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mespesadoさん講義(74)「真の民主主義誕生」へ向けて [mespesado理論]

《調整型政治家の後任はそういう意味で頼りないのはやむを得ない。こういうときこそ世論による「神輿」が必要で、かつての総理大臣がDSが用意した「神輿」に乗っかって彼らに操縦されていたように、今度はそんなDSのような「国民の敵」じゃなくて、「世論」、それもきちんと物ごとの神髄を理解した「世論」が「神輿」になればよい。今までだと「そんなの無理だよ」と半ばあきらめていたのですが、今回の給付金を巡って、地元で政治家が国民世論の突き上げを喰らって政策がまともな方向に作り替えられたように、こういう動きの芽は現に出始めている。こうした流れがうまく大木にまで成長すれば、それこそ真の民主主義の誕生ですね。》

さらに、mespesadoさんの最新発言、https://twitter.com/antitaxhike  ←この「リフレ女子」というツイッターアカウントが非常に良い。/名前のとおり経済について恐ろしく真っ当な主張をしているだけでなく、政治や歴史のWGIP西洋かぶれによる洗脳もゼロといっていい。これはフォローする価値が大いにありそうだ。》(381)

「リフレ女子」さん曰く「消費税は必要不可欠、引き下げは絶対にあり得ない」と頑なに信じている人は一定数いるし、彼らを翻意させることは殆ど不可能。そこに労力を割くのは無駄でしかない。われわれ反緊縮勢は、大多数の「中間層」に向けて積極的に発信し、彼らにこちら側に傾いてもらうことが肝要だと思う。》

*   *   *   *   *

375 名前:mespesado 2020/06/14 (Sun) 07:01:18
>>368 >>371 >>374
 日本のアンチトランプ派の「非常に不快な」記事です↓

荒れるアメリカがうらやましい理由 《小田嶋 隆》
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00116/00073/

 もうね。タイトルからして、筆者の名前からして、アベガーで民主党支持でポリコレマンセーな日本のサヨク論壇の典型的な記事ですw。読んだら不快になるから読まなくていいですw。そのかわり、ポイントだけ引用します。
 まずは冒頭部分から↓

>  とはいえ、トランプ大統領のTwitterを眺めていると、やはり心配に
> なる。彼は、デモのために集まっている市民や、暴徒化しつつある一部
> の人々をむしろ煽りにかかっている。それどころか、この混乱に乗じて、
> 全米の市民をトランプ派と反トランプ派に分断することを画策している
> ようにさえ見える。

↑バッカじゃねぇの?「一部の人々を暴徒化させている」のも、「全米の市民を分断することを画策してる」のもトランプの人気が下がらず業を煮やした反トランプ民主党陣営の画策だろうが!いろいろヤラセや偽旗の証拠も出て来ているのにこの小田嶋って人は何をほざいてるんだか…。

 それから、タイトルの意味に繋がる最後の部分↓

>  日米両国のニュース報道を見比べていると、「対立と分断」を繰り返
> しつつ、その軋轢と矛盾を乗り越えることで社会の基盤を整えてきた国
> と、「忖度と同調」を第一とし、危機に陥れば陥るほど、いよいよあら
> ゆるものを隠蔽しにかかる国の違いに、しばし呆然としてしまう。

>  われわれは、この先、誰かにとって都合の悪いすべてのものを隠蔽し、
> 曖昧にし、忘却し、廃棄し、改ざんしながら、寄ってたかって歴史を推
> 敲して行くことになるはずだ。

>  混乱している国の荒れ果てた現状をうらやむのが、奇妙な心理である
> ことは承知している。

>  でも、互いの顔色をうかがってはウソばかりを言い合っている不潔な
> 食卓よりは、口論の多い食卓のほうが健康的だ、と私はそう考えていま
> す。

 日本が忖度社会なのはそのとおりだ。だけど小田嶋氏は、そんな忖度社会で「正義」がなかなか実現しない日本に苛立ち、混乱(暴動)が起きてでも、現状が変わるかもしれない方を善しとする。これ、単なる民主主義の否定じゃないか。正義(だと自分が勝手に思っていること)が実現しないなら、まずは己の正義とやらを国民に納得してもらうべく何らかの言論活動をして、その結果、自分の正義が国民の多数派に支持されることによって、その「正義」とやらが実現するように仕向ける。それが民主主義というものじゃないのかね?こういうおサヨクな人は、自分の考える正義とやらが実現しないとき、ぐブチ切れて、暴動でも何でも起こして現体制をひっくり返すことばかりを考える。ひっくり返された、その先に自分らの思い浮かべる正義が実現すとは限らないのに…。いや、それどころか民意が変化していないのだから、実現するわけがないし、暴動が本当に民意によって起こされてるなら、そんな暴力的手段に訴えなくたって、選挙で正義が実現しているハズだ、とは考えないのかね、こういう「知識人様」は?

376 名前:mespesado 2020/06/14 (Sun) 07:12:30
 同じ日経ビジネスの記事ですが、今度は至極まともっぽい記事↓

「国立大学法人化は失敗だった」 有馬朗人元東大総長・文相の悔恨
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00158/051900003/?n_cid=nbpnb_mled_mpu

 2004年、グローバリストの口車に乗って、「うっかり」国立大学を独立行政法人化してしまったことを悔いている有馬朗人・元東京大学総長、文部大臣のインタビュー記事。有料記事で後半は読めないが、こういう過去の間違いを素直に認めるのはとてもよいことだ。
 >>372 でリンクを貼ってある財務省のポチどもが、この期に及んでなお、緊縮マンセーな主張を臆面もなく主張し続ける醜さに比べたら、何と潔く、すがすがしいことか。
 結局過去を懺悔するのは現役を退いた人たちばかりで、現役バリバリの論者はテメェの生活が懸かってるから転身なんてこわくてできないんでしょうね。読者もそういう「オトナの事情」があるというカラクリを理解して、こういう現役バリバリの経済学者さんたちの意見は眉に唾をいっぱい付けて聞く習慣を付けないといけないね。

377 名前:mespesado 2020/06/14 (Sun) 07:59:07
“ポスト安倍”見据えた動きとの見方も 自民党内で活発に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200614/k10012469821000.html

> 自民党内では新型コロナウイルスの収束後を見据えて新たな対外戦略や
> 国家ビジョンなどを検討する必要があるとして、戦略本部と議員連盟が
> 相次いで発足しました。

> 戦略本部は岸田政務調査会長が本部長を、麻生派の甘利税制調査会長が
> 座長を務め、先週11日の会合にはおよそ70人が出席しました。

> 一方の議員連盟は最大派閥の細田派の下村選挙対策委員長が会長を、稲
> 田幹事長代行が幹事長を務め、戦略本部の会合と同じ日に開かれた総会
> にはおよそ140人が出席しました。

 NHKだから淡々とファクトの報道に特化しているので、裏話的な内容はこちらに↓

下村氏、稲田氏の議連設立に見る、安倍首相「二つの失敗」
https://www.jiji.com/jc/bunshun?id=38341

>  会長に下村氏、幹事長に稲田朋美党幹事長代行が就く議連発足の背景
> には、二人が所属する細田派を実質的に率いる安倍晋三首相の「二つの
> 失敗」がある。

>  一つは岸田文雄政調会長への禅譲路線の失敗だ。【中略】「ポスト安
> 倍の最右翼ながら人気がない岸田氏を二人は小馬鹿にしている。首相が
> いくら岸田推しでも、細田派も抑えられないぐらい先行きは怪しい。首
> 相の求心力が落ちている証左だ」

>  もう一つの失敗は、派閥の後継者育成だ。
> 「下村氏が議連を立ち上げた理由は大手紙が書くような岸田氏への牽制
> だけではない。むしろ同じ細田派の西村康稔コロナ担当相の台頭への焦
> りだ」(首相側近)

 こういう「内ゲバ」を見て思うのだが、そもそも安倍総理のような「調整型」の政治家が「後継者」を育てるということ自体が土台無理なんじゃないですかね。調整型の政治家って、意見が分かれたときの調整を「うまくやる」技術でしかないから、そんな小手先の技術にいくら長けたところで、肝心の「政治哲学」の方を持たなければ、己の我欲の実現のための手連出管を磨くことに熱心な政治家ばかりが後継者ツラをして跋扈するようになるだけ。今の自民党の「ポスト安倍」の蠢きを見ていると、そんな感じしか見えてきません。
 実は、安倍総理は「政治哲学」はちゃんと持っているんだけれど、田中角栄のような「気骨」の政治家と違って、「目に見える形」でその政治哲学を披露する場面が少ない。だから、その政治哲学が「見えない」んですね。だから、よほど昔の「徒弟制度」みたいに「住み込み」で「丁稚奉公」するとかしないと、今日ではその極意となる「政治哲学」が伝授できないような気がします。
 ポスト安倍の中で比較的マシなのが、私は河野太郎氏だと思いますが、しかし、彼とて「与えられた大きな政治方針」のもとで、自分の職責を遂行するためのポイントを押さえて行動する実行力は優れているが、総理になったときに最も大切な国政の「グランドデザイン」を描く能力はまだ持っているとは言えない。2期か3期ほど後になればその辺が身についているかもしれませんが、今はまだまだ。例の反緊縮で筋の通った安藤さんや西田さんもそういう点で、「これからの政治家」でしかないでしょう。
 とにかく、調整型政治家の後任はそういう意味で頼りないのはやむを得ない。こういうときこそ世論による「神輿」が必要で、かつての総理大臣がDSが用意した「神輿」に乗っかって彼らに操縦されていたように、今度はそんなDSのような「国民の敵」じゃなくて、「世論」、それもきちんと物ごとの神髄を理解した「世論」が「神輿」になればよい。今までだと「そんなの無理だよ」と半ばあきらめていたのですが、今回の給付金を巡って、地元で政治家が国民世論の突き上げを喰らって政策がまともな方向に作り替えられたように、こういう動きの芽は現に出始めている。こうした流れがうまく大木にまで成長すれば、それこそ真の民主主義の誕生ですね。


378:mespesado :2020/06/14 (Sun) 08:18:06
レバノンから分かる「日本を財政破綻に追い込む道」
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12604064599.html

 昨日、今日の三橋さんのブログは、反語的な「日本を財政破綻に導く方法」というような内容で、昔の「亭主を早死にさせる法」というブラックな反語的ハウツーものが流行ったのを思い起こさせますが、「財政破綻するぞ~」と喚く財務省のポチのいうとおりのことを実行すると、かえって逆に財政破綻してしまうことを解説しています。で、今日はそういうifの話じゃなくて、実際にそれが実現してしまったレバノンという現実の国家の話で、非常によかった。
 こういう事実をもとに人に話せば「論より証拠」、説得力が増すでしょうね。このような実例を挙げてくれた三橋さんに感謝です。

379:mespesado :2020/06/14 (Sun) 08:49:20
年120万円の追加現金一律給付が生活困窮者を救い、日本経済も復活する!?
https://news.yahoo.co.jp/articles/200ce310e5ec19c88e95cf44ec0a26a839787756

↑Harbor Business Online の記事だけど、非常に良い。記事の結びも

> 人々の生活が困窮し、日本経済自体も大幅に落ち込んだのは、感染拡大
> を防ぐためとはいえ、政府による外出制限や営業自粛の呼びかけによる
> ものだ。コロナ失業、コロナ倒産が相次ぐ中で、政府は早急に対策を実
> 行していく責任がある。そうした対策の中でも効果的かつ効率的なもの
> として、一律現金給付が検討されるべきだろう。

と、記者自身が肯定したトーンで結んでいる。財務省の影に怯えた記事にありがちな「反対意見もある」などという玉虫色の結語で終わってない点もとてもよかった。そして何よりも、この記事を自らのブログで取り上げた渡邉正二郎氏↓

http://kotodamayogen.blog.fc2.com/blog-entry-12836.html

も、最後のコメントで

> この提案、私は全面支持!!全力で実現に向けて外部から支援します。
> 自公ががっちり組めば必ず実現できます。必ず。政権交代などになった
> ら我が国はアフリカ以下、中国以下になります。

と言ってくれているのがすごい励みになります。

380:mespesado :2020/06/14 (Sun) 09:24:29
新型コロナが引き起こす「MMTブーム」の第2波
パンデミック収束後の「新たな経済危機」とは
https://toyokeizai.net/articles/-/349653

↑例によって中野剛志さんの記事。今回は、森永康平氏著『MMTが日本を救う』の書評も兼ねている(私もこの本を早速注文しました)。そして、

> 興味深いことに、MMTに積極的な関心や理解を示すのは、森永氏のような
> 金融アナリストや税理士など、民間の実務家が多いようだ。例えば、昨
> 年『MMTとは何か』(角川新書)を上梓した島倉原氏も、株式会社クレデ
> ィセゾンの主任研究員であった。逆に、MMTに対して強い拒否反応を示す
> のは、(財務省を除けば)主流派経済学の訓練を受けた経済学者が圧倒
> 的に多い。

と、森永氏のような人がなぜMMTに理解を示すのか、と問うた上で、その理由を↓のように推測する:

> 実は、MMTは、現代貨幣「理論」とは言いながら、実際には「理論」とい
> うよりは、税財政、金融あるいは会計実務の「描写」の側面が色濃い。
> だから、実務家に好まれる。そして、同じ理由から、主流派経済学界の
> 理論家には敬遠されるのであろう。

 なるほど。頭デッカチはダメだ、ということですね。大いに賛成です。ところで中野氏が警告するのは、表題にもあるように、コロナ騒ぎ収束後だ。

> パンデミックの最中には、大規模な財政支出が行われる。しかし、その
> 結果として、パンデミックが終わった後、膨大な政府債務が残される。

> そうなると、財政規律にとらわれている国は、巨額の政府債務に恐れを
> なし、極端な歳出削減や増税によって、財政健全化を図ろうとするであ
> ろう。その結果、経済は、再び、恐慌へと陥ってしまうのである。

 そして、それには先例があるとして、例の「大恐慌終焉後のルーズヴェルト政権の失敗」を挙げるのだ。つまり、この問題は、国民の「誤った貨幣認識」が引き起こす人災なのだ。是非ともわかっている人から声を大にして、緊縮財政派の声をかき消すようなうねりを引き起こしたいものだ。

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