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ロシアとソ連は別物 [ロシア]

青葉神社大前 2023.6.4.jpg6月4日、仙台青葉神社で第三十四回東北神咒(かじり)奉唱大会が行われた(平成元年に始まり今年で35年目だが、平成20年はコロナで休んだので34回目)。直会の席でウクライナ問題が議論になった。ロシアを悪者視する背景には、ロシアをソ連と同一視するところに因があることが浮き彫りになった。先の大戦における日ソ不可侵条約のソ連の侵犯が深く根を下ろしている。満州、樺太の悲劇やシベリア抑留の記憶がある。しかし今のロシアはソ連とは全く別物と考えねばならない。
《(ロシア正教会の)キリル総主教は、これらの神を否定する国々は、今もロシアを見下ろしており、「私たちに教えようとしている」と述べ、ロシアを自分たちのイメージに作り変えるために「武器を取る準備がほとんどできている」と付け加えた。ロシアは彼らの足跡をたどることは決してなく、そうすることは精神的、道徳的危機を引き起こすことを意味するとキリル氏は述べた。/(ロシア教会、ウクライナの囚人解放を仲介https://www.rt.com/russia/577741-church-hungary-ukraine-prisoners/)総主教は、西側当局は「神は存在せず、個人の自由だけがある」と主張し、この「神の否定が最も深い精神的・道徳的危機を招いている」と付け加えた。ロシア正教会は誰も裁かない、とキリル氏は述べ、誰もが自由に生きられると付け加えた。そして、"神のいない人生はどこにも行けない道である "と警告した。》ロシアと西側、どちらがまともか。
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「中国とロシアは日本を注視すべき」(ロシア国防省) [ロシア]

重要論考です。
中国と貿易・経済面で大きく結びついているにもかかわらず、東京は現在、北京の台頭を政治的・経済的脅威とみなしているのである。同様に、日本は軍国主義を強めながら、自らを「グローバル化」し、欧米とより密接に結びつけようとしている。それゆえ、岸田文雄首相は、NATOの影響力をアジアに持ち込もうと躍起になっている。中国の習近平国家主席がモスクワを訪問した日にキエフを訪れ、NATOサミットに出席し、自国にNATOの事務所を開設するよう働きかけている。このように東京は、モスクワと北京の両方と同時に敵対する存在となっている。》
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カホフカ水力発電所のダム決壊について(一般質問冒頭発言) [ロシア]

今日の一般質問、今朝スプートニク記事を読んで、冒頭こう述べた。
《質問に先立ち、昨年三月議会において発議された「ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議する決議」にひとり反対した者として一言申し述べさせていただきます。/ ウクライナの南部ヘルソン州で6日に起きたカホフカ水力発電所のダム決壊が大きなニュースになっております。日本のマスコミはゼレンスキー大統領の言うままにロシア軍による破壊のように伝えていますが、真相はまだ明らかではありません。昨年ウクライナはこのダムを破壊させて洪水を起こす試験を行っており、ロシアは国連事務総長に対して、カホフカ水力発電所に関するウクライナの挑発行為に注意を向けるよう求めていたことが明らかになっております。ロシア外務省は、水力発電所に対するウクライナのテロ行為を非難するよう国際社会に呼びかける一方、国連安全保障理事会に真相を明らかにすることを要請しています。マスコミの一方的報道に惑わされることなく、実相解明に目を懲らさねばなりません。ロシアがなぜウクライナに攻め込まねばならなかったか、世界の半分以上はそのことを理解しています。かつてない大きな世の変わり目に在ることを認識して、しっかり自分の頭で考え判断行動してゆかねばならないことをあらためて訴えて、質問に入ります。》

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「日露の友好は日本が自立する道」(田中健之) [ロシア]

日本人が希望を失わずに米国に対し、はっきりノーと言えることでしょう。日本は今、NATOにも取り込まれつつありますが、日本には米国が押しつけた憲法の中で9条がある。これを利用しながら、米国の戦略に組み込まれないように抵抗していかなければいけない。国民自身の意識がしっかりすれば、米国から自由になることは可能です。あとは民間外交です。例えば今、露日の政府関係はよくないけれど、私は民間人としてロシアと交流をしています。人間どうしが仲良くなる民間外交は大事ですし、これで日本政府に対してある程度独自の路線を作っています。》

私の体験から言うと、ロシアの人たちの気持ちはまっすぐで、言葉にズルさがありません。こういう人たちと仲良くすれば日本は良くなると思い、善隣協会をつくったわけです。日本に留学する、就職するロシア人たちのお世話をしたり、またロシアに行く日本人にいいロシア人を紹介する活動を続けています。だから日本とロシアとの関係が悪くなることは非常に私は心が痛む。逆によくない時代だからこそ、頑張って良くなるような努力をしたいのです。》

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スイス情報筋が明かす「ウクライナ問題の真相」 [ロシア]


ロシアのウクライナ侵攻が始まってまもなくの、永世中立国スイスの陸軍大佐、軍事情報専門家、NATO・国連副代表のジャック・ボード氏のインタビュー。「スイスの軍事・国連専門家がウクライナの戦争にメスを入れる・ロシアが特別軍事作戦開始に至った簡単な経緯」https://note.com/tender_lotus58/n/n70a9f7030004

《プーチンが良いのか悪いのか、私にはわかりません。しかし、西洋で我々が下す彼への判断は、明らかに誤った要素に基づいている。》偏りのないウクライナ問題の真実が見えてくる。長いインタビューの最後はこう締められている。私の祖父はフランス人で、第一次世界大戦の兵士でした。彼はよく私に、この戦争がどうして始まったのか、それは集団ヒステリーの刺激の産物であると言った。欧米の政治家たちのヒステリー、操作、思慮のない行動は、1914年に起こったことと非常によく似ていて、とても心配です。中立国である我が国が、EUやアメリカから独立した立場をとることができなくなっているのを見ると、恥ずかしくなります。私たちは冷静で理性的で、メディア騒動の背後にある事実を知る必要があります。

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プーチン演説:日本へのメッセージ [ロシア]


我々にとって、ロシアにとって、西にも東にも非友好的で敵対的な国は存在しない。地球上の大多数の人々と同様に、私たちも平和で自由で安定した未来を望んでいます。》

日本への言及があった。日本の軍国主義との戦いにおける中国の戦士たちの武勲を思い出し、記念する。》「あの過ちを繰り返してはならない!」プーチンから日本への重大な警告のメッセージと受け止めた。


オバマ1.jpgオバマ2.jpgオバマ3.jpgオバマ4.jpg

どうする、日本。

以下、プーチン演説全文。

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ウクライナをめぐる情勢、流れは変わった [ロシア]

岩上安身ジャーナル(IWJ)からです。

《米国はどこまでもウクライナ紛争が長く継続するように「管理」してきました。ウクライナ人とロシア人に血を流させながら、米国本土だけは安全圏から、資源エネルギーと武器輸出で暴利を貪る米国に対し、グローバルサウスだけではなく、EU諸国も、距離を取り始めています。/そして驚いたことに、我が日本国政府も、しんがりながら、米国に忠実に従う「忠臣」の隊列から離れたらしいのです。驚くべきことです。G7で最後の声明を出すまでこの姿勢を貫けるか、不安はありますが、ぜひ、対露制裁からの離脱と停戦への同意を日本政府は示してもらいたいと思います。日本国家と国民に必要なのは、「脱・奴隷の魂」です。今回は、その萌芽といえるかもしれません。》

《『フィナンシャル・タイムズ』のスクープの翌日となる26日、もうひとつ大きく歴史が転換する廻り舞台を見せられました。/ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、自身のツイッターで、中国の習近平国家主席と電話会談を行ったことを明らかにしたのです。/「中国の習近平国家主席との長時間の有意義な電話会談をした。この会談は、駐中国ウクライナ大使の任命と同様に、両国関係の発展に強力な弾みを与えるものと信じている」》

③時を同じくして、田中宇国際ニュース解説。要約【2023年4月26日】もうウクライナが勝てないことは確定している。事態を軟着陸させて漁夫の利を得るために和平提案した習近平が勝ち組に入っているのも確定的だ。ウクライナが西部だけ残ってポーランドの傘下に入る可能性も高い。米国と西欧の崩壊が顕在化し、東欧は非米側に転じ、NATOが解体する。ウクライナの国家名はたぶん残る(その方が和平が成功した感じを醸成できる)。ゼレンスキーが生き残れるかどうかは怪しい。EUも解体感が強まるが、国権や通貨の統合を解消して元に戻すのは困難だ。EUは再編して存続する可能性がある。

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ウクライナ電撃訪問の影(藤井聡) [ロシア]

昨日(4月6日)の山形新聞「直言」欄。藤井聡京都大大学院教授の「ウクライナ電撃訪問の影ーロシアとの長期的外交に影響」。

岸田総理とゼレンスキー大統領の共同声明「ウクライナ全土からの即時かつ無条件の撤退」について、《この共同声明は日本の対ロ外交の大きな転換をもたらす。なぜならウクライナ全土にはクリミアも含まれているからだ。これまで日本はクリミア問題に関して米国などと異なり、ロシアに対して比較的寛容な立場をとってきた。G7で唯一NATO加盟国ではないと同時に、北方領土問題まで抱えていたからである。・・・これは日本がロシアにとって米国やNATOと同様に「ロシアと全面的な”準”戦争状態」に突入することになったのだ。・・・その結果、今回の電撃訪問は北方領土の返還交渉を全て破壊することとなった。安倍晋三内閣が積み上げてきた経済や資源についての協力関係もまたご破算となる可能性が一気に拡大した。・・・日本はロシアという”準”友好国を失ったのである。・・・空気だけで動く総理外交は国家を地獄に導く。それをわれわれは太平洋戦争で学んだはずだ。しかし日本人はいまだ反省をできないでいるようである。

以下、スプートニクより、「親日のロシア」。

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ロシアの新外交政策コンセプト [ロシア]

ロシア、反欧米姿勢鮮明に 2016年以来の外交政策改定

ウクライナ侵攻

3月31日、ロシアのプーチン大統領は新たな外交政策の指針を大統領令で署名した=AP

ロシアのプーチン大統領が3月31日に大統領令で承認した外交政策の指針で、米国など西側諸国への対抗姿勢を鮮明にした。ウクライナ侵攻が長期化するなか、中国を筆頭に対ロ制裁に参加していない国との外交を強化する方針も示した。

2016年以来の改定となった「外交政策概念」では、ウクライナ侵攻に関して「米国と同盟国が(軍事力と非軍事力を組み合わせた)ハイブリッド戦争を開始した」と、米国を名指しで非難。「ロシアの文明的役割などを損ない、あらゆる方法でロシアを弱体化させることを目的としている」と訴えた。

その上で、米国と西側諸国などロシアの「非友好国」が通信技術などを軍事目的に利用していると強調。こうした国に対し、対抗措置を取る方針を示した。

世界の多極化が進んでいるとも説明し、中国が参加するBRICSや上海協力機構(SCO)との連携を一段と強める考えを示した。

ロシアと同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領は3月31日の年次教書演説で、ロシアによるベラルーシ内への戦術核配備を認める意向を示した。プーチン氏は25日に戦術核の配備でベラルーシと合意したと述べており、こうした外交方針の一環とみられる。

米シンクタンクの戦争研究所は31日の分析で外交政策概念について、ロシアによる反欧米ブロックの形成強化が目的と考えられると指摘した。

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【スプートニク日本】記事より~↓↓

    ロシアのプーチン大統領は31日、新たな対外政策概念を大統領令によって承認した。

プーチン大統領は、国際舞台における深刻な変化により、重要な戦略文書を修正することになったと強調した。プーチン大統領によると、外務省がその他の関係官庁と連携して、対外政策概念を現代の現実に適合させるための骨の折れる作業を行った。

「発表された概念は、国際問題に関する我われの今後の作業のための確固たる教義的基盤になると思う」

改定された対外政策概念の主な規定は以下。

・ロシアは自らを西側の敵とはみなしてはおらず、西側から孤立もしてもおらず、敵意も持っていない。

・ロシアは、西側が対立の無益さに気づき、対等な協力関係に戻ることを期待している。

モスクワは、米国の方針を自国の安全保障および世界の平和にとってのリスクの主な根源とみなしている

・世界における米国支配の痕跡を消すことに対して、注意が優先的に払われる。

・モスクワは、相互主義の原則に基づいて、すべての国に平等に安全を確保することを目指す。

中国およびインドとの関係の包括的な深化ならびに連携は特に重要な意味を持っている

・旧ソ連諸国における主な目標は、この地域を平和、善隣、繁栄のゾーンにすること。

・また概念によると、他国に対するロシアの態度はそれらの国の建設的、中立的、または非友好的な政策によって決まる。また概念では、ロシアは自国とその同盟国への攻撃を撃退および未然に防ぐために軍を使用することができると述べられている。

・ロシアはまた、世界戦争が始まるための前提条件および核兵器使用のリスクを排除することに特別な注意を払うという。

 

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ロシアの言うことはそのまま素直に理解できます。

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「世界最終戦争」段階に突入か(ロシア兵士へのインタビュー記事で思う) [ロシア]

ドゥーギンによると、ロシアのウクライナへの特別軍事作戦は、ある時点から国民意識の変化をもたらしたという。国民の意識も変わった。〈これは限定的な反テロ作戦や領土の統合ではなく文明の戦いだということを国民が理解し始めた。〉こうしてこの戦争は、ロシアが勝利するか人類滅亡になるかの2択。3つ目のシナリオはない。〉ということになった。》(「ロシアの覚悟」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2023-02-21-1)と書いた。そのことをうかがわせるロシア人兵士のインタビュー記事があった。今やロシア社会そのものが歴史的使命感をもって戦いに挑んでいるかのようだ。いわく、《ロシアのウクライナ攻勢は1年近く続いており、その間、多くの人がこれを解放の戦争と考えるようになった。》そして事実、その方向に社会全体が動き出している。今の市民社会は、国防省よりもはるかに効率的に兵士を装備することができます。人々は、政府が行き詰まった問題を解決する術を身につけました。紛争の間に、膨大な数の横のつながりが生まれました。これは、一見するとわからないかもしれませんが、捕獲されたすべての都市よりも重要な、前向きな進展です。だから、ロシアの変化を語るとき、私は退役軍人だけでなく、ソ連時代にすべて破壊されたこの新生市民社会にも注目したい。》

この一兵士のインタビュー記事を読み、石原莞爾の「世界最終戦争論」を思った。→「馬野周二『世界最終戦争論』」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-04-10-1

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