孫とずっと遊んでいてもよかったのだが、せっかくここまで来たという思いもある。前回来たとき高速で松坂市を通りつついつか行きたいと思った本居宣長記念館を思い出した。1時間ちょっとで行ける。そのうち、そういえば佐佐木信綱記念館もこの辺ではなかったか、と思いついた。こっちは鈴鹿市にあって30分ぐらい。ぜひ行きたい。


宮内よもやま歴史絵巻「佐佐木信綱と須藤るい」ができたのが7年前だが、その前に佐佐木信綱が宮内に来たかどうか知りたくて佐佐木信綱記念館に問い合わせ、ていねいな返答をいただいたことがある。それを今引っ張り出してみた。佐佐木信綱記念館の学芸員磯上知里さんからのもので平成19年12月27日とある。《「佐佐木信綱の歌集に歌碑の歌が掲載されているか、初期の歌か」という問い合わせについてですが、歌碑の歌については歌集に掲載されていないようで、初期の歌とも考えにくいと思われます。/歌碑建立当時に関する記述が、別紙資料参照ーー信綱主宰竹柏会機関紙『心の花』及び須藤るい遺構・追悼集『うしほの花』に掲載されており、それらを見ますと、須藤夫妻の依頼を受けてわざわざ作った歌ではないかと推測されます。/また、宮内には信綱の歌碑が4基ありますが、そのうちの琴平神社にある「ありし世に〜」の歌碑については、建立年等特定できるような資料が見あたらず、不明です。/その他の歌碑の建立当時・須藤るい氏の詳細については、別紙資料をお読みいただきたく、お願い申し上げます。》として、『心の花』『うしほの花』からのコピーが数多く添えられていた。受け取って電話したのだと思う。「宮内の歌碑についてははじめて知った。一つの町に4基もあるというのは他に例がない。いつかぜひ調査に伺いたい。」と言われた記憶がある。