議会活性化をめぐっての再質問

先ほど言ったように「議会がおとなしすぎるんじゃあないか」と言われることが多い。市長なりのがんばり認めざるをえないところがあり、私自身が市長に合わせて「身の丈」になってしまったのかもしれない。なかなか突っつきにくい。実は昨日、髙橋一郎議員と市長とのやりとりを聞いていて、この辺から突っつくといいんではないかと思ったので語らせていただきます。一郎議員の「ワインによる市全体のブランディング、たとえばワイン王国構想などあっと驚くような産業・地域おこし策の考えは」との質問に対して、市長は「あっと驚くような・・・」と言いかけられたので、「おっ」と思ったのですが、その後に「ございませんが」と否定された。どうも、市長の「身の丈」というのがその辺かなと。先ほど板垣致江子議員の言う「ワクワクドキドキ」、それを市長としてうまく受け止められてはいなかった。その辺が市民から見た南陽市政に対する不満が滞っているのではないかとそんな気がしました。それで思ったのがハイジア問題、「四季南陽」の問題なんです。・・・・・》

ということで、実はこの日の朝ハイジアがどうなっているか見て来ての質問だった。


雨ざらしのA3の張り紙が一枚。「建築物等の解体等の作業に関するお知らせ」とあった。・・・ということで話し始めたら、議長から「ハイジアの問題は通告外」との注意。私としては「身の丈」感覚でハイジア問題をこのままほおっておけば、契約に沿って10年経てば奥山さん側で自由に処分できることになるわけで、そうなればその契約を認めた議会も重大な責任を負うことになる、そうならないためには本音の議論でこの状況をぶち破らねばならない。ハイジア問題をどう解決にもちこむことができるかどうか、それは議会の活性化ひいては市政の活性化そのものの重大問題である、との認識に立っての質問だったのだが、議長には理解してもらえなかったようだ。抽象的な議論をいくらやってもなんにもならない。議会政治の形骸化の一端を垣間見た思いだ。


白岩市長に対して「出張が多すぎるのでは」との批判をしばしば耳にする。たしかに青年市長会の会長を受けて以来、いろんな役職が回ってくるようでそれに伴う会合出席が多くなっていることもあるのだろう。一般質問翌日も東京一泊出張であることを山形新聞の市長今週日程で知り、せっかくの機会、(株)KEN OKUYAMA DESIGNに行って、奥山さんとこれからどうするかについてサシで話してきたらと言いたくてのハイジア問題への言及だった。そのことを告げて、予算委員会であらためて問題にすることにした。


17日の久しぶりの獅子の会で、たしかにあの当時の「突き愛」感覚が甦っているのを感ずる。南陽市に欠けているのがまさにあの感覚だと言うことに気付かされた。形にこだわって「ワクワクドキドキ」がまったくない。「突き抜ける」ことができない。枠内に収まっていればそれでいい感覚。その辺を指摘したつもりだがどれだけ伝わったか。ただ少なくとも、私はそこのところをしっかり認識できた。これからの方向性が見えてきた。ワクワクしている。


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