神道天行居修斎会で日々起居する場の床の間には、岸元総理の書が掲げられている。そんなわけで、孫崎享著『戦後史の正体』を読んだ時はうれしかった。こう書いた。《60年安保騒動。1台しかない電話代の支払いにも事欠く全学連の書記局がいつのまにか、何十台ものバスや都電をチャーターできる金が入ってくるようになっていた。「占領時代、米国情報関係者が積極的に接触を求めていた人物」田中清玄と全学連委員長唐牛健太郎の結びつきはよく知られたところだが、さらに当時の親米路線を採る財界のトップたちが重要な役割を担っていた。そしてその背景には、自主独立路線を進む岸首相を退けようとするアメリカの意志が働いていた。岸首相の党内基盤及び官僚の掌握力はきわめてしっかりしており、引きずりおろすには反政府デモの手法を使わざるを得なかったというのだ。そしてそれは見事に効を奏する。以後、戦後対米従属の元祖的存在吉田茂路線を引き継ぐ池田首相の登場となり、アメリカの意向そのまま経済至上の高度経済成長の時代が始まってゆく。なんのことはない、あの大騒ぎも今見れば、アメリカに踊らされた根っこの無い空騒ぎに過ぎなかった。当時を懐かしむあの世代に反省が迫られる。粋がっている場合じゃあないよ、と。》そして最後をこう締めた。《孫崎氏は、「戦後史の教科書」として、まさに「正統」を目指してこの書を世に出した。この書が今後どのような帰趨をたどるのか。日本の運命を左右するといっても過言ではない。》https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2012-08-14)以来ちょうど10年、《岸がCIAエージェントだったのかどうか》の決着をはっきりつけ、国民の共通認識とすべき時である。そのことが安倍元総理に対する正当な評価につながり、それがまた暗殺事件真相解明に向けた真摯な取り組みにつながる。安倍総理暗殺の真相解明は、敗戦ゆえ落ちこまざるを得なかった日本人が、その闇冥を脱するために用意されたかけがえなき道である。→安倍晋三暗殺事件の真相を追及するスレ」https://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=17350257

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