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QE(造幣による債券買い支え)再開での危機回避 [mespesado理論]

田中宇の国際ニュース解説会員版◆銀行救済を口実にQEが再開される?」《SVBの破綻が米金融界全体に連鎖し、大規模な金融危機になりそうな懸念が急増した。 /だが米金融界では逆に、この危機を利用して米連銀(FRB)が銀行救済の名目でQE(造幣による債券買い支え)を再開し、その資金で銀行界の預金流出を穴埋めするだけでなく、利上げ停止とQE再開で債券価格を反騰させ、下がっている株価もテコ入れしてほしいという期待がふくらんでいる。そもそも今回の金融危機は、米連銀がインフレ対策の名目でQEをやめてQT(債券放出による資金回収)を進め、金融システムから資金を吸い上げていることから発生している。連銀が金融危機を止める名目で利上げを停止し、進めてきたQTもやめてQE再開に転換すれば、銀行の危機は去り、債券や株の価格も反騰する。金融界は、何でもいいから理由をつけてQEを再開してもらいたい。・・・金融界のQE再開への期待は絵空事でなく、すでに実現し始めている。・・・対象外の預金も含めた全体をFDICが払い戻し、FDICの資金が足りなくなった場合は米連銀が資金を供給することを決めた。》まさにmespesadoさん言われる通り、ーマンショックで学習した金融界は、最早滅多なことで「原理的に」破綻が生じるようなことは無くなっている》のです。たしかに田中氏も世界中がドルを基軸通貨と認めて頼っている限り》という条件をつけて、《どんなにドルを過剰発行しても信用低下は起きない、と考えることもできる》と言います。その条件をめぐるせめぎ合いが、「ロシアvsウクライナ戦」として現象化していると考えられます。

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