携を始めたのは先週のことである。今年初め、1株17.25ドルで取引されていたのが、今週月曜には1株159.18ドルにまで跳ね上がった。翌日火曜には1株147.98ドルまで値を下げたが、ここでテスラ社のイーロン・マスクCEOが、自身の4300万人いるフォロワーに対して、一言「Gamestonk!!」と以下のツイートを投稿すると、GameStop株は、水曜、終値が347.51ドルにまで爆上げした。
Gamestonk!! https://t.co/RZtkDzAewJ
— Elon Musk (@elonmusk) January 26, 2021
そして28日(木曜)、日中の株価はさらに483ドルにまで値上がりしたが、その後、マイナス44.29%とほぼ半額にまで値を下げ、1株193.60ドルで取引を終えている。
 
【全文はリンク先本文をご参照ください】
https://bonafidr.com/2021/01/28/%e3%83%90%e3%82%a4%e3%83%87%e3%83%b3%e6%94%bf%e6%a8%a9%e3%81%ae%e8%a8%bc%e5%88%b8%e5%8f%96%e5%bc%95%e5%a7%94%e5%93%a1%e4%bc%9a%e3%81%af%e5%80%8b%e4%ba%ba%e3%81%8c%e8%87%aa%e7%94%b1%e3%81%ab%e6%a0%aa/

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