〈私〉
次、超過死亡数の問題です。たしか昨年8月にこの問題を知って、これは大変なことだということで市長に直談判に及んだことがありました。(→https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-08-04)当時青年市長会の会長だった市長に、青年市長会でワクチン接種について正式に取り上げて問題にしていただきたい。青年市長会には、ワクチン接種について非常な危機感をもっておられる泉大津市の南出市長さんもおられるので、一緒にやってもらえないかと申し上げた。市長は「南出さんは、87人のメンバーのうちのたった一人だ」ということで一蹴されたのでした。南陽市の場合は前年とほとんど同じ死亡者数なので、胸を撫で下ろしたところがあるんですけれども、日本全体では6万人を超える死亡者が増えているという状況、これが今後どういうことになるか。ネット情報は玉石混交と言われましたけれども、私は私なりの「正しい」と思える情報の中ではワクチン接種に関して心配される情報がいっぱいあります。中には石もあれば玉もある。何が正しいかということを見極めることが非常に重要と思うので、私も今後も注目していきたいと思いますので、市長も今後コロナがどういうことになるかしっかり注目していただきながら南陽市政をリードしていっていただきたい。コロナの問題ですけれども、先ほど佐藤議員指摘のように、オミクロンになって死亡者数が増えているということもありますが、コロナ自体が収束の方向に向かっているのではないかというのが私なりの認識です。というのは、「世界の感染対策状況」というのが出ておりまして、今までの感染対策を続けているのはほとんど日本だけなんですね。デンマーク:2月末から規制撤廃、フランス:屋外マスク義務中止、スウェーデン:2/9から全規制撤廃、ノルウェー:2/1から全規制撤廃、英国:マスク着用義務撤廃、アイルランド:2/1に全規制撤廃、スイス:隔離義務・在宅勤務義務撤廃、2/17からワクチンパスと屋内マスクも撤廃、米国:州によって規制撤廃、タイ:今年中にPCR撤廃、イスラエル:グリーンパス廃止、フィンランド:今月から全規制撤廃、リトアニア:今月から全規制撤廃、フランス:2/2にマスク義務解除、イタリア:2/11に屋外に限りマスク義務撤廃、ニューヨーク:マスク義務撤廃、カナダ・アルバータ州:いきなりワクパス廃止、タイ:既に隔離なし入国可(要接種)、フィリッピンセブ島:3/1から隔離なしで入国可、そして日本は、全ての感染対策が幼児まで。で、先ほど「異状をどう捉えるか」の質問に対してそっけない答弁だったわけですけれども、もうすこし具体的な答弁を期待したわけで、私なんかがいちばん異状と思うのがマスクなんですね。このあいだも全員協議会で「マスク外すな!」と言われてごしゃがっちゃけれども、ほんとにマスクしているのがせつない。私は1日家にいる仕事なんで、マスクは外していますが、職員の皆さん、勤め人の皆さん、ほんとうに大変なことだと思うんですけれども、そのへんの異状感覚について、市長、どのように思っておられるかお聞きしたい。 〈市長〉マスクをほとんどの人がつけている状況というのは、もちろん異状です。何故つけているかというと、感染の拡大を防ぐためなんですが、これは高岡議員のお考えとは違うかもしれません。
超過死亡について申し上げれば、6万人以上死亡者数が増えているということでありますが、南陽市では5人増ということで、ほとんど変わりがなかった。ワクチンのせいだとする場合に、このこととどう整合をとるかということがひとつ。それから、6万人について都道府県別に見ますと、大阪府をはじめ、コロナが非常に拡大した地域において超過死亡が多かったということがデータではっきりしております。しかも、去年の7月までに高齢者へのワクチン接種がほぼ完了したわけですが、その前の段階で超過死亡が多かったということがデータ上わかっております。ということは、ワクチン接種による効果が発現する前に死亡者数が増えていたのではないかというのが、私の考えでございます。そしてまた、この異状な状況でございますけれども、我々が経験した様々な疫病、人口の1/3が減ったというような非常に大型の疫病もありました。そういったことを考えると、今回のコロナ、全世界では600万人の方が死亡している。その中には適切でないものも含まれると、私も考えますが、いずれにしても通常の状態ではない重症化、死亡が確認されているわけで、それを防ぐためにこのマスク、うがい、手洗いをしているというのは、しかも日本において諸外国よりもしっかり行われているというのは、むしろ私は日本人の公衆衛生観念の高さが表れているというふうに思います。諸外国においては、個人の自由を重視する風潮が高いことから、一般的な風潮に従うことを良しとしなかったりするように見受けられますが、日本においては全体の公衆衛生を考えて行動される方が多い、そして実際そのことが、日本において死亡者数や感染者数の増加を抑えているということが、数字上からもわかるのではないかと考えております。
〈私〉超過死亡数についても市長独自に調べていただいたようでありがとうございます。
マスクの問題ですけれども、これやっぱり、教育現場のことを私はいちばん心配しているんです。教育長、マスクこれからどうすればいい?教育長なりのお考えをお聞きしたいと思います。
〈教育長〉教育現場においてマスクを着用するというのは、さまざま課題があるかと思います。発達段階、特にまだ小さいお子さんに限って申し上げれば、人の表情が理解できないということは大きな問題であると思っています。しかしながら、やはりこの、第一義的に命を守るということがございますので、どちらが大事と言われれば、命を守ることが大事であると、私は認識しているところでございます。
〈私〉先ほど市長の方からも疫病の怖ろしさ、罹った人の1/3も死んでしまうような疫病を、これまで山形県民も経験しているわけです。(→https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2020-11-13-1)それに比べて今の、オミクロンになっているコロナ、どれだけ怖ろしいか、私、このことを最初から言ってきた。このこととマスクの及ぼす子どもたちへの影響を秤にかけたとき、どう判断するかという、これまともな感覚で考えないと、まさに、先ほど言った、先の戦争中と同じような状況に、今日本国中なっているんではないか。マスクが、単に感染予防でなくて、従順であるかどうか、そのことの指標になっている。私にはそう思えるから、私はそれがほんとに怖い。日本人が気持ち一つになって突き進める、そういった日本人であることは、ある意味望ましいかもしれません。しかしそれが、先ほど言ったように先の戦争、あたりまえに考えれば負けるのがわかっていた戦争に、精神力で向かってあの結果になった。その時と同じような形に今あるのではないか。一体何が正常なのか、それを一人ひとりが本気で考えてみる必要があるのではないか。みんながこうしているからおれもこうしていなければならない、それはそれで大事な時はあるけれども、この、マスクに見られるような今の状況は、異状の極みと私は思う。他の病気もなくて、コロナに罹って純粋にコロナだけで死んだ人が1万4千人の中にどれだけいるか、(ここで50分終了知らせるベル)われわれは非常に異状な状態にいるということを一人ひとり考える時なのではないかと私自身思っていますので、それを強く訴えて質問終わりたいと思います。ありがとうございました。 (おわり)