『よみがえるロシア帝国』(佐藤優/副島隆彦)を読む [本]
《副島 ・・・アメリカとしては、「もう安倍を処分しろ」ということになったと私は断言します。
佐藤 なるほど。副島先生の言論は、過去の私の経験や想像の枠組みを超えています。私には真偽は判断できません。
副島 ・・・英語の表現で”Who benefits most?"という言い回しがある。意味は「そのことで、誰が一番得をしたのか」ということだ。このWhoは岸田ですよ。
佐藤 それはその通りです。間違いありません。》(29-30p)
佐藤 なるほど。副島先生の言論は、過去の私の経験や想像の枠組みを超えています。私には真偽は判断できません。
副島 ・・・英語の表現で”Who benefits most?"という言い回しがある。意味は「そのことで、誰が一番得をしたのか」ということだ。このWhoは岸田ですよ。
佐藤 それはその通りです。間違いありません。》(29-30p)
こんな感じでお互いの考えを明確に確認しながら進む対談。後段になって”お互い同じ”を確認しあった場面があった。
《副島 貧乏だった国民を、プーチンが一生懸命食べさせてロシアを豊かにした。こんなこと、普通の政治家にはできません。だから私は、プーチンは偉大なフィロソファー・キングと呼んでいるのです。
佐藤 そこは完全に同意します。さらに私は、彼の頭脳もさることながら、もう1つ神懸かり的な面がある男だと見ています。これはブルブリス元ロシア国務長官のプーチン観なのですが、私も完全に同じ見方です。/ プーチンのようなKGBの中間官僚が、わずか数年で国家のトップにまで上り詰めたのは異例の出来事です。最初、プーチンは、エリツィン家や周りのオリガルヒ(寡占資本家)から権力を譲られたと思っていました。そのうち国民に選ばれた大統領になったという意識に変わった。それが今では、自分には神から選ばれたという特殊な使命があると考えるようになった。だから、プーチンには神懸かり的なところがあります。》(242-243p)
佐藤 そこは完全に同意します。さらに私は、彼の頭脳もさることながら、もう1つ神懸かり的な面がある男だと見ています。これはブルブリス元ロシア国務長官のプーチン観なのですが、私も完全に同じ見方です。/ プーチンのようなKGBの中間官僚が、わずか数年で国家のトップにまで上り詰めたのは異例の出来事です。最初、プーチンは、エリツィン家や周りのオリガルヒ(寡占資本家)から権力を譲られたと思っていました。そのうち国民に選ばれた大統領になったという意識に変わった。それが今では、自分には神から選ばれたという特殊な使命があると考えるようになった。だから、プーチンには神懸かり的なところがあります。》(242-243p)