「もう一回バブルが始まるとしたら、それは中国の力だ。」(副島隆彦) [現状把握]
最近、越後湯沢の駅のそばで、古い日本家屋の旅館が、中国人に買われた。本当にタダに近いような安値だったと思う。それを手入れして、その中国資本が、中国から冬にスキー観光客を大量に呼び込むだろう。それが現に始まっている。韓国人たちは、群馬や栃木のほとんど潰れかかっているゴルフ場を、1億円とかで買って、韓国からゴルフツアー中心の観光客をたくさん連れ来るだろう。台湾からも香港からも来る。もう日本の国は、このように中国文化圏に(ちゅうごくぶんかけん)に完全に入っている。 このことを自覚しない日本人は、アホだ。あるいは、統一教会支持の反共右翼の愚か者たちだ。・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・今がバブルの逆の日本経済のボトムだ。これは、「ゼロ物件」という言葉で象徴的に言われるようになった。「この古い家は、管理している者が居なくて、放置していますので、ゼロ円で売ります」ということだ。
それがネットで平気で売られている時代になった。
この最低限度の 不動産価格ゼロ円の、ここから日本は、今から持ち直していくだろう。私、副島隆彦はこの25年間ずっと大暴落と大恐慌を書き続けた人間であるがゆえに、副島隆彦は、もう次の流れが見える。だからといって、さあ、日本のバブル経済が再び始まったという本を私はまだ書きません。それは、それを書くと、これまで私の本を読んできた人たちが混乱するからだ。
しかし、その足音というか、兆(きざ)し、兆候は既に始まっている。バブル経済は再び来る。経済は周期性ですから、天気と一緒だ。何で今日は天気がいいのかって、誰もわからないん。今日はなぜ雨なのか。それは簡単なことだ。その前が晴れていたから、なんです。何で今日は晴れなんだといったら、その前が雨だったから、曇りもあるけど。このように周期性ですから、だからバブル経済がもう一回来るんです。ただし、今度起きる日本のバブル経済は中国が主体です。
これまでは明治からの150年、裏からイギリスが日本を支配していた。日本の近代化と文明開化はイギリスが主導していた。そして戦後の80年間はアメリカ主導だ。日本はアメリカ型社会にされた、憲法体制以下全部。そして、ここまで来た。そして35年前にバブルがはじけてた(1990年)ということで、もう一回バブルが始まるとしたら、それは中国の力だ。このことを日本人は、分かっているんだけど、誰も書かない。だから、私だけが書く。そしてのちにこのことが歴史の証言となる。
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