2020年07月12日 - mespesado理論 mespesadoさんからの大いなる激励と受け止めました。《政治や行政や企業経営の世界は、まさに「頭脳労働」の最たるもの》。ありがたく心に銘じます。* * * * * 548:mespesado :2020/07/11 (Sat) 21:21:25リフレ女子さんの長文の連ツイです↓リフレ女子@antitaxhike>「想像力が欠落した為政者たち」> ※長文です>> たとえば、粗利保証ではなくあくまでも融資を中心とした企業に対する> 経済対策などをして、「政治家は企業経営の何たるかを知らないから的> 外れな政策をやるのだ」と指摘する声は少なくありません。それはまっ> たく正しいのかもしれませんが、しかしそれは、「この国の政治家は国> 民の生活を想像する力が欠落している」と言っているのと同義であり、> それが本当なら、政治家としてはかなり致命的ではないかと思うのです。>> 私はよく、氷河期世代を作り出してしまった平成の経済政策や、国立大> 学法人化に代表される学術研究軽視の教育行政を非難しますが、私自身> は氷河期世代でもなければ研究者でもありません。それでも、これらの> 政策がいかに間違っており、いかに国益を損なっているかは、少し考え> れば簡単にわかることです。>> ビスマルクは、「政治とは学問ではなく術である」と言いました。その> 「術」を裏付けるものはまさに想像力なのではないでしょうか。国を動> かす立場にあるからこそ、国民の生活を想像できなければならないし、> その結果として選択する道に学問的な「正しい答え」は存在しません。> でも、今の政治は「エビデンスベース」という言葉すら使われるほど、> 何らかの学問的な「答え」が用意されなければ何もできないような状況> に陥っているようです。だから「あらかじめ将来役に立つとわかってい> る研究に集中投資しよう」などという頓珍漢な政策が出てくるのでしょ> う。>> でも、その一方で、「日本は財政破綻しない」ということはまさに「学> 問的な答え」であるのに、なぜかそれを是とすることは拒否します。本> 当に「エビデンスベース」であるべきところではその「エビデンス」を> 無視するのです。この自己矛盾はいったい何なのでしょうか。>> 私自身は紛れもない積極財政派で、緊縮を打破しなければ何も始まらな> いと考えていますが、「日本は緊縮財政さえ打破できればすべて解決す> る」とはまったく思っていません。>> むしろ、不必要な緊縮財政から脱したその後にこそ、解決すべき問題は> 山のようにあると思います。そしてそれは、一朝一夕に解決できるもの> では到底なく、何年も、もしかしたら何十年もかかることかもしれませ> ん。だからこそ今すぐ緊縮を脱する必要があるのですが、為政者の多く> が抱えている激しい自己矛盾がそこに立ちはだかります。そして、その> 最大の要因は、やや堂々巡りの議論になってしまいますが、やはり政治> 家の想像力の欠落にあると思うのです。「日本はいつか財政破綻する」> と信じている人に「そんなことはない」と言っても通じないのは、想像> 力のない人に「想像せよ」と言うのと同じだからです。>> となれば、話が通じない人はもう諦めて放っておくしかありません。し> かし、ただ放っておくとこの国は終わってしまうので、逐一論破して、> 世論に気づきを促さなければなりません。そうして、ちゃんと想像力を> 持った政治家が選挙で選ばれるようにする必要があります。果てしなく> 長い道のりですが、結局のところ、近道はないのだと思います。>> (Twitterにあるまじき長文で失礼しました。積極財政派の皆さん、これ> からも、諦めずに頑張りましょう。) 若い人なんだと思いますが、考え方として極めて真っ当で感心したのでコピペしておきます。若い人だけに、スレてないのであまり政治家のマキャベリズムのことは触れていないが、それとは別の話として、「想像力の欠落」と言っていますが、要するに「政治家としてのセンスが悪い」ということだろうと思うのですが、この指摘は鋭いと思います。これは政治家だけでなく、官僚も企業の経営者にも言えることだと思います。政治や行政や企業経営の世界は、まさに「頭脳労働」の最たるもののはずですが、これらの世界はドロドロしたシガラミと下らん野望を持った「敵」が多いために閉塞的過ぎて、才能のある人がこういった世界に魅力を感じず、その結果しかるべき人がしかるべき地位に就かず、適材適所になっていないのでしょう。