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mespesadoさん講義(49)重要5発言 [mespesado理論]

《国営企業の民営化も再び見直す時が来たのではないか》という堺のおっさんの問題提起に対して、「国有(営)会社の民営化の是非」よりも、「株主の外国籍比率」の方を問題にすべき》。「国家資本主義」についての議論を掘り起こしてみました。→「国家資本主義」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2017-07-19 飯山一郎師の《東京株式市場は「外資支配」から「政府支配」へ》発言http://grnba.jp/more100.html#aa07171に始まり、堺のおっさんと飯山師の議論にmespesadoさんも絡みます。吠えるE爺と 燃える同志たちの闘議場 -27-スレの208堺のおっさん :2017/07/17 (Mon) 21:12:59 から始まります。コメント欄も参照→《国営時代の郵貯や簡保は機関投資家であり、すなわちこれは「国家が資本家の役割をしていた」、言い換えると国家資本主義を実行していた》そして今や、《公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)と日銀を合わせた公的マネーが、東証1部上場企業の4社に1社の実質的な筆頭株主となっている》→《資本主義を「新自由主義」の方向に発展させるのは人類を金の亡者にする愚策だが、資本主義を「国家資本主義」の方向に発展させるのは人類を幸せにする画期的な方法かもしれません。》その二年後、「国家資本主義」をめぐる議論が再燃します。→「国家社会主義」「国家資本主義」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2019-06-09 放知技板の超重要テーマです。
②コロナ自体については、たとえばコロナの場合は重篤化するまで自覚症状が出ない、というのだ。これはコロナ肺炎の重大な特徴であって、やれ感染率がどうの、死亡率がどうの、というレベルの話ではない》というようなできるだけ深いところまで踏み込んだ調査分析に則った結果報告》をするとし、その一方でコロナ禍の与える経済影響については出来る限り大騒ぎをして世論を盛り上げる必要がある》
無意味な価値基準の存在に気付いたとき、人類は根本から変わることができる・・・今の世の中は、とうとうこんな流れになってきたのではないか》! 「人間」を考える上での根源的問題です。あらためてじっくり取り上げます。
新型コロナ対応「優等生」とされる「台湾・韓国・ドイツ」をどう理解するか。台湾:《危機管理を重視した政治体制》なので《安心して「実力主義」を実施できた》。韓国:検査態勢を拡充》《検査で陽性になる人が激増して医療崩壊》《「生活治療センター」を設置》。日本が学ぶとしたら、まず「生活治療センター」を作って受け入れ態勢を高めてから「検査を充実させる」という手はある》
⑤「金正恩死亡」の報金正恩氏の死亡説 ロシアと英国は否定https://jp.sputniknews.com/asia202004267399119/→後継者とされる金与日について。
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90:堺のおっさん:2020/04/26 (Sun) 08:47:54
グローバリズムの走りは世界的な国営企業の民営化から始まる。
小さな政府、付加価値税、規制緩和と続く。
日本ではその象徴がJRであり、NTTであり、郵政民営化であった。
しかし、これらのインフラ的企業は今回の武漢ウイルスで
まともな経営ができるのであろうか?
ようやく危機的状況の中で財政PBよりも思い切った支出をとの
声が出始めたところであるが、小さな政府の象徴である
国営企業の民営化も再び見直す時が来たのではないか
問題提起としておく。

94:mespesado :2020/04/26 (Sun) 11:36:09
>>90
> 国営企業の民営化も再び見直す時が来たのではないか

 「国営企業は殿様商売だからうまくいかない」←これはグローバリストの常套句でしたね。確かに共産圏の国営企業がうまく行っていないのは事実だったのだけれども、そもそも国民性の問題もあって、必ずしもそんな単純に割り切れるものではない。
 そもそも「国営」と「国有」も違う。前者は経営者が「殿様」なのに対し、後者は経営者は「民間人」で、株を通じてガバナンスを国家が握っているだけ。ところが最近は「民間企業」の株を年金の投資先として「国家」が保有率を高めている。もう「国有」だ、「民間」だ、という違いはイメージ以外には実体として何も無いようなもの。それよりも株を通じたガバナンスの主体が「国民の味方」なのか「国籍など無視した己の利益しか考えない輩」なのかという違いの方が大きい。
 だから、「国有(営)会社の民営化の是非」よりも、「株主の外国籍比率」の方を問題にすべきなわけで、こういう議論がDS共には一番話題にして欲しくないところでしょうね。マスコミもDSに牛耳られているから、なかなかマスコミから問題提起するのは難しいでしょうが。
91:mespesado :2020/04/26 (Sun) 10:30:01
 既に「うずらのブログ」さんについては「役割を終えた」と書いたところだが、昨日と本日の一見「過激」なエントリーを読むと、役割を終えたどころか、むしろ有害になってきた、という思いが強くなってきた(といっても弓月某のようなマウントを取る事を第一に考えている人格的に嫌らしい本性がバレた、などというようなものではなく、うずらのブログの方は、問題提起の鋭さや事実認識としては極めて真っ当だし、「中の人」も人格的には何も問題ないと思っているので、その点は誤解なきよう)。
 さて、昨日と本日のエントリーはこれ↓
支離滅裂なコロナ自粛厨
https://ameblo.jp/kobuta1205/entry-12592022079.html
観光客を拒む自粛自警団の民度は未開の土人並み
https://ameblo.jp/kobuta1205/entry-12592218327.html

 いずれも、管理者の強い正義感と内容の正確さは、それ自体としては極めて真っ当かもしれないが、人々に真の気づきを促して世の人々の意識を変え、その結果世界をより生きやすい方向に変えていくにはかえって逆効果ではないかと思えてきた。
 これらの記事(というか、管理者の「認識」)には実は問題は2点あって、一つは「第一段階」の一部である「事実認識の深さ」に関する問題、もう一つは「第二段階」「政治的駆け引き」に関する問題だ。
 まず一つ目の方だが、最初の記事で、今回のコロナ騒ぎを原発事故のときの人々パニックと重ねて次のように述べている↓
> これ(当時の菅総理が全国の原発を停止したことを指す─引用者注)を
> 機に反原発ゴロのバカどもが大騒ぎし、「東日本はもうお終い」とか、
> 「首都圏も放射能で汚染されている」とか抜かしてガイガーカウンター
> を持ち歩き、そこいら中の放射線量を測りまくっていたキチガイや、放
> 射能疎開と称して沖縄や北海道へ逃げ出した連中もいたが、あのアホど
> もは今ごろ何をしているのか?

 もともとうずらさんは以前から原発推進的な主張をしていて、そこだけが「玉に瑕」だな~と思っていたのだが、どうもこの記述で「原発事故の健康被害」についても過小評価していることが明らかになった。だって「首都圏も放射能で汚染されている」のは事実だし、実際、事故当初の2~3カ月の間は口内炎や「チェルノブイリで特徴的だった粘り気のある目ヤニ」のような健康被害は当たり前に発生していたし、(これは私が自分の保険会社のデータを元に調査した結果で公表していないから周知されていないのは確かだが)死亡統計でも「胎児死亡」と「高齢者の感染症」による死亡が事故原発近辺を中心に2012年から激増した、ということから見て、「放射能疎開」は極めて真っ当な対応手段の一つである(もちろん更にその上を考えて乳酸菌で免疫強化策を訴えた飯山さんのアイデアはもっと次元が高い対応手段だと思うが)。ただ、「胎児死亡」も「高齢者の感染症による死亡」も露骨な死亡者激増のように見えないため、健康被害の実態が見えにくいという特徴があって、世間は健康被害が生じたことすら気付かなかったというのが実態であろう。そういう意味で
> 首都圏も東日本も、お終いどころか、皆、普通に生活している。

というのは、一見するとそう見えるだけであって、実はその後のスーパーとかを注意深く観察していると、西日本の食材から先に売れている様子や事故地点に近い県産の野菜は最後まで売れ残っているとかははっきり見て取れ、その動向を敏感に嗅ぎ取ったスーパーはその「意図」がわからないように装いながら「○○地方フェア」のようなイベントを開催して、なぜかその「〇〇地方」は西日本や北海道に偏っていたりするわけで、世間も「風評被害バッシングを恐れて健康被害を口では騒がないが、しっかり裏では対策を講じている」のは明らかだった。多分知人とかから、突然死とか、そこまで行かずとも小さな健康被害の話は口伝で聞いていたからだろう。
 さて、それでは同ブログで今回のコロナについてはどう書いているかというと、まだコロナ騒ぎの真っ最中なので、これからどうなるかわからないこともあってか、放射能の時のように「大したことは無い」という言い方は微妙に避けているけれども、実際に引用先を見てもらえばわかるように、大したことが無いと思っていなければ書けないような「風評被害バッシング」のオンパレードである。
 しかし、へっぴりごしさんのところで引用されていた「東洋経済」の次の記事↓
コロナ「突然重症化した人」の驚くべき共通点
10日間救急治療室で患者を診た医師の見解
https://toyokeizai.net/articles/-/346423
を見ると、今回のコロナ禍の健康被害の側面におけるある種「質的な」深刻さがよくわかる。↓
> 肺炎症状が出ているのに、息切れ感じない

 記事を読めばわかるが、人体というのは、肺の機能が低下して酸欠になったことを自覚する「息苦しい」という感覚が、「酸素が吸収できなくなった」ことではなく「二酸化炭素が増えた」ことによって生じる。ところがコロナウイルスは肺が二酸化炭素が増えたときに反応する生体反応を無効化するような界面活性剤物質を産出するのだという。つまり「実際に」酸欠になっても自覚症状が起きないというのだ。
 つまり普通の病気は重篤になる前に自覚症状があり、それがだんだん強くなるからこそ重篤化する前に対応ができるのに、コロナの場合は重篤化するまで自覚症状が出ない、というのだ。これはコロナ肺炎の重大な特徴であって、やれ感染率がどうの、死亡率がどうの、というレベルの話ではない。そこには通常の感染症などと質的に違う恐怖があるのだ。
 この事実は「第一段階」の話ではあるけれど、通常の表出したファクトや○○率のような統計的ファクトとは次元の異なる問題であり、残念ながら、うずらさんはこの次元にまで話を踏み込んでいない、ということなのだ。
 続いて「第二段階」に関する問題点について。
 これは、たとえコロナ禍が結果的に大騒ぎすべき問題でなかったとしても、このような騒ぎが起きなければ「財務省」という「組織」が引き起こしている「緊縮財政」という人類を滅ぼしかねない政策を覆すことはできない、という問題がある。つまり、究極まで経済的疲弊が一般人の生活を脅かすところまで行かないと、「組織」というバケモノの「意思」を変えることはできないわけで、我々としては、できることなら「戦争」のような人的にも膨大な実損害の生じるカタストロフを使わないで、この「悪辣組織退治」をしたいのだが、もし仮にコロナ禍が実際に「大した実被害が無」いのに「表面的には大騒ぎし」た結果、財務省という「巨悪組織を倒す」方向に世論が動くのであれば儲けものだ、という事実があるわけだ。だからこそ、世論に影響力のある有識者は、コロナ禍の与える経済影響については出来る限り大騒ぎをして世論を盛り上げる必要があるわけだ。そういう観点からすると、今回のような「うずらのブログ」氏のような、経済的な影響を防ぐため、大騒ぎするな、などという提言は、せっかくの財務省という巨悪組織を倒すために世論が良い感じになって来てるのに、わざわざそれを諫めて足を引っ張っている、という意味において「余計なお世話」でしかないわけだ。
 いずれにせよ、今後、有識者を自負する方たちは、は上に述べたように、「第一段階」のようなファクトを論じるなら、できるだけ深いところまで踏み込んだ調査分析に則った結果報告をし、「第二段階」のような政治的話題を論じるなら、途中経過でのことの善悪は良いから、最終結果としてよい結果が得られるような議論を展開しなければ意味が無い、いやそれどころか中途半端な議論はかえって逆効果だ、ということを理解して論じることを強く望む次第である。
93:mespesado :2020/04/26 (Sun) 11:13:04
>>91
 これに対して三橋さんの最新エントリーの内容は、庶民の最大の問題点である「ルサンチマン」を諫めようとする意図で書かれており、これはなかなかよい↓
公務員給与を犠牲の祭壇に捧げるな!
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12592449749.html

 何か不思議なのだが、ちょっと前までは人格的に優れた人はやはり言動も優れていて、みな人格的に高い人になろう!的な風潮が間違いなくあって、「うずら」さんのような人も、私も含めて多くの方が絶賛していたわけだけれど、だんだんと三橋さんのような、過去にDV疑惑なんかもあり、人格的にちょっとイッちゃってるんじゃないか、という人の方が真っ当な提言をしたりしているような気もして、今までの「善人」の枠が崩れてきているんじゃないか、と感じることがある。
 そう。「善人」などというラベルは、所詮は外的な世界における善悪あるいは優劣の価値判断による人間のランク付けでしかなく、内容に踏み込んだ是々非々の評価ではない。いや、それどころか、この人間の「評価」、あるいは人間が行った行為の「評価」というものがそもそも必要なの?というところまで来ているような気がする。例えば戦国武将や明治維新の義士たちの人物評価、米国歴代の大統領やガンジー、マザーテレサの評価が最近の研究によって180度ひっくり返ったりするが、これは研究の進展に伴う「進歩」なのかというと、どうもそうではないような気がする。既に私も徳田虎雄から導き出される教訓として書いたが、徳田虎雄が偉大な人物であるか、とか行った業績が偉大ものであるか、というような評価をすること自体が意味がないのであって、この人物がこういう状況下でどういうことを考え、どういう行動を起こした結果、どういう原因によってどういう結末になった、というファクトから将来の我々が考えるべき哲学や行うべき行動を考える際の参考にすればよいだけであって、特定の人物を崇めたり腐したりする、つまり優劣や善悪で「評価」する必要がそもそも無いのだ。これは歴史上の人物だけの話ではない。現代に生きる、現在の政治家や、もっとスケールの小さい会社の上司や同僚や後輩への「評価」だって同じこと。そりゃ会社の「人事部」は人物を「評価」するのが仕事だろうが、それは仕事として割り切ればよいのであって、人事部門の人間でもない一従業員は人のことを優劣・善悪で評価する必要がそもそも無いのだ。もっと卑近な家族間でもそう。自分の子供や親を出来不出来だの毒親だのと「評価」する必要もない。ただ、あるがままの姿を見つめ、実際がどうなっているか、そんな人間関係の中で自分はどう行動すれば最善になるのか、を淡々と考えればよい。いや、他の人に対する評価だけではない。「自分自身」への評価すら必要ない。必要なのは、自分が本当は何をどう感じているのか、それを冷静に、蓋をしないで見つめさえすればそれでよい。外から与えられた価値観で自分を評価するからこそ苦しくなることがいかに多いことか、そういう無意味な価値基準の存在に気付いたとき、人類は根本から変わることができるのではないだろうか。
 どうも話がおおきくなってしまったが、しかし個別のネットの記事について考える場合も、結局はこういう根本の問題まで踏み込まないと、真の理解というものに到達できない。今の世の中は、とうとうこんな流れになってきたのではないか、と思う。
95:mespesado :2020/04/26 (Sun) 12:46:33
新型コロナ対応の「優等生」は「台湾・韓国・ドイツ」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00122/00066/
 ↑参考になる記事ではあるが、そこから何を読み取るか。
 まず台湾の対応が確かに優れていたことは、多くの論者の指摘するとおりであるが、具体的な内容として
>  功労者の1人は16年にデジタル担当の政務委員(大臣)に起用された天
> 才ホワイトハッカー、オードリー・タン(唐鳳)氏である。この人物は、
> マスクの在庫データを管理するアプリを活用し、どの店にどのくらい在
> 庫があるのかを市民が常に把握できる状況をつくり上げた。

> これにより、買い占めなどの混乱を防ぐために政府がマスク全量を買い
> 上げて流通を管理する制度(2月6日導入)が、円滑に運営されるように
> なった。
 ↑そして、この天才が活躍できるような政治的判断がコレ↓
> そして、そうした民間の天才を大臣として起用する度量を示しつつ、水
> 際対策や入国者の隔離措置を徹底し、医療用マスクの計画的増産を主導
> したのが、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統である。

 じゃあ、何で蔡英文総統が偉大だったのかというと、ここから先は記事では触れていないけれども、もちろん個人的資質の問題もあるが、台湾という土地が絶えず中国共産党からいつ侵攻されても不思議でないということから、コロナ騒ぎが起きる前から危機管理を重視した政治体制を取っていたから、ということが挙げられると思う。その場合、「民間の天才を大臣として起用する度量を示し」た、というのも、危機時には年功序列のような「嫉妬心を防ぐための知恵」など発揮しなくても、「国が無くなったらどうするんだ」という葵の紋章で強い反対勢力が押さえられるから、安心して「実力主義」を実施できたことも奏功したのだと考えられる。
 次は韓国。しかし今までの政権のグダグダを見ていると、「何であの韓国が?」という印象が大きいのだが、記事によると↓
> 警戒態勢への先回り的な移行など、台湾のあまりにも良好なパフォーマ
> ンスと比べると、ウイルス感染者数や死亡者数が多いこともあり同列に
> は扱えないが、欧米の専門家などから、途中からは政策当局のパフォー
> マンスがかなり良好だと評価されつつあるアジアの国が韓国である。

というところからしても、何となく「曰く付き」なのはわかる。で、

> 韓国は感染者数で3月上旬までは中国に次いで世界で2番目だった。
 
> しかしその後、ウイルスの検査を、有名になった「ドライブスルー方式」
> や、一部地元メディアが呼ぶ「ウオーキングスルー方式」、つまり病院
> 内に設置した患者と医師の相互感染を防ぐ検査用ブース(3月17日付朝日
> 新聞)も用いながら大規模に実施し続けるという、独自の対処法が功を
> 奏した。

>  感染者数の増加ペースは3月中旬から鈍化。国別ランキングの順位はか
> なり下がった。米紙ワシントン・ポストは「一つの手本になった」と評
> 価しており、欧州でも韓国方式が参考にされている。

 何かアヤシい。これと言った特別な対策でもないのに「欧米が参考にした」と?そもそも検査を徹底すれば診療/入院患者が増えて医療崩壊を起こすはずでは?と素朴に思うのだが、それについての記述はこの記事には無い。そこで別記事を探すと…↓
医療崩壊を防げ!官民施設を軽症者隔離施設に改装した韓国の事例
https://www.fnn.jp/articles/-/27895
> 韓国の感染者数は9976人(4月2日時点)に上っているが、3月下旬以降の1
> 日の感染確認数は100人前後で推移。日本よりも感染拡大のペースが落
> ちている。その分ピークを迎えた時期も早く、2月下旬には中国に次ぎ
> 世界で2番目に感染者数が多い「感染大国」となった。

積極的なウイルス検査を進めてきた韓国では2月末の時点で検査数が7万
> 件を超えている(当時日本は約1万1000件)。日本と同様に軽症者や無症状
> 者も感染確認されれば入院が義務付けられていたため、瞬く間に受け入
> れ先は満床となった。その結果、大規模集団感染が発生した南部・大邱
> 市では入院待ちの感染者が溢れかえり、高齢者や基礎疾患を持つ人が自
> 宅で死亡するなど、一部で医療崩壊が起きたのだ。

 な~んだ。検査のし過ぎで実際に医療崩壊が起きてるじゃないですか。そしてその結果を重く見た政府が↓
> 事態を重く見た韓国政府は3月2日に“病院とは別の隔離施設”で軽症者
> の受け入れを開始した。それが「生活治療センター」だ。

 つまり、韓国は当初、検査態勢を拡充しようとした。その結果、検査で陽性になる人が激増して医療崩壊を起こした。その結果、「生活治療センター」を設置するに至った、ということのようです。一旦多大な犠牲を払ったわけですから素直に「成功譚」と言い切れるかどうか微妙です。で、欧米が参考にしたというのも、欧米で検査を拡充して医療崩壊が起きた、もしくは起きそうな所が続出したから韓国方式を採用しようとした、ということなんでしょう。そういう意味で、韓国の事例は日本とは成り行きがかなり違うので、あまり参考になるようには思われません。ただし、韓国とは逆の手順で、まず「生活治療センター」を作って受け入れ態勢を高めてから「検査を充実させる」という手はあるかもしれません。そうすれば感染実態もわかり、いつピークアウトするかの予測が立てやすくなるかもしれません。
 そして最後はドイツ。
死亡者数を感染者数で割った比率は、同じ欧州のスペインが10.5%、イ
> タリアが13.1%、フランスも13.1%であるのに対し、ドイツはわずか2.7
> %である。

 ドイツは感染者数は非常に多いにもかかわらず死亡「率」が桁違いに少ない。そしてその理由として書かれているのがこれ↓
> ドイツの集中治療病床の数は世界有数で、人口比で日本の6倍とされてお
> り、新型コロナウイルスによる死亡者数抑え込みに大きく寄与している。

 つまり重篤化した場合の医療体制に余裕があるからこそ、検査を拡充して感染者数が増えても「死者は抑えられる」と踏んだのでしょう。日本でこれをやろうとすれば、まず「集中治療病床の数」を拡充する必要があり、これが「財政規律の壁」によって阻害されているわけです。ですからドイツから日本が教訓を得るとすれば、この「財政規律の廃止」という一点に絞られるわけで、単なる西洋崇拝や韓国上げなどしている暇はない。ことの本質を見抜いて、あくまでこれらの事例は「参考」にして真の問題点の解決のためにアイデアを出して即実行してもらいたいものです。
96:mespesado :2020/04/26 (Sun) 17:17:29
 金与正の性格について↓
金与正(キムヨジョン)の性格が真っ黒?過去の怖いエピソードのまとめ!
https://iroirog.info/zinbutsu/kimuyozyon-seikaku/

 頭がよく、人を見下すような態度。ということなのだが、もし金正恩の後継者になるなら、気が弱そうに見える人では持たないだろうから、気が強そうな人物であることは必須条件となる。
 イギリスのサッチャーが女だからと見くびられないようにということで意識して強硬な姿勢を取った結果、フォークランド紛争や新自由主義の推進者として強引なところを見せた結果、今のほとぼりが冷めた後では「欧米の民主国家の宰相」としては低評価な人物となっている。だが、こと北朝鮮のリーダーとして求められるものは、当然欧米民主主義国家のリーダーに求められることとは異なり、大国に見くびられないように互角に渡り合える力量と何を考えているのかわからないような風貌が必須要件となるだろう。
 リンク先の記事によれば弱弱しい感じはしないのはよいが、「力量」という観点では未知数であり、もし本当に「力量」がある人であるということが確かであれば、北朝鮮政府はさっさと金正恩の「死亡」を認め、後継者に正式にバトンタッチするだろうし、まだ「力量」に不安があれば、金正恩の生死は伏せたままズルズルと時間稼ぎするような気もする。



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