昨日の決算委員会で、最初に財政全般について質しました。

歳入総額16,050百万円 歳出総額15,091百万円 差引969百万円。20数年前の議員の時の感覚だと「節約してよくがんばった」という評価になる。1990年代はじめ、バブルの勢いそのままに南陽市もハイジアをはじめ結城豊太郎記念館や夕鶴の里など次々建設、そしてバブルがはじけ、抱えてしまった借金をこれからどうするのか、それが議会のいちばんの心配だった。しかし後ろばっかり向いているうちに日本はどんどん世界から遅れをとった。民間の設備投資もかつてほどでなくなり、金利が下がってもカネの借り手がいない。余ったカネは将来を心配して内部に溜め込む。だから世の中にカネがまわらない。どうすればいいのか。「こういう時代は、官が積極的に金を使わなければ、社会はどんどん停滞する一方だ。カネが残ったことをよろこんでる時代ではない。官が先頭に立ってどんどんカネを使わなければ日本はどんどん落ち込む一方だ。頭の切り替えが必要。」市長「どういうところにカネを使うか高岡議員も考えてください」私「一般質問で提起した南陽市文化センター問題がまさにそれ」、わかってください。

「借金とは返さねばならないもの」という道徳意識に絡めとられた「緊縮脳」。少しずつときほぐしていかねばなりません。

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