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人口動態統計の死亡増の原因を探る③ [mespesado理論]

《一般に、ウイルスというのは、変異すればするほど感染力は高まるかわりに弱毒化すると言われていますが、この統計的な分析結果によれば、新型コロナは、既に第③波の段階で、季節性インフルよりも危険の低い「ただの風邪」になってしまっていた、ということを意味するわけですね。もちろん新型コロナも発生当初は、やれウイルスが肺がやられて呼吸困難になったときの「息苦しさ」を感じるセンサーを破壊するので重篤化するまで自覚症状が無くてある日突然バタッと倒れて窒息死するとか、コロナの症状が治っても嗅覚がマヒするなどの後遺症が残るとか、怖い話がいろいろあって、そんな感染症に対処した経験も無い政府としては、その時は非常事態に近い対応を取ったのもやむを得ないところもあったかもしれませんが、ウイルスが何度も変異を繰り返して弱毒化するに従って、季節性インフルよりも弱毒化した時点で非常事態のような対応をするのは止めるべきだったのです。しかしながら、まあ感染症に対する科学的対応よりも、コロナ利権とかNWOの命令といった、「政治」の方が「科学」を抑え込んでしまった

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495 名前:mespesado 2022/11/06 (Sun) 18:34:30
https://bbs6.fc2.com//bbs/img/_409100/409098/full/409098_1667727270.png
m495.jpg
>>494
 さて、2021年の1月から3月の期間は、例年であればインフルエンザによる直接死亡又は(肺炎などの)間接死亡で死んだであろう人が死なずに済んだために、超過死亡がマイナスになってしまっていたことがわかったので、それではこのインフルエンザの流行が無かったという特殊事情の影響を除外したら2021年の超過死亡はどのくらいになっていたのか、ということを考えてみたいと思います。
 一番簡単な方法は、インフルエンザの流行期間はどうせ1月から3月までなのだから、その期間を除外してしまえ、という方法が考えられます。つまり、今までに説明した2015年から2020年までの死亡率から対数線形回帰で2021年の予測死亡率を作って2021年の実際の死亡率と比較する、という作業を行う過程で、各年の死亡者数を用いる代わりに、その年の4月から12月までの間に死亡した人数で置き換えて計算を行うことにするのです。そうして >>490 の添付画像と同じ形のグラフを作ったものが、今回の添付画像です。35歳以上の年齢でほぼ一様な割合で超過死亡が見られる点は同じですが、ただその死亡率の超過度合いが >>490 の場合に観測された2%ではなく、倍の4%になっています。つまり、季節性インフルエンザという、新型コロナとは別の要素による死亡率の増減の影響を除去して得られる2021年固有の影響による死亡率の増加度合が、この4%という数字であった、と推測できるわけです。                              (続く)


496:mespesado :2022/11/07 (Mon) 02:00:29
https://bbs6.fc2.com//bbs/img/_409100/409098/full/409098_1667754029.png  
>>495
 次に、この4%という季節性インフルの影響を除去した超過死亡率を、別の観点から算出してみます。しかもそれだけでなく、この第③波で季節性インフル流行が無かったことによる影響を取り除いた超過死亡者数が具体的に何人になるのか、という数値まで具体的に推計してみようと思います。
 まず、少々荒っぽいですが、第③波、第④波、第⑤波がそれぞれ何月から何月まで続いたかということを決めてしまいましょう。
 >>492 の添付画像の右側のグラフの波を見る限り、

m492.jpg
 第③波を1月~3月
 第④波を4月~7月
 第⑤波を8月~12月
と決めるのがよさそうなので、2021年をこの取り決めで3分割することにします。この取り決めのもとで、毎月の超過死亡率に人口を乗じて求めた毎月の超過死亡者数と、>>492 の添付画像右側の3つのグラフの元データである毎日の感染者数、死亡者数、重症者数を、この分割に従って集計したものを一覧表にしたのが、この書き込み冒頭の添付画像上段の表です。

496.jpg

 ここで、超過死亡者数と新型コロナの死亡者の間にどの程度の乖離があるかを調べるために、第③~⑤波のそれぞれにおいて、Aの「超過死亡数」をBの「コロナ死者数」で割った比率を A/B の欄にパーセンテージとして表示しています。第③波はマイナスなので除外して考えると、第④波でも第⑤波でも100%を大きく上回っている、言い換えると超過死亡者数の方がコロナ死者数を圧倒的に上回っています。しかも A/B 欄の数字は第④波と第⑤波で全く違っていて、一見すると、超過死亡者からコロナ死亡者を差し引いた残りはコロナとはまるで無関係であるように見えます。
 そこで、反ワ〇界隈で疑われているのが「超過死亡からコロナ死者を差し引いた残りの大半は、ワ〇チ〇の副反応による死者なのではないか」という疑惑です。ところが、この件に関して、今年の2月18日に開催された厚生労働省の「第76回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」において、国立感染症研究所感染症疫学センター長の鈴木基参考人を招いてワ〇チ〇接種と超過死亡の関係について否定的な見解が報告されました↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24051.html

 その際の説明のために配布された資料がこれです↓
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000900468.pdf

 要は、65歳以上と65歳未満に分けて、ワ〇チ〇接種数の推移と超過死亡の推移を比較したものなのですが、両者はピークなども全く一致していないし、決定的なのは、ワ〇チ〇接種が始まる前から超過死亡が発生していることで、これでは「因果律」の観点からワ〇チ〇接種が超過死亡の原因になっているという主張は成り立たない、というのが鈴木さんの論旨になっています。
 この鈴木さんの議論に対する検証はあとの書き込みで改めて取り上げることにしますが、ここで重要なのは、「超過死亡のうちコロナ死亡を除いた残りのほとんどすべてをワ〇チ〇副反応による死者であるとする主張は因果律の観点からすると成り立たない」という事実です。
 そこで、この書き込み冒頭の添付画像の表の話に戻り、今度は「超過死亡者数」と比較する対象を「コロナ死者」ではなく、「コロナ重症者」にしてみたらどうか、ということを試みたのが、上段の表のA「超過死亡数」の欄とC「コロナ重症者数」の比較である「A/C」の欄です。第③波は超過死亡がマイナスなので同様に除外して、第④波と第⑤波を比較すると、これはあまりにも同じなので話がうますぎるようにも思いますが第④波が17.4%、第⑤波が17.8%でほぼ完全に一致しています。しかも超過死亡者数が重症者数の一部であるという解釈が可能になるような、100%未満の数値になっています。これは理屈の上でも整合性がある考え方です。なぜなら、コロナに感染して重症化した場合、免疫の活躍でコロナ・ウイルスは全滅したのにウイルスと免疫の戦いで細胞が損傷を受けて臓器不全で亡くなるというケースが多く発生していると思われますが、この場合、>>492 で紹介した厚生労働省の通達によれば、PCR検査で陽性になったらコロナ死亡者とみなす、ということですから、これは逆に言えば、免疫によってコロナ・ウイルスは撲滅しているのですからPCR検査をすれば陰性になり、従って死因はコロナとはカウントさなれい、ということになります。しかし、このようなケースは、新型コロナに感染したことが原因で死亡したわけですから、いわば、「新型コロナによる間接死亡」ということになります。つまり、超過死亡者数とコロナ死亡(=直接死亡)の差は、実はコロナによる「間接死亡」だった、という解釈が可能になります。そして、このような、重症者が免疫とウイルスの闘いで臓器不全という形で間接死亡で亡くなるかどうかは、人体とコロナ・ウイルスの仕組みに基づく生理学的なメカニズムで決まるわけですから、或る定まった確率を持つと考えられます。一方、添付画像の表でA/C として求めた数字は、コロナによる直接死亡の確率と、まさにこの生理学的なメカニズムで定まる間接死亡の確率の合計を表していることになります。そして実際に、第④波の数値は17.4%、第⑤波の数値は17.8%となっていて、両者は確かにほぼ一致する数値になっているのですから、まさにこの事実こそが、「超過死亡のほとんどがコロナによる直接死亡と重症者が臓器不全の間接死亡で亡くなったことによるものの合計である」とする仮説を裏付けている、と見做すことが可能になるわけです。
 さて、この仮説に基づいて、第③波における超過死亡者(マイナスなので過少死亡と言うべきか)のうち、新型コロナの直接死亡と間接死亡による超過死亡がどのくらいあったのかを推計したのが添付画像の下段の表です。
 まず、第④波と第⑤波の A/C の平均を取って、この17.6%という数値が「直接死亡と間接死亡で亡くなる確率」を表していると仮定して、第③波の重症者数から、コロナによる(直接+間接死亡者数とみなした)超過死亡者数を逆算すると、表の赤字で示したように、10,114人となります。そこで、この人数に第④波と第⑤波の超過死亡数を加えた47,314人が、第③波の時期に生じたはずの季節性インフルエンザの消失の影響を除外した2021年の超過死亡者数ということになるわけです。そして、この人数を2021年の全死亡者数で割ると、約4%となり、>>495 で別の方法で求めた4%という数値と(四捨五入の結果ですが)一致していることがわかり、これはここで述べた仮説の妥当性をある程度保証しているのではないか、と考えられるのです。   (続く)


497:mespesado :2022/11/07 (Mon) 10:10:56
>>496
 さて、次に行く前に、>>496 の添付画像で示した表の、特に第③波の列の数字が何を意味するかについて、改めて考えてみることにします。
 何も加工していない上段の表によれば、第③波の超過死亡は △8,300人のマイナスでした。これに対し、下段の表が示す、季節性インフルが消滅したことによる死亡減の影響を除いた超過死亡の推計値は10,114人でした。そしてこれは新型コロナによる直接+間接死亡の人数であると解釈できることを説明しました。ということは、この前提で考えると、この二つの数字の差、つまり 10,114 ― △8,300 =18,414人 という数字は季節性インフルが消滅したことにより死亡を免れた人数であるということになります。言い換えると、新型コロナが流行する以前には、毎年季節性インフルエンザで直接又は間接的な死因で18,414人もの人が死亡していたのだ、という計算になります。ところが他方でこの例年なら季節性インフルが流行していたのと同時期である2021年の第③波における新型コロナによる直接+間接死亡で亡くなった人の人数は、下段の第③波のA欄、すなわち10,114人であろうと推計されているのですから、これは、季節性インフルエンザによる死亡リスクの方が、第③波における新型コロナの死亡リスクより18,414÷10,114≒1.8倍も高い、ということに他なりません。一般に、ウイルスというのは、変異すればするほど感染力は高まるかわりに弱毒化すると言われていますが、この統計的な分析結果によれば、新型コロナは、既に第③波の段階で、季節性インフルよりも危険の低い「ただの風邪」になってしまっていた、ということを意味するわけですね。もちろん新型コロナも発生当初は、やれウイルスが肺がやられて呼吸困難になったときの「息苦しさ」を感じるセンサーを破壊するので重篤化するまで自覚症状が無くてある日突然バタッと倒れて窒息死するとか、コロナの症状が治っても嗅覚がマヒするなどの後遺症が残るとか、怖い話がいろいろあって、そんな感染症に対処した経験も無い政府としては、その時は非常事態に近い対応を取ったのもやむを得ないところもあったかもしれませんが、ウイルスが何度も変異を繰り返して弱毒化するに従って、季節性インフルよりも弱毒化した時点で非常事態のような対応をするのは止めるべきだったのです。しかしながら、まあ感染症に対する科学的対応よりも、コロナ利権とかNWOの命令といった、「政治」の方が「科学」を抑え込んでしまった、ということなんでしょうね。そんなことは、ここ放知技の常連のような目覚めている人たちにとっては最初から自明な話だったと思われるんですが、この第③波における統計分析によっても、このことは支持される、というお話でした。 次回以降は、単なる死亡者数の統計だけでなく、死因にまで踏み込んだ分析の話に移りたいと思います。ここの読者はいわゆるワ〇チ〇副反応による死亡がどうなっているかに一番関心があるとは思いますが、実はこれ、他の死因の話に比べて非常にわかりにくい、かなり深掘りしないと見えてこない要素が大きいので一番最後に回し、もったいぶっているようで恐縮ですが、それより目立って分かり易い「自殺の増加」の問題と、「老衰の増加」の問題から見ていきたいと思います。                              (続く)


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