菅さんが信頼するデービッド・アトキンソンの考え方:この法律が日本を「生産性が低すぎる国」にしたーアトキンソン「中小企業基本法が諸悪の根源」《何が日本の生産性を低くさせているのでしょうか。これまで30年にわたって、日本経済を分析してきた私がたどり着いた結論は、「非効率な産業構造」です。高度経済成長期から引きずっている時代錯誤な産業政策、非効率なシステム、科学的ではない考え方などが日本の生産性を著しく低下させているのです。》《実は日本経済の低迷も、女性活躍や有給取得率でもそうだったように、最後は必ず「小さな企業が多すぎる」という問題に突き当たるのです。低賃金、少子化、財政破綻、年金不足、最先端技術の普及の低さ、輸出小国、格差問題、貧困問題……さまざまな問題の諸悪の根源を容赦なくたどっていくと、「非効率な産業構造」という結論にいたるのです。》《中小企業を応援して日本経済を元気にしようという精神からつくられた法律が、優遇に甘えられる「中小企業の壁」を築き、「他の先進国と比べて小さな企業で働く労働者の比率が多い」という非効率な産業構造を生み出してしまった》《規模が大きければ生産性が高くなるというのは、先ほども申し上げた経済学の鉄則のとおりです。一方、日本のサービス業は圧倒的に規模の小さな事業者が多く乱立しているという事実があるので、当然、生産性は顕著に低くなる》「ゾンビ企業潰せ」;「設備投資が増えないのは、企業が甘やかされているためだ。構造改革で、競争を激化させるべきだ」となって、レント・シーカーや構造改革主義者たちは色めき立つ》三橋貴明)。この連中の発想は「ある限りのモノの分捕り合い」、要するに貨幣の無限発行性を理解できないドミクロな貯金箱経済観」の持ち主。そこで三橋氏「菅・アトキンソン内閣を早期に終わらせよう!」。三橋さん、「反安倍」から「反菅」へ。私は、二人に共通する「したたかなマキアベリズム性」を勘定に入れなければ、二人のほんとうのところは見えてこないと思っています。三橋さんには同調しかねます。

mespesadoさん、緊縮財政から積極財政への政府の方針転換は、大多数の意識革命が起きないとどうにもならない。》

mespesadoさんを承けた堺のおっさんの、本質に迫る発言がすごい。時代は、富の尺度をいまだに有限の商品に置き換える金本位制の価値観から生産力を担保に富を計るという金融システム》への転換を促します。いずれ起きる地価の暴落がきっかけに目が覚めます。その時が、有限の商品の器で富を計るという金本位制の緊縮脳から価値観が変わる一大チャンス》です。堺のおっさん発言、意味するところが深いです。味読が必要です。

*   *   *   *   *