コロナ危機に日本はどう立ち向かおうとしているのか。《世界的に今行われている政策は、都市閉鎖をしつつ、毎日大量のPCR検査を行い、感染拡大の傾向が緩やかになったら都市閉鎖を緩和し、その緩和によって感染拡大が再びひどくなったら都市閉鎖を再強化するという閉鎖と緩和の繰り返しによって、いずれ最終的な感染拡大の収束、つまり集団免疫の形成を達成するという、消極的かつ時間がかかるやり方による集団免疫策の道を進んでいる。日本の政府やマスコミ、専門家などは、目標が集団免疫の獲得であると公式に表明したことがなく、自分たちがどっちに向かっているかさえ言わない。国民も尋ねない。戦争とともに戦略的思考も放棄したのが戦後の日本だったのだから当然だが。》(田中宇集団免疫を遅らせる今のコロナ対策」

今朝の山形新聞、千葉一幹氏の「思考の現場から」。《新型コロナウイルスの蔓延により、政治家はもとより、タレントやアーティストたち(それもほぼ世界中の)が一様に口にするのは、「家にいよう、愛する者を救うために」だ。/この言明は、未知のウイルスと戦うためには、100パーセント正しい。だが、誰もが、100パーセント正しいことしか言わない、言えない社会とは、やはりファシズムだと思う。( ↓ クリック拡大)


世界中の「都市封鎖」策とは真反対の「集団免疫獲得」策をとるのがスウェーデン。「都市封鎖なしのスウェーデン首都、数週間以内に「集団免疫」獲得?」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200424-00010000-clc_teleg-eurp 。今朝の山形新聞 ↓ (クリック拡大)。


以下、田中宇氏の記事2本転載させていただきました。太字にした部分だけでも大づかみできると思います。「大局的な見方」ができるはずです。

*   *   *   *   *