矢口高雄さんの訃報。山形新聞に「矢口さんと親交 錦さん(南陽)」の記事があった。矢口さんが錦三郎先生に取材して書き上げた「雪迎え」がようやく世に出た年に錦先生が亡くなられ、矢口さんは自宅を訪れて霊前に本を捧げられたのだという。その本『矢口高雄自薦傑作集』(双葉社 1997)があるはずと思い引っ張り出したら、錦啓(あきら/天見玲さん)先生の「日曜随想」(山形新聞 H19.1.28)の切り抜きが挟まっていた。これを読んでこの本を買ったのだった。