井上正康先生講演会 [コロナ危機]
井上正康先生講演会が仙台で開催されることを知りました。早速7月3日の方に、友人を誘って申し込みました。→https://karyukai.jp/smart/information
3月議会に先立って井上先生の著書『本当はこわくない 新型コロナウイルス』(方丈社2020.10)を読み、アマゾンレビューしていました。(3月議会一般質問中継録画→http://gikai.city.nanyo.yamagata.jp/nanyocity/embedPlayer2.asp?Id=20210312185848)
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2021年2月24日に日本でレビュー済み
非常にていねいでわかりやすく、新型コロナについて理解しておくべきいちばん基本的なところがきっちり肚におさまった。《すでに集団免疫力を獲得している日本では、MERSのような猛毒新型変異株が誕生しない限り、大惨事にはならないと考えられます。社会的影響力の大きな大学教授や医学研究者には特に俯瞰的な視野が強く求められます。》(172p)この文章に著者の新型コロナに対する立ち位置が要約されている。すなわち、幸運にも初期の弱毒性段階で集団免疫を獲得した日本においてはそう心配したものではない。しかし事態は常に進行しており、いつ何が起きるかわからない。したがって、《政府や専門家は、世界と日本での発症状況を注意深く観察しながら、危険を増したら素早く対処できる科学的体制を構築することが大切です。国民もインフォデミック(情報混乱)に振り回されて過剰反応せず、”正しく恐ること”を学ぶ必要があります。》(178p)著者はコロナの騒ぎが始まって以来、毎朝最新の研究成果等世界中の情報に接することに時間を費やしているという。それゆえの信頼感が一冊の隅々から伝わってくる。「正しく理解し正しく恐れよ」、それが結論。各章ごとの「まとめ」も簡明的確でありがたい。手元に置いて事あるごとに参考にしたい本。おおいにおすすめです。
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