重要論考です。

中国と貿易・経済面で大きく結びついているにもかかわらず、東京は現在、北京の台頭を政治的・経済的脅威とみなしているのである。同様に、日本は軍国主義を強めながら、自らを「グローバル化」し、欧米とより密接に結びつけようとしている。それゆえ、岸田文雄首相は、NATOの影響力をアジアに持ち込もうと躍起になっている。中国の習近平国家主席がモスクワを訪問した日にキエフを訪れ、NATOサミットに出席し、自国にNATOの事務所を開設するよう働きかけている。このように東京は、モスクワと北京の両方と同時に敵対する存在となっている。》

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