3月18.19日のアラスカ米中会談について、副島隆彦氏が、臨場感あふれる遠藤誉氏の論考を紹介してくれています。「世界の最先端で何が起きているか」と題しましたが、容赦ないホンネの議論が公式の場で展開される時代になっていることに、ゾクゾクしました。《公けの場で激しい反論の応酬を見せたのは、前代未聞であったかもしれない。何よりも中国がアメリカに対してここまで面と向かって反論をぶちまけたのは、歴史的にも珍しいことではないだろうか。》(米中会談の全容→https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM223K10S1A320C2000000https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM226870S1A320C2000000/

楊潔篪(ようけつち)共産党政治局員の中国の首を絞めようとすれば、結局は自分の首を絞めることになるということを歴史が証明している。われわれが西洋人から受けた苦しみは少なかったとでも言うのか?われわれが外国から包囲された期間は、これでも短かったとでも言うのか?何をされようと中国は立ち直ってきた。》の主張。遠藤氏は《習近平はアメリカに対して必ず強気に出始める。そのとき試されるのは日本の姿勢だ。・・・あの時の八ヵ国聯合の中の一国であった日本が今どう出るかで、東アジアの趨勢は決まっていくだろう。日本はそれでいいのか。覚悟を問いたい。》と締めています。この論考を受けて副島氏は「アジア人同士戦わず」の確認をあらためて迫ります。日本人の根幹に関わるとりわけ重要な今回の議論です。転載させていただきます。

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