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東京・三重行(5)本居宣長記念館② [日記、雑感]

鈴屋外景.jpg隣接する鈴屋へ。《本居宣長旧宅は、宣長12歳から72歳で没するまで60年間にわたって暮らした家です。建物は元禄4年(1691)に松阪職人町に建てられました。その後、魚町に移築されました。宣長当時の所在地は「魚町」です。明治42年、保存のために松阪城跡の現在地に移築され、宣長当時の姿に復元し、公開しています。この建物の二階の書斎を「鈴屋」と呼びます。》(鈴屋・関係史蹟)

鈴屋2階.jpg大人之霊位.jpg肝腎の二階は立入禁止。見れなかった書斎の写真があった。床の間の書は企画展で見た。「縣居大人(あがたゐのうし)」は賀茂真淵。本来真淵の命日に掛けられたという宣長の書。学生時代のいつ年の寮祭だったか、学年ごとの演劇、1年下の出し物が「松坂の一夜」だったが、その原作者が佐佐木信綱で戦前の国語教科書に載った話であることを今知った。サヨク勢力が寮内学内に跋扈していた頃で、今思えばなんとも異色だった。社会経験を経て入学したI君(長崎県瓊浦高出身)の企画だったと思う。当時の思いを聞いてみたい気がする。もう半世紀が過ぎている。
石垣.jpg鈴屋前庭.jpg鈴屋中庭.jpg鈴屋内部.jpg

松阪城跡から.jpg鈴屋を出てすぐのところから伊勢湾方面松阪市内を望むことができた。すぐ下に長い瓦屋根の建物が二棟見えた。江戸末期に建てられた旧松坂御城番長屋、重要文化財。梶井基次郎は、この近くの姉の家に滞在した体験を題材に「城のある町にて」を書いた。

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