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「日本のため、日本人の幸福のために事業を立ち上げるんだという気概」を取り戻そう! [現状把握]

企業の「内部留保」問題から発した議論、出世外人さんの登場にmespesadoさんも鋭く反応、すごい議論が展開されました。ほんとうにゾクゾクしながら読みました。私も私なりに「若い人たちをどうしたら奮起させることができるか」について仲間と構想しています。具体化しつつあります。ご期待ください。

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947:オマンゴロ~ノヴィッチ・ニコチンスキー :2020/04/05 (Sun) 13:06:17
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271424
↑このアーティクルにも
ふつう に禿同www
っちゅーか
大企業も400兆円もの
内部留保があると 囁かれる中
・・・従業員のシト達の暮らしを
憂慮し国からせびるばかりでなく
・・・内部留保した金を使う気わ
ないの金(^^;)内科アイゴ~


855:猿都瑠 :2020/04/05 (Sun) 13:27:16
オマンゴロ~さんに書こうとしてやはりこちらに(笑)
内部留保は会社が倒産しない為に貯めたもの。
経済成長が何故低迷しているかは本スレで散々やってますよ。
もし内部留保を吐き出せば会社はまずコスト削減に走ります。
つまり減給とリストラ。
最悪、会社は倒産です。
なので今回は円と言う通貨の量を増やす権限のある国が、国民全員に現金支給をすれば済む話です。
インフレになると通貨の価値を棄損する事になるので、インフレになりそうなら税金として円を回収すればいいんですよ。
流通している円が全て入っているたらいがあるとします。
そこの中には経済の活動量と貯蓄が入っています。
たらいを大きくして満たそうとする、これが経済成長です。
つまり通貨の流通量を増やせば、経済の活動量と貯蓄が増えるんです。
たらいの大きさを変えず、通貨の流通量を増やすとどうなるか。
たらいから溢れますよね。
つまり捨てるって意味と変わらない。
この棄損行為をインフレと言うんです。
通貨の必要な供給量を超過するから価値が下がりますよね。
今のデフレはと言えば、たらいが経済規模に対して既に小さいのに、経済活動量が超過している状態
貯蓄は通貨換算ですから、そのまま。
経済活動量が大きいから、たらいから溢れ出て労働者の賃金が棄損され、給与が上がらない、下がるってなるんですね。
たらいの大きさをどうするかは、経済活動量の推移を見極めつつ。
って、こんな説明で良いですか?メッさん(^^;


856:mespesado :2020/04/05 (Sun) 13:42:53
>>855
座敷牢 http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16944663/947/ へのレスですね?
 内部留保ばかり貯める件については、かつて麻生さんも「守銭奴」発言で経営者たちを批判していましたけど、特定の会社が内部留保を貯め込んでるだけだったら、確かにその会社の経営陣が守銭奴なのかもしれませんが、かくも国内の会社の内部留保の総量が増え続けている理由は、何らかの合理性があっての統計的な結果だと考えるべきで、その理由は「企業の収益が右肩上がりで増えなくなったから将来が不安で倒産防止のために溜め込むわ、将来の減収が不安だから賃上げできず、その結果内部留保に回って内部留保が増えるわ、というのが原因だと思いますよ。企業の内部留保が増えてるからって、企業を非難したって「そんなに言うならテメエが企業経営してみやがれ」と言われるのがオチでしょうね。それから法人税の引き上げを主張する人も同じです。その昔、法人税を払うのがシャクだから社員に還元しちゃえ、という太っ腹な経営者が多かったのも、今年よりは来年、来年よりは再来年の方がより儲かるから「宵越しのカネを持たな」くても経営が安定していたからこその太っ腹なのであって、今みたいに今年は儲かっても来年はどうなるかわからぬ、という時代だったら、「法人税を上げられたらその分倒産リスクに備える内部留保が減るから従業員の給与を減らして法人税分を補わざるを得ない」と考える経営者が続出するだけでしょうね。


859:出世外人 :2020/04/05 (Sun) 22:32:24
>>856
mespesadoさん サルトルさん
「内部留保」の件ですが、ちょーっと私の意見は違うのです。
現代の日本で、大企業はちょっとやそっと経営が傾いても、まず倒産することはないと思います。
Too big to fail で、政府、大銀行が総出で救済しようとしますし、たとえ倒産回避のために粉飾決済をしたとしても、刑事責任は追及されません(東芝などが典型)。
内部留保を続ける大企業の経営陣にも彼らなりの「合理的な理由」はあるのでしょうが・・・・それは「自分の在任期間中だけは、業績を悪化させたと言われたくない」といった程度のことではないでしょうか。
(すでに大企業の経営者の多くが、創業社長ではなくサラリーマン社長ですから、当然といえば当然ですが。)
でも現代に、企業活動と社会の関係を深く意識する渋沢栄一的な経営者がいるとしたら、やはりコロナによる壊滅的な打撃を回避するために、内部留保の積極的な活用を打ち出すと思います。そもそも内部留保というのは、現在のような非常時に備えて蓄えてきたものですし。
この点で、私はオマンゴロ~さんの意見に賛成です。
具体的には、やはり労働者に対しベーシックインカム的な所得保障を打ち出して、「基本的な生活はしっかり保障するから、コロナ収束の目途が立つまで、2週間、1カ月、できる限り、しっかり自宅籠城してほしい」といったものではないでしょうか。
特に所得や雇用の保証のない非正規労働者の不安が最も大きいので、この層に手早く配慮する必要があると思います。
企業の内部留保も、全体としては企業の経営努力というよりは、非正規労働者を雇用の調整弁に利用して蓄えてきた性格が強いわけですから、こういう時こそ報いるのは当然ではないでしょうか。
平時も非常時も労働者をいじめ続けてはあんまりです。
この点、現在の安倍政権も大丈夫かな、という感じがします(初動で、民族派らしい国民に対する明確なメッセージが今一つ見えてこない。あるいは、集団免疫獲得のために、長期化を達観している?)。
すでに実質的に「戦時」と同じ状況なのだから、まずは緒戦で、「ドン、」とお金を投じて機先を制さないと
とかく中途半端に余裕がある時というのは対策を小出しにする「戦力の逐次投入 ( https://www.insightnow.jp/article/10088 ) 」をやってしまいがちですが・・・・「ガダルカナルの壊滅」を繰り返すことにならないか心配です。


860:mespesado :2020/04/05 (Sun) 23:01:06
>>859
 出世外人さんのご指摘は鋭いと思います。
 何だかんだ言って、今の人達は、経営陣に限らず「不安」で「リスクを取りたくない」人が多いのだと思います。その昔、渋沢栄一さんのような「名士」が高い理念を持っていたのは、日本のため、日本人の幸福のために事業を立ち上げるんだという気概があったからだと思うんですね。
 ところが、高度成長が終わって、当時の人にとっては謎の低成長になってからは、国民を守るための規制は低成長の濡れ衣を着せられてDS達によって廃止されるし、従業員に利益を還元する日本的な知恵であった株の持ち合いを強欲資本家の利益にならないからと強制的に止めさせられ、それまでの「企業は従業員のもの」だったのが「企業は株主のもの」に転換された結果、企業経営者は国民のために努力することを放棄させられ、資本家の強欲を満たすための「奴隷」に成り下がってしまった。こんな時代の経営陣に「高尚な理念」を持てと言う方が無理な話で、理念など捨ててひたすら己の出世に励むくらいしか生き甲斐を感じなくなってしまうのも必然の流れだと思います。企業経営者がサラリーマン化していると言われるけれども、これは彼らが成りたくてそうなったというよりは、国民のために頑張ることを放棄させられた結果の「やむを得ない転換」なんじゃないかな、と思っています。
 ところが、米国でトランプが大統領になり、DSより一般の国民の方が大事だという空気が生まれ、そして世界レベルで需要が冷え込むという、日本が緊縮財政で外貨を稼ぐというナンセンスな政策を取っていたのが継続不可能になるような一大転換期を迎えたコロナ騒ぎ。これで、経営者も本来の意欲であった国民のために汗を流すという本来の姿に戻るきっかけになるのではないかな、とわずかな期待ではあるけれど、絶好の機会を得たのではないかな、と思っているわけです。


861:猿都瑠 :2020/04/05 (Sun) 23:14:15
出世外人さん
自分は今までこれを読んでます。
https://diamond.jp/articles/-/230685
https://diamond.jp/articles/-/230690
https://diamond.jp/articles/-/230693
https://diamond.jp/articles/-/230841
内部留保と言っても、自分に経営の経験があるわけでもないので、経営者から見た内部留保ってどんな物なのか想像する事しか出来ません。
内部留保ってのは、経営危機に陥りそうな時の切り札としてあるのではないかと。
そもそもデフレが世界史上唯一無二、それも20年も続いている、いや人為的に続けている日本が異常だと思うんですよ。
中野氏に言わせればバブル崩壊して少し間を空けて始まったみたいですが。
店のテレビで小泉についてどう評価するか、竹中も出ていました。
小さな政府を目指したのが小泉、要するに政府の財政出動を小さくする、民間に任せる事を善のように言ってた記憶があります。
官のやるべき財政出動を民間に丸投げする、これは日本経済の弱体化に見事に繋がったと思うんですね。
政府は金を負担しない、会社は自己防衛をって言ったのに等しい。
その結果が内部留保という防衛でしょう。
親方日の丸は現行の通貨量で循環させるのが当然だみたいなものがある。
しかし経済成長している国って何処も財政出動を行っているんですよね。
グローバル化が進み、労働力に国境が無くなった結果、財政出動を行った国は、自国の賃金が上がり物価も上昇する。
しかし日本だけは財政出動を行わない為に、賃金は据え置きもしくは下落、しかし経済成長している国の物価が上がるので、原材料の物価も上昇する。
国民は物価は上がる、税金も上がる、しかし賃金は据え置きか下落、これじゃじり貧ですよね。
436兆の内部留保ですか、日本のGDP1年分を吐き出したとしても、圧倒的に労働者の多い中小企業は内部留保なんか抱えていないでしょうから、労働者に分け与えるお金なんかないと思いますよ。
結論としては、自分がたらいに例えた(正解ではないかも知れませんが)国家の貨幣発行権(日銀はほぼ民営化で政府の権力が及ぶかは分かりません)を行使して、貨幣の流通量を増やすしかないと思うんですよ。
まるでデフレの実験国家のように思えて来てなりませんが。
しかしある意味、これだけデフレが続いているのにびくともしない日本に怖さを覚えつつ、抑え込みたい勢力を感じざるを得ませんが。


862:出世外人 :2020/04/06 (Mon) 01:17:39
>>861
猿都瑠さん
>結論としては、自分がたらいに例えた(正解ではないかも知れませんが)国家の貨幣発行権(日銀はほぼ民営化で政府の権力が及ぶかは分かりません)を行使して、貨幣の流通量を増やすしかないと思うんですよ。
>まるでデフレの実験国家のように思えて来てなりませんが。
コロナパンデミックというのは、実質的に戦争と同じ状態ですから、いずれ国債を「戦時国債」的に発行しなければならない事態が来ないとはいえませんね・・・
平時の国債発行は「経済動向を見極めながら」とかチマチマやるわけですが、戦時国債となると「背に腹は代えられぬ」とばかりに、GDPの何年分、何十年分とか、ドカドカ国債発行をするわけです。
コロナパンデミックの展開によっては、言い方は悪いですが、日本は(いや、世界は)否応なくMMT理論の壮大な「社会実験」に突入の可能性もありますね。
>>860
mespesadoさん
>ところが、米国でトランプが大統領になり、DSより一般の国民の方が大
>事だという空気が生まれ、そして世界レベルで需要が冷え込むという、日本
>が緊縮財政で外貨を稼ぐというナンセンスな政策を取っていたのが継続不可
>能になるような一大転換期を迎えたコロナ騒ぎ。これで、経営者も本来の意
>欲であった国民のために汗を流すという本来の姿に戻るきっかけになるので
>はないかな、とわずかな期待ではあるけれど、絶好の機会を得たのではない
>かな、と思っているわけです。
経営者の姿勢が変わるかどうかは分かりませんが・・・・コロナ騒ぎというのは、確かに一面で、日本社会を変える絶好の機会であることは確かだと思います。
というのは、コロナ騒ぎで、日本社会の「王様の裸」がいろいろ暴露されてきていますから。
代表的な「王様の裸」ですが、たとえば、、、、
 1、収入を得るには、毎日満員電車に乗り、厳重に入退室管理されたビルの1室で、上司に監視され、同僚達とはマウントを取り合わざるをえないのは仕方がない
 2、都会でなければ、豊かで文化的な生活は享受できない
まず1がもはや不要であることは、「テレワーク」を実際に体験して、多くの事務労働者が気づいてきていると思います。
プロジェクト内での業務の切り分けと進行管理、それと情報セキュリティさえしっかりしていれば、デスクワークでは特に出勤の必要はないわけです。
(実際、ずいぶん前から、普通のオフィスでも隣の席の同僚とメールで連絡を取り合い、1日中ほとんど話をしない、なんていうことも普通になっていますね)
職場うつとかハラスメントとか、日本の労働環境ではいろいろな問題が起きていますが、多くはストレスの多い職場環境によって起きていると思うのです。
90年代くらいまでは、日本の「職場」というのは、一種「家族的」というか「同好会サークル的」というか、人々の帰属先的な面もあったと思いますが、現在は収入を得るための殺伐とした競争の場になり果てている部分が多いと思います。
そんな中、テレワーク体験を機に、自分に適した環境で仕事ができる、本当の「働き方改革」が起きるのではないでしょうか。
 2についてですが、都会のような人口密集地に住むことは、もはやリスクになっている半面、日本の「田舎」は、非常に利便性、安全性の高い所が多いです。
 よく「田舎」というと、山間部のいわゆる限界集落のようなところをイメージしがちですが・・・実際は、商店街こそシャッター通り化しているものの、コンビニ、郵便局、病院、スーパー、ホームセンターといった生活インフラが徒歩圏内にある旧市街で利便性の高いところが多いです。地元で入手できないものは、ネットで注文すれば翌日には届いてしまいますし。
 「空き家対策」とかお荷物扱いされていますが、100坪以上の敷地に、多少古いけれどしっかりした住宅、駐車場、納屋、家庭菜園などが付いた物件が、数百万円台からそれこそバーゲンプライスでたくさんあり、多額の住宅ローンも不要です。
 ライフスタイルの好みは人それぞれですが、むしろ地方の方が快適というか、コスパの高い生活ができる条件がそろっている面があります。
 特に2000年代以降の都心の「再開発」について感じているのですが、鳴り物入りで宣伝され、莫大な資金が投じられているものの、狭い敷地ぎりぎりに高いビルが建てられたり、複雑な通路を地下に上ったり降りたり、桟橋状の回廊で遠回りしたりとか、「なんだかな~」という所が多いと感じています。
生活環境を向上させるというよりは、市中に溢れたお金の投資先がないので、「再開発」の名目で無理やり複雑で過密な都市空間を作り、何とかお金を回してきたのではないか、という印象です。
コロナ騒動を機に、テレワーク、都会から地方への人口の平準化で、日本の経済や産業、社会の形も大きく変わっていくのは確かだと思います。


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めい

「内部留保」について、堺のおっさんが「グローバル経済」という視点を持ち込んで、議論がさらに重層化してきます。「放知技」板ならではのダイアローグの醍醐味です。http://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=17003576

      * * * * *

863:堺のおっさん:2020/04/06 (Mon) 04:53:23
内部留保の件。
なぜ巨額の積み上げをしていくのかの理由の半分は語られたと思います。
デフレ下では、心配の種は尽きないと。
まだ半分がありますね。
それは現在のグローバル経済に対応するためです。
SBの孫さんがいつの間にやら投資業に手を出すようになった。
その功罪はさておき、あまりにデカくなった企業は
海外のグローバル企業が競争相手となるわけです。
競争に勝ち抜くためには、それこそ巨額の資金的裏付けが要る。
内部留保は当然流動性の高いものでなければならないのですが
けっして庶民感覚の預貯金ではありません。
流動性の高い金融商品にかなりの部分が姿を変えているわけです。
だから、グローバル経済の構造が勝者総取りであることから
軍資金の積み上げを止めることができないのです。
この点を忘れて内部留保を語ると、
ただのケチな経営者、ただの臆病な経営者像しか浮かびませんが、
もっとリアルな必要性に迫られた側面もあると見えれば
むしろどんな厳しい競争をやっているのかが少しは見えてくると思います。
同情しているわけではありませんが、そうせざるを得ないのが
グローバル経済で成長していくための条件でもあるからです。

武漢ウイルス騒動で面白い事例が出てきました。
商社の世界では三井と三菱が資源を扱いツートップだったのですが
巨額の赤字転落する中で、伊藤忠が今季は大幅な増益へ。
グローバルな資源以外の分野でのビジネス、それも日本国内でのビジネスが
絶好調であると。よき傾向です。
by めい (2020-04-07 06:23) 

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