昨日紹介した田中宇氏の文章に《今回のウイルス危機はタイミング的に、世界の覇権が米国から中国に移りつつある時に発生している。先の2度の世界大戦がそうだったように、覇権の移転時には、覇権移転を推進しようとする側と阻止しようとする側の暗闘が高じて、大規模な戦争・世界大戦が誘発されやすい。今は米国と中露の両方が多数の核兵器を持っており、世界大戦をやれない。それで、世界大戦の代わりに今回のウイルス攻撃を、軍産が中国に仕掛けたのでないか、といった歴史的な推論が成り立つ。》とあって心に残った。「イハトビラキ」を思い、「よのかはりめ」と思ってきた。→https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2014-02-04  安倍総理の「学校休校要請」に始まるこの事態、新コロナがこういう形を招来するとは思ってもいなかった。

もうピークは過ぎたと思うが、昨夜、わが家も「買い占め騒ぎ」の渦中にあった。

いま、臨月の長女と11ヶ月の子どもを連れた次女が家にいる。長女は埼玉在住、次女は三重から応援に駆けつけた。夕方外出から戻ったら、次女が「三重のママ友からのメールで、紙おむつがなくなってるって」と不安げにいう。その場は「山形は大丈夫」と言ってひとまず落ち着いた。夕食を終えて8時も過ぎた頃、三重とメールのやりとりで再燃。次女が近くのウェルシアに走って紙おむつを抱えるだけ抱えて帰ってくる。「紙おむつは大丈夫。でも、ティッシュはひとり1個、トイレットペーパーはゼロ」の報告。外出していた息子からトイレットペーパー棚の写真が届く。次女のメールであわてて買いに走った山梨の友人から「山梨も」の報告。こんどは戻った息子と長女が車で出かけて、今やわが家は紙おむつの山。その間、アマゾンを見るとたしかに、トイレットペーパーはどこも在庫切れ、テイッシュはバカ高、紙おむつも品薄感。長女「後で払うから」と、必需品を8,000円分ぐらいカートにほおりこんでいた。

みなそろったところで国内の製紙業39社が加盟する日本家庭紙工業会(東京)などによると、SNS(会員制交流サイト)上で「マスクとトイレットペーパーの原材料は同じ。マスクの増産に伴って次は紙製品が品薄になる」といったデマが広がったという。/しかし、国内で流通するトイレットペーパーの原材料はマスクと全く異なるパルプなどで、北米や国内で調達されてほとんどが国内生産されている。/その上、2019年10月の消費税増税後は駆け込み需要の反動で多くのメーカーが余剰在庫を抱えているという。同工業会の担当者は「商品を切らしている加盟者は1社もない。一時的に店頭からなくなってもすぐに補充できる」と強調する。》記事でひとまず安心させたが、主婦の切迫感の前ではその気持ちに添うことしかできなかった私でした。

昨日は朝から小学校の評議員会後の懇親会とりやめやら、市民大学運営委員会の延期やら、こども園の保護者会中止、最低限の卒園式やらの連絡、そのただならぬ今の状況を思わされる中、この騒ぎの中で「ほんとうにだいじなもの」が見えてくるんではないか、と思わされていたところでの今朝読んだ堺のおっちゃん発言、さすがです。そして、すごいです。

日本全国の風景が明日から変わる。/その制限が解かれた時、日本は一皮むけて変わる。》!!

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