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トランプ圧勝の理由とこれから [現状把握]

IMG_20241107_0002.jpg副島隆彦著『トランプ勢力の徹底抗戦で アメリカの国家分裂は進む』。奥付けには11月10日発行とあるが、米大統領選前の11月1日に届いた。

《この本が出てすぐに、今度の大統領選挙でまたしても大掛かりな不正が行われることで、騒がれるだろう。それは、本当に大騒ぎになる。このことは私にとって、有(あ)り有(あ)りと目に見えるように分かる事態である。・・・反(はん)トランプ勢力(ディープステイト)は必ず、必ず不正選挙をやると、私は確信している。》で始まるこの本、副島氏の確信は副島重掲板でダメ押しされる。私は、選挙の結果が出始めてからの、後(あと)出しじゃんけんをしたくないので、選挙の結果が出る前に、以下のことを、書いて残したいと強く思った。》として、《なぜ、私、副島隆彦が、今度の大統領選挙も巨大な不正(遠隔操作による違法な大量の票の移し替え、捏造された獲得投票数。それと4千万票の郵便投票というふざけ切った制度。一体、それらの投票郵便は、いつ、それぞれの住民の選挙事務所に届くのだ。くずれ果てた、アメリカの郵便配達だぞ。まったくもってインチキにし放題だ。)が行われて、カマラ・ハリスが、当選となり、ドナルド・トランプは無理やり負けさせられる。》

しかし結果は、トランプの勝利。副島氏の予言は間違っていたのか。そうではなくて、DS側は決して手をこまねいてトランプの勝利を許していたわけではなく、彼らなりに2020年の再現を企てていたわけですね。で、それがトランプの余りの人気と関係者の「正攻法な」不正防御策によって見事に頓挫したというわけでしょう。》というのがmespesadoさんの見立てで、成程と納得したのだった。

ところが、田中宇氏の「トランプ快勝の裏側」。田中氏も民主党が不正をやるがトランプの優勢が維持され、開票に何日もかかり、ハリスが敗北を認めない中で左派が暴動を起こし、混乱の中で最終的にトランプの勝ちが決まるが、米国内の対立はずっと続く、といった展開を予想していたが、全く外れた》という。田中氏の見立てでは民主党側が不正したが、それを乗り越える投票数を共和党側が得たのではない。民主党側が不正しようしたが共和党側が阻止したのでもない。民主党側が不正をしていない》とのことだ。そしていう、ハリスは不正しないと勝てなかった。ハリスが不正しなかったからトランプが圧勝した。なぜハリスは不正しなかったのか。・・・私の新しい推測は、不正しなかったのでなく、できなかった、というものだ。》そこで展開される田中流深読み。

ハリスが大統領候補になったのは、今年6-7月に民主党の上層部でバイデンをトランプとの討論会に引っ張り出して認知症を露呈させ、立候補を取り下げさせるクーデター的な謀略が挙行されたからだ。・・・ネタニヤフとトランプは提携している。トランプは、ネタニヤフのイスラエルが、米国の資金や兵器や諜報を使って自由に戦争するのを許している。イスラエルは、ガザで虐殺をやってパレスチナの抹消を進め、ヒズボラを潰し、イランやシリアを空爆などで脅してヒズボラ支援をやめさせて、イスラエル周辺に迫っていたイラン系の諸勢力を大幅に後退させている。・・・トランプが甘やかしてくれる見返りにネタニヤフは、米諜報界のイスラエル系を動かして、民主党を惨敗に誘導するバイデン外しの謀略を展開し、トランプに圧勝を与えた。》その結果どうなるか。今後の2期目のトランプは、諜報界を潰すのでなく、諜報界で従来から強かったリクード系と組み、リクード系がトランプの代官として諜報界の反トランプ勢力を抑止・改悛・転向させ、諜報界をトランプの策に協力するように仕向けるのでないか。リクード系が、諜報界やマスコミ権威筋でトランプを敵視してきた勢力をあぶり出し、潰していく。潰されたくないので親トランプに転向する勢力は許されるが、こっそり反逆するかもしれないのでリクード系の監視下に置かれる。/リクード系が、米諜報界をトランプ化に変身させる。これからのトランプ政権は実質的に「トランプとリクードの連立政権」のように思われる。》

領土拡張主義のリクードと組んだら大変なことになるのでは?リクードの拡張主義は、かなり実現している。今後のトランプ(やその次のバンスとか?の)政権下で、米国が中東覇権を手放してイスラエルに渡し、中東がイスラエル、サウジ、イラン、トルコの4極体制に移行していく流れがありうる。そうなるとリクードは戦争屋でなくなる。》結論。トランプの圧勝は、冷戦後の米英リベラル覇権体制の終わりを示している。/トランプ快勝を誘発した勢力は、リベラル派やマスコミ権威筋を完敗させることで、米英覇権の強みだったリベラル主義を自滅・抹消させている。それは、リベラル派を「敵潰し」に熱中させて全体主義に変質させて自滅させたのと同根な策だ。/マスコミやジャーナリズムという、米英覇権の傀儡も無力化していく。》マスコミやジャーナリズムのインチキさがどんどんばれてゆく。まさにいま起こっていることだ。

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