「合成の誤謬」とは《ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じることを指す経済学の用語[》(ウィキペディア)とのことで、一般質問でこう言ったのを思い起こした。《実際にコロナのせいで重症化したり亡くなったりする人がいるわけでその人、その家族にとっては深刻です。しかしここで「誰ひとり取り残さない」という SDGs精神で考えるのはまちがいです。木を見て森を見ず、マクロの視点とミクロの視点をゴッチャにしてしまうことで物事の本質が見えなくなってしまいます。ひとりひとりレベルをそのまま全体と考えて全体像を歪める愚を侵してはなりません。マスコミ報道は往往にしてその傾向があることに注意すべきです。》目先に惑わされて全体が見えなくなる、これも「合成の誤謬」の一例か。

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