《副島 初めは政府からの「お願い」だった。やがて「要請」、そして「自粛せよ」となった。私は不快の頂点に達した。実際には「自粛せよ」という強制になっている。そのくせに、行政命令や業界への通達という形さえ取らなかった。誰も責任を取らなくていい。/真綿で首を締められるような不快感を私は持った。恩賜(グレイス、恩寵)を国家から賜るわけですからね。本当に大して危険もないウイルスに恐怖心を持たせて、言うことをきかせる(従順にさせる)という恩恵ですからね。厚かましいにも程がある。国民洗脳だ。大きな見方でやはり戦争に向かわされています。昔とまた同じ構造です。》『ウイルスが変えた世界の構造』(副島隆彦×佐藤優)

戦争に向かわされているのかどうかはわからないが、「昔とまた同じ構造」というのはほんとうによくわかる。いささかなりとも「官」の立場に身を置いているから尚更それを実感する。議会そのものがそういう「共同幻想」にどっぷり浸かって発言する場になっている。右も左もなくおしなべて。12月議会の一般質問9人のうち2人が「地球温暖化」をとりあげた。市は早速「ゼロカーボンシティ宣言」を出す。県が奨励している。34市町村のうち31市町村が応じているらしい。応じていないところが3つある。一つは火力発電所をもつ酒田市とのことだが、あとふたつは県も公表しない。文教厚生常任委員会で一般質問のほうでも2人の議員からそれを積極的に進めるという方向の発言があったわけですけれども、ただ、ネットでちょっと調べてみると、ほんとうににそうなのかというゼロカーボンに対する懐疑がある。地球全体としてむしろ冷える方に向かっているのでないかという説もあるし、そして実際にCOを制限してそれで温暖化防止に結び付くかどうかという、素人でなくて科学者のほうからそういう疑問が出ている。ただ、それで何兆円という金がその方向で動いているので、そっちのほうで儲かっている人がいるわけで、そういった人を助けるだけであって、実際の地球の温暖化防止というか、地球環境をよくする方向には必ずしも進んでいるのではないという、いろんな疑いの意見があるという事もやっぱり踏まえた上で、ただ世の中の流れとして逆らわんにぇべなというところはあるけれども、最後のところでクエスチョンマークがつくよという事だけは頭に入れておいていいのでないかなと私は思ってます。》とだけは言っておいた。「世の中の流れとして逆らわんにぇべな」というのは不甲斐ないが、「移ろうままに」感覚としてはこの辺が精一杯。議決事項ではないので本会議には出ない。

先日阿修羅板で大惨事をもたらしたスウェーデンの「集団免疫」政策(マスコミに載らない海外記事)〉を読んで落ち込んでいたら、櫻井ジャーナルは必ずしもそうとはいえないという。アジアに比べれば多いが、ヨーロッパレベルではそうでもないらしい。実はそのことが書いてあった記事の題が「ワクチンへの疑惑が高まっているが、スペイン風邪の原因もワクチンだとする説」。今ももっともらしく説かれる「PCR検査を誰でも手軽に」の延長上に見えている「できるだけはやく市民にワクチンを」の声。議員控室での雑談でその話になったので、「コロナよりワクチンの方が怖い。ワクチンでかえって病気になることだってある」と言って流れを変えたのだが、この記事はそれを補強する。櫻井ジャーナルから転載させていただきます。

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