一日の月例祭、熊野大社の御神前で、「新型コロナ騒ぎは小池都知事が元凶」という話になった。それを立証するような記事があった。病床使用率に関して、国の基準と違う都の報告がそのまま報道され、その結果医療逼迫を煽るおおげさな数字が出回ることになった。それがようやく正常値に修正された。それによると、東京都の重症者病床使用率 86%が33%に大巾下方修正(2月23日時点)。その結果、緊急事態宣言のレベルである「ステージ4」は「ステージ3」となったというのだ。

「東京都の重症者病床使用率100%? 緊急事態宣言解除先送りの都は訂正せず」https://note.com/h_yanai/n/n737933897109

《東京都は国基準の重症者数を報告していたが、病床確保数(昨年9月以降ずっと同じ500床)については国基準ではなかった。したがって、これを分母にして病床使用率を算出しても、国基準の重症者病床使用率が算出されるわけではない。控えめに言っても、厚労省が発表している都の重症者病床使用率は、信頼できるデータではない。厚労省もその問題を認識しつつ、注記を入れて不正確なデータを発表し続けている。この信頼できない厚労省の発表値を、大手メディアは、そのまま「東京都の重症者病床使用率」とみなして報道してしまっている。東京都は、昨年春の緊急事態宣言中にも、病床確保数を正確に発表せず、極めて逼迫しているかのような発表を繰り返して、延長の流れを作ったことがある。》