「四季南陽」から感じるワクワク感について、①「四季南陽」の名称 「里山の自然」への着目を書いた。そして

③「置賜の食文化」再認識

「施設のコンセプト」として「里山の自然」の次にあげられているのが「南陽の食」。《四季折々の美しい自然があります。日本でも有数の豊富な食材の宝庫です。丘から麓をのぞむ見晴らしの良い場所です。長く地域で愛されてきた温泉があります。》とあるだけで「食」への直接の言及はないが、これまでの奥山氏の話から果樹がメインとわかる。シャインマスカットを菊の花のように並べた写真があった。飲食事業部門の看板となる奥田政行シェフの創案と思うが見事だ。置賜の食材がどのように加工されてゆくか楽しみ。(写真は KEN OKUYAMA DESIGN)

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「置賜の食文化」は「もてなしの心」に支えられているのをあらためて思ったのは、山形の日本一の芋煮会を体験した時だった。→「「日本一の芋煮会」への苦言」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2011-09-05 ちょうど10年前、家内と娘と一緒に行った「日本一の芋煮会」で感じた満足度のあまりの低さに愚痴を並べ、もてなしの心、その心意気を感じることのできるイベントであってほしい、つくづくそう思った。あえて言えば、置賜と村山の感覚の違いかもしれない。置賜ではありえない。》と記したのだった。満足度なしにもてなしも何もありえない。