SSブログ

日本国債と米国債のちがい [mespesado理論]

《世界中の先進国の中央銀行の中で、日本の中央銀行である日銀だけは、唯一国が支配権を持つ政府の子会社》金利のことは気にしなくてよい》様々な筋に様々な圧力をかけて国債を発行しないように仕掛けている》

日本国債では成り立つ現代貨幣論が米国債については成り立ちません》:《(米国債については)「家計脳」で理解した場合と結論においてそう大きな違いが無い》

   ↓↓

亀さんmespesadoさんの投稿のお陰で、漸く腑に落ちた次第で、感謝しかありません。》

同感です。

*   *   *   *   *

250 名前:年寄り 2023/01/25 (Wed) 12:55:08
>>237に関連して。
現在、下記の動画は非公開になっているようです。

参政党 神谷宗幣 こんどうなほ 個人演説会 桑名市議選 2022/11/19
https://www.youtube.com/watch?v=W9njoCG1feU&t=3030s

50分30秒頃から、国債発行について神谷宗幣氏の発言の文字起こし。

「本当は、税収なくても国債 刷ればいいんだけど、
でもそれは、海外からチェックされているんで、国債ばかり発行していたらですね、
日本円は国際社会で使えませんとか言われるんで、困るから、
実質的には、国債刷れるんだけど、
国際的な色んな経済のバランスの中で、IMFとかにチェックされているんですよ。
勧告受けるんです。
そうなると怖いから、だから、あの、国債を乱発できないのね。」

251 名前:mespesado 2023/01/25 (Wed) 19:40:12
>>250
 それが神谷さんの発言そのものだったと仮定してですが…
 「海外」から、とか、「国際社会」では、とか、「国際的な色んな経済のバランス」とか、とにかく本当の主語をぼかしているのが気になりますね。
 実際は、ぼかさないで主語を書けば「国際金融資本が」なだけですね。つまり、
#「本当は、税収なくても国債 刷ればいいんだけど、
# でもそれは、国際金融資本からチェックされているんで、国債ばかり発
# 行していたらですね、日本円は国際金融資本から使わせないよと脅され
# るんで、困るから、理屈上は、国債刷れるんだけど、国際金融資本から
# の脅しの中で、国際金融資本の出先機関のIMFとかにチェックされている
# んですよ。勧告受けるんです。
# そうなると怖いから、だから、あの、国債を目立つ形で発行できないの
# ね。」

と発言すべきでしょう。でも、あまりにハッキリ言うと国際金融資本に命を狙われるからなのか、はたまた積極財政に反対の松田学さんに忖度しているのか知りませんけれど、奥歯にモノが挟まったような物言いですよね。

252 名前:mespesado 2023/01/25 (Wed) 19:45:43
>>251
 >>236 で紹介した西田さんの動画で一番大事なことは、世界中の先進国の中央銀行の中で、日本の中央銀行である日銀だけは、唯一国が支配権を持つ政府の子会社であり、いくら国債を発行しても日銀が最後に買い取れば問題はなく、そして国際の所有者である日銀に国が利息を払っても、それは国庫に納付されるから、金利のことは気にしなくてよい、というところでしょう。だから、国際金融資本も日本だけは中央銀行が彼らの言いなりにならないので憎らしくて仕方がない。だから様々な筋に様々な圧力をかけて国債を発行しないように仕掛けているのでしょう。

253 名前:mespesado 2023/01/26 (Thu) 00:29:54
2023.1.25【米国】日本が米国債を買わされる【及川幸久−BREAKING−】
https://www.youtube.com/watch?v=svs0SlIzJ-U

↑冒頭で次のフレーズが出てきます↓
# バイデン 金使い過ぎ
# 米政府のお金がない
# 日本が米国債を買わされる

 及川さんはMMTに批判的なので、正しい貨幣論の観点からは?ですから正しい貨幣論の言葉に翻訳すれば、
※ バイデン 国債発行し過ぎ
※ 米政府が国債を発行しようとしても買い手が無い
※ 日本が米国債を買わされる(ここは翻訳不要)

となるわけですが、こと米国の場合には日本と異なる事情があります。
 この動画によると、米国債の主な買い手である「商業銀行」「外国政府」「FRB」が、いずれも米国債を買わなくなった、というのです。
 及川さんは米国債だけでなく世界中同じで日本の国債も買い手が無いと言っていますが、これって「投資家目線」でしかないですね。
 日本国債は途中で商業銀行を経由する必要はあるけれど、最後は日銀が買えばよい。なぜなら日銀は日本政府の子会社だから。つまり日本では「国債が買い手が無くて発行できないということは原理的にはあり得ない」のです。
 では米国債はどうかというと、FRBは米政府の子会社ではなく民間なので、(国際金融資本の思惑として)米国債をわざと買わないことができる。
 そして、次に商業銀行が買わない理由は「米ドルの価値が無い・無くなると判断したから」でしょう。それは、日本では国民に円をバラ撒けば、日本の消費者は品質の良い日本製品を買うので、円が日本国内で循環し、景気は上昇します。ところが米国で国民にドルをバラ撒けば、米国の消費者は品質の良い外国製品を買うので国内の生産者は潤わず、単に貿易赤字が積み上がるだけです。動画の中で及川さんは「世界で最も信頼性の高い米ドル」と発言しているけれど、実際は米ドルの価値はドル圏の生産供給能力に裏付けられているのではなく、基軸通貨であることによって石油にペッグしているから価値を維持しているだけであり、昨今は、「非米国家群」による中東の石油の取引にドルを使わない動きが見られるため、この価値の維持に疑問が生じているわけです。これは「外国政府」による米国債の購入にも言える話ですが、こと日本政府に限って言えば、米国債を購入して塩漬けにする、つまり「輸出で稼いだ外貨から輸入に使った外貨を差し引いた外貨取得分はタダ働き」に喜んで甘んじる超お人好し国民ですから、日本だけは「問題なく米国債を買える」わけですね。他の国では価値が下落するかもしれない米国債をタダ働きしてでも購入するほどの生産力の余裕はありませんw。
 以上のように、米国債は日本国債と取り巻く環境が全く異なり、日本国債では成り立つ現代貨幣論が米国債については成り立ちません(だからこそ米国発のMMTでは「現代の変動相場制下での不換貨幣の価値は供給力で支えられている」という本質を突いた真っ当な主張ではなく、代わりに「通貨発行権を持つ自国通貨建ての国債は破綻することはあり得ない」という一種微妙な言い方をせざるを得ないわけですね。米国政府が本当に通貨発行権を持っているのかどうかは以上の説明からもわかるようにかなり微妙ですから、その結果、米国債の破綻があり得ないかどうかも実は微妙なわけです)。その結果、あたかも米国債に限って言えば、偶然ではありますが、現代貨幣論ではなく(本当は誤りな)「家計脳」で理解した場合と結論においてそう大きな違いが無いわけです。今回の及川さんの動画は、正しい貨幣論の観点からは完全に誤った説明に終始していますが、以上のような理由で、結果だけは偶然にも正しいことを主張していることになります。

254 名前: 亀さん 2023/01/26 (Thu) 04:35:38
現在、確定申告の作成で四苦八苦しているところですが、そんな中でのmespesadoさんの投稿、有り難うございます。

>>253

> 及川さんは米国債だけでなく世界中同じで日本の国債も買い手が無いと言
>
> っていますが、これって「投資家目線」でしかないですね。

mespesadoさんは別の投稿でも及川幸久氏のことを、「投資家目線」という風に指摘していましたが、その投稿を読んでからというもの、経済関連の及川氏の発言には注意してきました。だから、今回の及川氏の動画観ながら、「そんなものかなぁ・・・」と腑に落ちないところがあったものの、それが何なのかまでは解りませんでした。しかし、今回のmespesadoさんの投稿のお陰で、漸く腑に落ちた次第で、感謝しかありません。

それからモー一点、今でも腑に落ちないのは、何故に及川氏は幸福実現党の幹部であり続けるのかという点www

亀さん@人生は冥土までの暇潰し

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。