昨日、「備忘録26」をつくってあちこちばら撒きました。今朝、安倍元総理の死について書かねばならないと思いつつ起き出したら、参政党神谷事務局長からのメールが届いていました。「最新調査で現在得票数180万票、目標の5人当選500万票まであと320万票。85,000人の党員が一人40票集めれば340万票。0から180万票集めた奇跡を思えば不可能ではない!」との檄。そんなわけで気合が入りました。


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謹んで安倍晋三元総理大臣のご冥福をお祈り申し上げます。

 このところ安倍元総理の動向が気になっていたところでした。というのは、米国従属のままロシア敵視をつづければ、サハリン2からの天然ガス輸入が止まり、国民はガスなしの生活を強いられ大変なことになる。それでもいいのかという、戦後最も切羽詰まった選択を日本政府は迫られていたのです。《日本政府は、早く腹をくくって米国から距離をおいてロシア敵視をやめないと、国民がひどい目にあう。安倍晋三が訪露してプーチンと会うのが解決への道筋だ。 》(田中宇の国際ニュース解説7/3)と言われていたところでした。その矢先の出来事です。《もしかすると安倍晋三は動き出そうとしていたのかもしれない。その安倍の動きを阻止するため、米諜報界が刺客を奈良に放ち、7月8日に演説中の安倍を銃撃したのでないか。》(田中宇7/8)

 安倍氏は、ロシア敵視一辺倒のように見える日本にあって、しっかりプーチン大統領との信頼関係をたもちつづけていました。そのことは、いちはやく届いたプーチン大統領から遺族に寄せられたメッセージからうかがうことができます。

 尊敬する安倍洋子夫人、尊敬する安倍昭恵夫人、
 ご子息、またご夫君である安倍晋三氏の訃報に接し、衷心よりお悔やみ申し上げます。
 長期間にわたり日本政府を率い、日ロ間の善隣関係の発展に尽力されたすぐれた政治家の命が、犯罪者の手によって奪われました。
定期的に連絡を取り合う中で、晋三はすばらしい人間性とプロフェッショナルな資質をいつもいかんなく発揮してくれました。
 この偉大な人物の記憶は、彼を知るすべての人の心にいつまでも残ることでしょう。
 重く取り返すことのできない喪失を前に、お二方が、そしてご親族の皆様が、強い心と勇気を持たれますよう、心よりお祈り申し上げます。

 安倍氏は周囲に配慮した発言をしながら、根っこには「なんとか日本を守らねばならない」という愛国の覚悟を持った政治家であったことは疑いをいれません。それゆえに凶弾に倒れねばならなかったのです。