芦名定道京都大学教授が、菅首相によって「学術会議」新会員の任命が拒否されました。この件に関して芦名先生のブログにコメントがありました。《実は、昨日、引き受けることになっていた仕事(やりがいはあり、重要なものではあるが、6年間拘束されるなど、引き受けて失敗だったかとも考えていた)が、急に取りやめになった。その理由には不審な点が残るが、ともかくも、気が重かった仕事をする必要がなくなり、ややほっとしている/ 一人の人間が使える時間には限りがあり、避けうる役職ならば、極力辞退したいと数年前から強く感じているが、そうも行かないこともある。これが現実ではある。》自然神学・宗教哲学・自然哲学)芦名先生らしい賢明なコメントと受け止めました。

今朝の日経、《「学術会議」6人任命せず/推薦候補 異論唱える学者排除/首相》の見出し、《加藤氏は見送りの理由は明らかにしなかった。その上で「首相の下の行政機関である学術会議において、政府側が責任を持って(人事を)行うのは当然だ」と述べ、学問の自由の侵害には当たらないとの認識を示した。》との官房長官表明に「その通り」と思いつつ読み進めたら、任命拒否されたひとりに芦名先生の名前が挙がっていた。何年かぶりに先生のブログに行ってみたら、毎日書かれる記事の9月30日分にさりげなく付け加えられていたのが、上の文章だった。http://logosoffice.blog90.fc2.com/blog-entry-3724.html