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「こっそり米傀儡から「脱落」して足抜け」する日本(田中宇) [日本の独立]

田中宇氏の会員版EU自滅の行方」の結び、《G7は、日本の脱落によってロシア敵視機関として機能しなくなったと指摘されている。日本政府は、ロシアとの天然ガス開発の2つの合弁事業でうち、すでに継続を決めたサハリン2だけでなく、サハリン1もロシアと協調して継続していくことを先日決めた。これが日本の「脱落」だ。日本政府はEUと異なり、国民生活と経済の維持を優先し、米国主導のロシア敵視に乗らずに静かに無視・離脱し、サハリンから天然ガスを輸入し続けることにした。日本が離脱したら、ロシアはサハリン1と2の利権を中国に転売し、二度と日本に戻ってこなくなる。それはまさに日本の自滅だ。日本政府は一見、対米従属のように見えて、実はこっそり米傀儡から「脱落」して足抜けし、現実的な非米化の路線を静かに進んでいる。間抜けなドイツはロシアだけでなく中国をも敵視してきたが、日本は対照的に、今後の多極型のアジア覇権を握る中国やロシアとの協調関係を維持している。日本は、国際政治の技能が低いように見えて、実はこっそりかなり高い。》

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サハリン1権益維持へ 経産省、企業に出資継続を要請

経済産業省はロシアの資源開発事業「サハリン1」の運営を担う新会社に参画する方針を固め、日本国内の企業と調整に入った。ロシアでの権益維持は原油の安定的な確保に欠かせないとの判断が背景にある。

(以下略)


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