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mespesadoさん講義(79)財務省心理を読む [mespesado理論]


財務省が、「dept monetization」をそのまま「負債貨幣化」と訳さずに「財政ファイナンス」と訳した理由。1.《国債直接引受そのものを「悪」だと刷り込みたかった》 2.《「貨幣」というものが本当は作れるものであるという事実を国民には意地でも知らせたくなかった》

現代の「政治とは何か」〉からつながる議論です。

《「腐敗」しているのは政権に居る政治家の方ではなく、それに抵抗する勢力の方だ。》

*   *   *   *   *


419:suyap :2020/06/18 (Thu) 22:42:23
>>417

えっ、「財政ファイナンス」は英語が原語じゃなくて、日本人一部経済学者・関係者らが自分らの都合で世間の目を眩ませるために作った言葉でしょう?だから「finance finance」なんて原語があるわけじゃない...

中央銀行による国債の直接取引
direct trading of government bonds by central banks?

421:mespesado :2020/06/18 (Thu) 22:50:00
>>419

 あ、そういう意味じゃなくて、もし「財政ファイナンス」という言葉が英語からの直訳だったとしたら(仮定法、条件法)という話ですよ。だって、普通はこんな言葉は外国語の直訳だと普通の人は思うじゃないですか。

423:mespesado :2020/06/18 (Thu) 23:34:45
>>419

> 中央銀行による国債の直接取引
> direct trading of government bonds by central banks?

 これについては、

The money taboo that central banks have shied away from so far

https://www.japantimes.co.jp/news/2020/04/20/business/financial-markets/monetary-financing-taboo-central-banks-coronavirus/#.Xut4_2j7TIU

という記事に、

> Governments paying for budget spending with loans from their own
> central banks is known as monetary financing.

 とあります。つまり、日本語の「財政ファイナンス」に当たる単語は、ここでは「monetary financing」と呼ばれています。これだと少し日本語に近いですかね。ただ、「monetary」と「財政」の違いが気になりますが、例えば、例のMMT、すなわち「Modern Monetary Theory」のことを、今でこそ「現代貨幣理論」と翻訳していますが、これも少し前は「現代金融理論」などと訳していましたから、「貨幣」とか「金融」とか「財政」とかいう言葉は少しずつ訳語にダブりが生じるものなのかもしれません。

424:mespesado :2020/06/19 (Fri) 00:34:54
>>423
 何度も連投失礼。私の書き方だと「じゃあ国債の日銀引き受けの日本語訳は『財政ファイナンス』でそんなに間違いじゃないじゃん」と思われるといけないので一言。
 >>423 の記事では、「中央銀行による国債の直接引き受け」そのもののことを「monetary financing」と言う、と書いてあるのではなくて、「中央銀行による国債の直接引き受けを原資とした予算の拠出」のことを「monetary financing」という、と書いてあることに注意。予算の拠出と言う「財政」政策だからこそ「financing」と言うわけですね。
 もし財務省がこちらの「monetary financing」の訳語として「財政ファイナンス」という術語を作ったのなら、やはり2つの点で詐欺的意図があったと考えるべきです。つまり国債直接引受の結果としての予算の実行ではなく、国債直接引受そのものを「悪」だと刷り込みたかったという点が一つ。それから、とにかく彼らは「貨幣」というものが本当は作れるものであるという事実を国民には意地でも知らせたくなかったので、「貨幣」という訳語を使うことをとことん嫌って「monetary」の部分を素直に「貨幣」と訳さずに、「財政」というボカした訳語を採用した、という2点です。

420:mespesado :2020/06/18 (Thu) 22:47:25
https://pbs.twimg.com/media/EavJvSVU0AArGNB?format=jpg&name=small

↑これ、池戸万作氏が作ったものだが、上3人が緊縮派、下2人が反緊縮ということなんだそうだけど、どう見ても、反緊縮派は「フザケてる」ように見え、緊縮派の3人は真面目な顔に見える。真面目な人ほど貨幣の正しい理解ができないということなんですかね。確かに国家財政と家計では「赤字」の意味が正反対だ、というのは恐ろしく通常の常識に反してるから、真面目な「だけ」の人ほど、そんなことは理解不能になっちゃうんですかねぇ…。

422:mespesado :2020/06/18 (Thu) 23:09:07
れいわ 山本太郎 住まいは権利!@yamamototaro0

> 1400万人いる東京都民に対して、今、生活を直接底上げできる。餓死す
> る寸前だった人たちに対して、すぐにでも手立てを打てるんだったら、
> それは目の前の東京都知事選に出るでしょって話なんです。

https://twitter.com/i/status/1273278948407795712
 ↓ ↓ ↓
飯山陽 Akari IIYAMA@IiyamaAkari
> オレがリーダーになりさえすればすぐに全ての問題を解決できる、とい
> う考えは、独裁主義のものだ。民主主義は何を決めるにも多くの人の話
> し合いや合意、多数の手続きが必要で、それが独裁や腐敗を阻止すべく
> 機能する。私には、山本太郎氏が独裁を目指しているように見える。

 山本太郎氏の主張する問題提起そのものは特に問題がないと思われるのだが、それに対する飯山陽さんの感想が興味深い。
 「オレがリーダーになりさえすればすぐに全ての問題を解決できる、という考え」を批判するのは誠に正しいと思う。ただし、それは、現実には手ごわい敵がいて妨害が凄く、生半可な対策では現実に実行できない、ということを認識していないことが問題だ(つまり政治家として「甘ちゃん」だ)という批判ならわかるが、「独裁主義」だという批判は見当違いだろう。それからその後の「民主主義は何を決めるにも多くの人の話し合いや合意、多数の手続きが必要で、それが独裁や腐敗を阻止すべく機能する」というのも、いつの時代の政治の話をしてんの?という感じ。まだ世の中が資源不足で、政治家が「利害の調整」に腐心していた時代の、悪代官と越後屋の関係を防ぐための手段としての民主的手続き云々の話だろう。今はそもそも利害の調整それ自体が最早存在せず、「大多数の国民の敵」に買収された売国政治家による妨害を潜り抜けるための手連出管が政権担当者に求められる重要な資質となっていて、「腐敗」しているのは政権に居る政治家の方ではなく、それに抵抗する勢力の方だ。そういう点で、飯山さんも飯山さんで、政治観が少し古いのではないか。

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