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「宮内人・小田仁二郎」評(馬場重行) [小田仁二郎]

野川屋チーズステッカー 4.jpeg清野春樹さんから山形新聞の「同人誌評」に『杜』第45号が取り上げられているとのメールがあったので、早速新聞をとってきた。

馬場重行米沢女子短大名誉教授による評。見出しに「バラエティーに富む誌面」とある。私のに関してはこうある。

《先ごろ没した瀬戸内寂聴の、若き日の恋人だった小田仁二郎をめぐる「評論」。はぐらめいの「宮内人・小田仁二郎」も、いささか思いが先走り話題が拡散し過ぎている点は惜しまれるものの、書き手の熱心な思いが伝わってくる文章だった。「私が小学校に通っていた時期は、ちょうど仁二郎さんと寂聴さん(瀬戸内晴美)との半同棲時期に重なる」という筆者は、「私が生まれる前の異常な時代がまた巡ってきているのではないかという思いに囚われる」と記すが、まったく同感である。〈新しい戦前〉とも言われるような不穏できな臭い雰囲気が、日々の報道のあちこちにうごめくような危機感をいだかざるを得ない。》

こちらには評者の関心の在処が伝わったが、私の関心の在処は評者に伝わっていないもどかしさを思った。これだけのスペースに掲載分すべてについて盛り込まねばならないのだからやむを得ない。《いささか思いが先走り話題が拡散し過ぎている点は惜しまれる》のはたしかだが、そこからいちばん問題にしたかったことを汲み取ってほしいと思うのは、私のいつもの「思いの先走り」なのだろうとあらためて反省。この評がきっかけとなって、じっくり読み込んでくれる人が出てきてくれたらうれしい。→一部転載しています。「小田仁二郎の現在的意義(「杜」45号より)」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-12-21

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