15日の振興審議会、たまたまこの本(『上杉鷹山』)をバッグに入れて行ったら、隣の席が著者のお父さん小関文典教育委員(元山大英文科教授)でした。思わず取り出して「息子さん、いい本出したね。」3月3日(水)のNHKBS午後8時からの「英雄たちの選択」、鷹山公がテーマで悠一郎氏が出演との耳より情報を得ることができました。お父さんにも「そのうちアマゾンにレビュー書くから」と言ってきたところでした。

振興審議会は、これまで審議してきた第6次南陽市総合計画基本計画(案)の確認が主なテーマでした。終了後市長も同席して全員が発言する機会が与えられました。NDソフトの佐藤会長が「わが社はもう半分以上がテレワーク、新幹線で東京から2時間というアドバンテージを活かせ。たとえば赤湯駅近くに貸しオフィスを用意して東京からのビジネスマンを呼び込むとか」と提案していました。大友JC会長は、「地元に根ざした人材育成によって地域に土台を」と語っていました。私も基本計画に目を通して「南陽らしさ」が希薄なことが不満でした。「私は南陽市民憲章がきらいだ。中途半端な形での合併だったので最大公約数的な市民憲章ににしかならなかった。われわれは南陽市レベルでなくて、置賜レベルで考えた方が地域らしさが出せる。置賜という視点がなかったのが残念。」そして鷹山公へ。「200年前、鷹山公の治世を学ぶために全国から多くの人がこの地を訪れた。そういう時代があったことを誇りに思っていい。置賜にはその土台がある。」そして「小関委員の息子さんが鷹山公についてのいい本を出した。この本のすごいところは、これまでの、外から養子に入った鷹山公が偉かったという思い込みをぶちやぶって、必死の思いで鷹山公を『明君』に仕立て上げねばならない地元の人材があったことを鮮明にしたことだ。第一の改革では竹俣当綱、第二の改革では莅戸善政、第三の改革ではその息子の政以、そしてその下にはそれを支える人たちがいた。幕府への領地返上まで考えねばならないほど窮していた藩政をなんとか立て直さねばならないという切羽詰まった地元の人たちの思いあっての明君鷹山公だったのだことが、この本で明らかになった。市長はじめぜひ読んでほしい。」こんな内容を発言しました。

以下、アマゾンにレビューするつもりでまとめてみます。

*   *   *   *   *