根底からの激変が待っている(リーマンショックより根は深い) [mespesado理論]
mespesado さんは、《SVBのケースはリーマンショックとはタイプが違います。》と言う。リーマンショックの時は、《満期時にちゃんと償還額が返って来ない可能性が高い証券》への投資であったから問題が生じたが、今回の場合は、満期まで待てば満額償還の「国債」だから。→《569:堺のおっさん :2023/03/14 (Tue) 23:12:57 メッさんがしとりごとスレでSVBの事態をどう考えるのか解説してくれています。相変わらず、見事です/これを持ってグローバル金融が崩壊に向かうことは無い。/取り付け騒ぎというから、警察が出張るくらいの騒ぎかと思えば50人くらいが本店前で行儀よく並んでるだけ。/大阪の木津信用組合の取り付け騒ぎは怒号が響く中。日銀特融の中から1億円が消えるというおまけまで付いたがそれでも、金融体制は壊れなかった。/今回も壊れません。/ただ、弱点をついたなという思いはある。C国である。》
ところがIn Deep氏紹介記事「シリコンバレー銀行が破綻したのなら、他も同じだ」、《米国の国債は、世界で最も安全で「リスクのない」資産であると考えられている。しかし、国債でさえ価値を失う可能性があるため、それはまったく真実ではない。そして、それがまさに起こった。》《金利が上昇すると債券は価値を失うということだ。そして、これがシリコンバレー銀行に起こったことだ。》
国債は満期まで待ってはじめて金利が上乗せされて元に戻る。金利4%の長期国債には4%の金利がついて満期に戻る。ところが満期前の売り買いでは、4%もの金利がつかないと誰も買ってはくれないということ。金利が高いほど値打ちは下がる。米国債に今起こっているのがこの事態。満期まで待ってはじめて金になる国債を、今金に変えようとしても、どんどん値打ちの下がる国債は不良債権でしかない。金に変えようとした途端、安全であるはずの国債も「不良債権」と化す。SVCに起こったのがこれ。それゆえサブプライムローンが原因だったリーマンショックも、「未実現損失」でしかない米国債が原因の今回も、元をたどれば同じこと。その元が「国債」であるだけに、今回の方がずっと根が深い。→「「崩壊は一瞬で起こり得る」:迫るメルトダウンのメカニズムがようやく理解できました。そこには驚くべき事実が存在します」https://indeep.jp/meltdown-just-ahead/
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