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ウクライナの現状と今後(田中宇) [ロシア]

昨日3月議会開会。市長の施政方針、なんと冒頭、ロシア非難から始まりました。マスコミ報道にぴったり寄り添う姿勢は、コロナの構図と全く同じです。昨日の朝、田中宇氏の今回のロシア敵視のコロナ方式のねじ曲げ妄想にも意外と簡単に従うかもしれない。そう思える流れが始まっている。 》ロシアを「コロナ方式」で稚拙に敵視して強化する米政府)を引きつつ、《たしかに、がんじがらめの包囲網を実感します。》と書いたところでした。→新・mespesadoさん講義(132)「闇國體」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-02-28

ウクライナの現状と今後をどう見るか。そのためのしっかりした視点を、田中氏は提供し続けてくれてありがたい。

《ゼレンスキーが露軍に追い詰められつつ、自分の政権から極右を排除して「浄化」し、代わりに親露系(ロシアのスパイ)の政治家や政策立案者たちを側近として登用する「改革」をやり、その上でゼレンスキーがウクライナの非武装中立化を宣言すれば、ロシアが求める「非武装化と非ナチ化」が成就する。選挙で選ばれたゼレンスキー大統領が続投したまま「民主的」に親露側へと換骨奪胎される。逆に、あと2-3週間たってもウクライナ上層部の人事異動などの動きがほとんど起こらず、ゼレンスキーが露軍侵攻前と同じ側近たちに囲まれて「ロシアと戦う」と宣言し続けていたら、極右の延命であり、カザフスタン方式でウクライナを親露側に転換するロシアの謀略は失敗した可能性が高くなる。》

ウクライナ極右の一部は政府軍の部隊の中に兵士や将校として入り込み、政府軍の動きを内側から監視・統制することもやっている(イスラエルで入植者が国軍を乗っ取ってきたやり方と似ている)。ウクライナ人の中にはロシアを敵視したくない人々や、極右支配を嫌う人々(親露派と、反・反露派)も国民の半分ぐらいいる。ロシアは、ウクライナ政府軍内のそうした親露系の将校や兵士たちが極右支配に反逆するクーデターを起こすよう呼びかけている。しかし、今のところ極右支配への反逆は起きていない。その理由についてロシア国防省は、政府軍の内部にいる極右勢力が、反乱しそうな親露系の兵士や将校を諜報機関に通報し、排除(私刑に?)しているからだと言っている。ウクライナは極右に乗っ取られている。大統領も兵士も、極右に反逆することは難しい。極右を強化してきた米英諜報界がウクライナを去った今、この困難性がいつまで続くか、という話でもある。》→「アフガン化」

《スティンガーは1970年代に米軍産が開発し、ソ連軍が侵攻して支配していたアフガニスタンで、米諜報界が支援してソ連軍とゲリラ戦をさせていたイスラム民兵団(ムジャヘディン、聖戦団)に使わせた。山間の聖戦団を空爆しにくるソ連軍のヘリコプターや飛行機を聖戦団がスティンガーで撃墜し続け、ソ連にとって戦況が不利になり、1989年のソ連軍の撤退と、その直後のソ連崩壊へとつながった(その後、めぐりめぐって聖戦団はタリバンになり、米国自身がアフガン占領の泥沼にはまることになったが)。スティンガーはソ連を潰した。プーチンは、ソ連崩壊から10年後にロシアの権力者になり、20年かけてロシアを立て直した。しかし、またもやロシアはスティンガーの悪夢の前に立たされている。勝ち誇る敵は今回も米諜報界である。》

ロシアは、ドイツなどがウクライナにスティンガーを送り込むことを阻止できるもう一つの方法も持っている。それは、ロシアからドイツなどへの天然ガスの供給を止めることだ。ドイツなど欧州諸国は、暖房や発電などエネルギー源のかなりの部分をロシアからの天然ガスに頼っている。ロシアが天然ガスの送付を止めたら、その日から欧州は大混乱になる。ロシアはウクライナで市民を殺さないように戦争している。だが、ドイツなどがウクライナにスティンガーを送り込むと、極右がそれを使ってウクライナの戦争を、市民が大量に死ぬものに変えてしまう。ロシアが欧州に送るガスを止めて「ウクライナに軍事支援しないと約束するまで欧州にガスを送らない」と宣言することは、ウクライナ市民の生命と資産を守るための、ロシアによる人道策である。まだスティンガーはウクライナに送られていない。記者発表されただけだ。》

ロシア敵視の総本山だったはずの英国は「NATOはウクライナに積極介入すべきでない」と言いだしている。今起きていることはマスコミ権威筋が喧伝する「プーチンの大誤算」でなく逆に「プーチンの勝利、NATOの自滅」になりそうだ、と英国は懸念している。》

【追記 2022.3.2】

2022年2月25日に「現在のウクライナ」として投稿された写真と、2016年3月のウクライナのSNSへの投稿写真


《パンデミックのコロナ対策やワクチン展開と同じで、「全部ウソ」であり、地球の多くの国民たちが全部、馬鹿にされているわけです。/パンデミック以前の世界では、馬鹿にするにしても「自国民に対してが中心」だったものが、コロナの登場以降、「全世界の人民が対象」となっています。/パンデミックでの(認知戦としての)世界的実験で「意外と簡単に騙される」ことが知られてしまったわけですから、今後も何でも出てくるはずです。》(「コロナと同じ手法のウクライナ展開にやや辟易しながら、数日前に更新されたアメリカ緊急事態管理庁 / FEMA の「核爆発が起きた場合」という文書を読んでみる」https://indeep.jp/nuclear-explosion-fema-said-so/

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