『日本をこう変える 世界を導く「課題解決型国家」の創り方』 [本]

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これから日本の指針の書
この著を読んだことで、参政党がキワモノ政党ではないことを確信した。紆余曲折はあろうが、現在の政治家をふるいにかけつつ、これから日本政治の主流となって成長してゆくに違いない。
読み通した者にとって、「おわりに」での言葉は決して絵空事ではない。《日本が直面する危機を乗り越え、次の世代に誇れる日本を築いていくうえで最も大事なのは、一人ひとりの国民が直面する課題に当事者として向き合い、その解決に主体的に取り組んでいくことで、生きがいのある精神的にも豊かな人生を営んでいくことであると、私たちは考えています。》(309p)気づいた人一人ひとりが自ら判断し、そして身銭を切って政治に参加することでまともな日本を創ってゆく。7月6日時点で、党員数は8万人を超えたという。
今後改訂を加えながら、これから日本の指針として、教科書的役割を果たしてゆく著と思えた。
読み通した者にとって、「おわりに」での言葉は決して絵空事ではない。《日本が直面する危機を乗り越え、次の世代に誇れる日本を築いていくうえで最も大事なのは、一人ひとりの国民が直面する課題に当事者として向き合い、その解決に主体的に取り組んでいくことで、生きがいのある精神的にも豊かな人生を営んでいくことであると、私たちは考えています。》(309p)気づいた人一人ひとりが自ら判断し、そして身銭を切って政治に参加することでまともな日本を創ってゆく。7月6日時点で、党員数は8万人を超えたという。
今後改訂を加えながら、これから日本の指針として、教科書的役割を果たしてゆく著と思えた。
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検証「松田プラン」(3)さりげなく「革命的」(新・mespesadoさん講義(166)) [参政党]
早速mespesadoさんに答えていただきました。言われる通り、貸借対照表的観念から解放されて、あらためて松田学氏と安藤裕氏のやりとりを読んでみました。
安藤氏は、国債発行の時点で「オカネ」が生まれている。そもそも国債発行は政策実行が前提されているのであり、政策実行とは、民間に「オカネ」が流れることである。それに対して松田氏は、《そこにワンクッションがいるんですよ。》と言う。政府発行の「オカネ」なら安藤氏の言う通りなのだが、「オカネ」は日銀が発行することになっている。そのことで「オカネ」には利息がつく。そこに金融資本の秘密があるわけで、ほんとうは触れてはならない肝心なところなのだけれども、「松田プラン」はそこに手を突っ込む。国債が日銀の手にある限り、利息に付きまとわれる「オカネ」でありつづける。その「オカネ」を日銀から引っ剥がして、単なる記号でしかない「デジタル通貨」にしてしまおう。それが「ワンクッション」の意味と思えました。そう考えると、安藤氏の主張は、それはそれで間違ってはいなくても、松田氏の方がはるかに現実的であり、その分DSの勘どころを刺激するように思えます。「松田プラン」は、既成権力にとって「危険思想」ですが、その分、さりげなく「革命的」です。
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