イベルメクチンについては、「ワクチンなんか打たんかったら良かった。イベルメクチンがあればワクチン、いらんやん」》という医師の意見がある一方で、《劇薬ではあるのだから、医師の処方が必要と私は考える。》とする獣医師の意見もある。

前者は「イベルメクチンの予防的内服」https://ameblo.jp/drminori/entry-12723295700.html

後者は「メモ:駆虫薬」http://shindenforest.blog.jp/archives/85465154.html?ref=popular_article&id=6402485-2907907

飲尿獣医さんの後者情報提供に始まったmespesadoさんとのやりとり、mespesadoさんの《実際の使用に当たっては、少しずつ使っては様子を見ながら慎重かつ敬虔に判断を積み重ねていくのがよい》し、《「実際にどうなっているのか」という話は、まさに現場で直接自分が日々体験している人にしかわからない。》というのが順当な落ち着きどころのようです。

最近見た、宮内生まれの料理家酒井佐和子さんが最初に書いた本『山の味 里の味』(1956)の本文の最後が「味の素の使い方」。《味の素を使用しない料理は塩なし料理にも等しく、野菜、魚類、肉類、煮出しなどすべての物が本当の味の80パーセントぐらいの味しか出ません。どんな名人上手な板前でも100パーセントの味を出すことはむづかしいだろうと思います。ましてや、吸いものなどのような味の薄い料理のこんぶ、カツオ節、塩のうまさを100パーセント引出し生かしてくれるのは、なんといっても味の素の力です。》とありました。料理家が味の素の効用をこんなにはっきり言い切ったのに驚いたのですが、なぜかイベルメクチンと味の素が重なりました。イベルメクチンも、なんだかんだ言われながら、人の暮らしになくてはならないものとして根を下ろしていくような気がします。

【追記 2022.5.1】

mespesadoさんによる、味の素の有害性の検証議論を追記しました。→894

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