堺のおっさんの指摘(気づき)→《アメリカのドルはFRB発行の証券。かたや、中国も国家の体裁をした共産党王朝》なので、通貨をめぐる米中の覇権争いとは、国家の仮面をかぶった、私的な巨大組織やグループの熾烈な争い》であって、国民意志を反映した国家間の争いではない。この指摘を受けてmespesadoさん→《米中の覇権争いが、通貨に注目すると、ドルと元の対立ということになるが、これはいずれも「国家」が統制している通貨ではないので「国家」同志の覇権争いではない。》というのは非常に根源的な指摘》

では、「円」の発行についての権限を握っているのは誰(何処)なのか。言い換えれば、国の通貨発行の権限を拒んでいるのは、誰(何処)なのか、についての議論です。
今朝の記事での「てげてげ」からの転載、(中略)してしまったところにはこうありました。http://grnba.jp/more19.html#ws0304


*   *   *   *   *


   日本のテレビを見てると…、
中国が、ガンダムをコピーしたの、新幹線をパクったのと大騒ぎして…、
「中国は遅れている。日本の技術をコピーしてばかり…」
などと言ってますが、この変な“優越感”、隣国を見下げた態度は、感じ悪いです。
じつは…、
中国文化の模倣と、西欧近代技術のコピーに関しては、日本が世界一なのです。

一昨日。
iPad 2の発表会で、スティーブ・ジョブズは、
  「 iPadは、わずか9ヵ月で1,500万台以上を販売し、2010年は“iPadの年”でした。
  今後、iPadに似た機種が次々と出てくる。2011年は“コピーキャット(真似)の年”」
とコメントして拍手喝采をうけていました。
本来なら、iPadのような商品は日本の得意分野、独壇場のはずなのですが、今の
日本には、アップルのような創造会社も、ジョブズのような独創人間も、皆無です。
中国の“新幹線”は、日本のパクリかも知れませんが、日本の新幹線よりも早いし、
携帯電話やパソコンもスイスイ使えるし、各座席に電源コンセントがある。
トイレも広くて綺麗だし、座席への訪問販売や、食事や介護サービスも満点。
いつまでも“過去の栄光”にしがみついている間に、どんどんレベルが下がる日本。
…これではいけません。


*   *   *   *   *


この記事は2011.3.4ですから311の直前、9年前がこれです。相変わらず「財政再建」やら「桜を見る会」やら、ピントの外れた議論で国会もマスコミも空転をつづけているうちにどんどんレベルが下がる日本》、ほんとうに心配です。


*   *   *   *   *