ロシアの外交官を養成することで名高いロシア国際関係大学(MGIMO)で、3月20日から25日まで日本についての知識を深めるイベント「ジャパンウィーク」が開催された。ジャパンウィークの開催はコロナ禍を挟んで4年ぶり。イベントの枠内で多くの興味深い講義が行われ、学生だけでなく、希望者は誰でも聴講できるようにし、最終日には書道の体験講座も行われた。筆者も実際に参加して、ロシアの若者が日本の何に興味を持っているのか、主催者や参加者に話を聞いた。
筆者が参加した日は、日本語学科長のオリガ・リホレトワ准教授による地名学の講義では、日本にある難読地名や不思議な地名、同じ漢字でも何パターンも読み方があることが次々と紹介され、その多くは日本人でも読めないものだった。この講義は、もともと漢字をかなりのレベルまで理解していないと、その面白さがわからない内容だったため、参加者が笑うべきところで笑うのに驚いた。
修士課程一年で国際ジャーナリズム専攻のコンスタンチンさんは「4年半日本語を勉強しています。一見単純に見える地名でも、そこに歴史があったりユーモアがあったりして、研究の対象になり得ることに驚きました。当て字という文化があることは知っていましたが、日本人の漢字の選び方は不思議だなと思いました」と感想を述べてくれた。
その他の日程では「日本政治の論理」や「日本の文化コード」、「宮崎駿のアニメから見る現代日本社会における親子関係」をテーマに講演が行われた。書道講座では初体験の人が多かったが、「春」を漢字で書くのにチャレンジし、初めてとは思えない出来栄えだった。
ジャパンウィークを主催したMGIMO日本クラブの会長で、国際関係を専攻する修士一年のグリゴリー・グラチェフスキーさんは「毎回の講義の後に、参加者からとても良い評価を得ました。特にアニメから見る親子関係の回では、心理学的な要素も含まれ、アニメのあるシーンをどのように解釈するかということで、参加者の間で熱いディスカッションが交わされました。満足してもらえて良かったです」と振り返る。
学部時代はイタリア語をメインに日本語も勉強していたというグリゴリーさんだが、今では日本語をメインの外国語として学習している。「日本語は美しくメロディ的で、文法は論理的という、魅力的な言語です。将来のことはまだ考え中ですが、日本の会社とのビジネスや大使館での勤務など、何か日本と関係した仕事に就ければ」と話してくれた。
日本文化の研究者を目指しているという、日本クラブ副会長のワレリヤ・ヨルリコヴァさんは、「私たちの大学は、国際関係や外交といった分野に主眼が置かれているので、政治や歴史を研究している学生はたくさんいます。なので、そこに文化という視点をミックスできるよう、イベント開催の際は、日本文化に触れることを意識しています」と話す。日本クラブは、今後も映画上映や日露の学生によるカンファレンスなど、様々な催しを企画している。
--------------------------
【追記 4.8】
京大教授「日本を破壊する岸田首相を7割の国民が支持…このままでは日本は100%確実に滅びる。」 (まぐまぐニュース) http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/856.html 投稿者 西大寺 日時 2023 年 4 月 07 日 22:06:13: cgRA355xS6WP2 kLyR5Y6b 京大教授「日本を破壊する岸田首相を7割の国民が支持…このままでは日本は100%確実に滅びる。」 まぐまぐニュース 2022/06/03配信 報道各社が先日行った世論調査(2022年6月実施)で、軒並み過去最高の支持率を記録した岸田首相。 あまりの高さに自民党内からも疑問の声が上がっているこの状況を、我々はどう読み解くべきなのでしょうか。 今回のメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』では著者で京都大学大学院教授の藤井さんが、日本人の「政治に対する本質的な関心の喪失」を岸田内閣がここまで支持される理由として挙げるとともに、首相の無為無策ぶりを徹底的に批判。 その上で、国民の7割近くがかような首相を支持している現状は「岸田禍」と呼ぶにふさわしく、極めて深刻な事態にあるとの認識を示しています。 (この記事はメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』2022年5月28日配信分の一部抜粋です) ■菅総理よりもずっと酷い岸田総理が導く恐るべき「岸田禍」 ~凡庸な宰相の無為無策が招く恐るべき日本破壊~ 岸田総理の支持率は極めて高い水準にあるようです。その支持率は軒並み過半数。 高いものになれば68.9%なんて言うものもあります。そんな報道に触れる度、当方は心底絶望的な気分になります。 今の日本人は、ホンットのホントに、「政治に対する本質的な関心」など全く持ち合わせていない人々なのだなとしみじみと感じてしまうからです。 そして、「政治に対する本質的な関心」を失った民族は、100%確実に滅びる事になるからです。 所詮今の(少なくとも過半数、多ければ7割方の)日本人達は、岸田さんが私達の国をどうしようとしているかということなど、 どうでもよいのであり、単に雰囲気で支持するかどうかを決めているだけなのです。 なぜそんな風に言えるのか…それはもちろん、岸田総理の政策内容が恐るべき水準で出鱈目だからです。 その時に頭の中に入っているキーワードを、必死になって読み込んだその場その場の「空気」にあわせて呟き続けているに過ぎない宰相だからです。 そもそも今の日本は危機状況に直面しています。 賃金が四半世紀も上がらないデフレ不況が長らく続く中、コロナ禍に苛まれ、あまつさえ円安、ウクライナ情勢による激しい経済被害がもたらされています。 この様な危機状況では迅速かつ、必要十分な危機対応をしなければ、取り返しの付かない大ダメージを被る事になります。(以下略)