「先義後利」 [日記、雑感]

昭和50年生まれの48歳、寒河江支店に始まり、仙台南光台支店、そのあと(財)山形県産業技術振興機構等に4年間出向後、酒田、新庄、鶴岡支店、融資部副部長を経て今年南陽市店長にという経歴。山形銀行女子バスケチームの部長さんでもあるようです。
実際に南陽に来ての印象について、《熊野神社だけでなく、赤湯温泉、果樹園、県内有数のワイナリー、烏帽子山の千本桜、歴史を物語る宮内地区の古民家、稲荷森古墳、南陽スカイパーク(十分一山)からのパラグライダー、そこから見える白竜湖や置賜地域一望など観光資源が豊富な街。/ぶどうを筆頭とする果樹やお米などの農産物、畜産業や酪農業、龍上海を代表したラーメン店など、食の豊かさ》。そして、《いい街なのに、県内の人はあまりよく分かっていないのでは?[→]?PR、情報発信をもっと必要なのでは・・・》 おもしろかったのが、新庄はモツラーメンと雪ぐらいで何もない、酒田は自分の商売をどうするかで頭がいっぱい、鶴岡と南陽は、海があるかないかの違いだけで、ともにまちづくりに関心があるということで似ている、という指摘。そんなこんなで酒飲みの席も盛り上がったのでした。
講話の最後に「私のモットー」として「先義後利」について語られたのがすごい。《先義後利とは、中国の儒学の祖の一人、荀子の栄辱編の中にある「義を先にして利を後にする者は栄える」から引用したもの。企業の利益は、お客様・社会への義を貫き、信頼を得ることでもたらされるとの意味。お客様第一主義、社会への貢献など。》とレジュメにある。だいぶ酒が回ってから、「民間はずっとそれがあたりまえだった。銀行員からその言葉を聞くことができたのがうれしい。」と語ってきました。
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